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2010.09.19

「耳新しい」言葉たち

 岡山で親と会話する機会が多くなるにつれて、おや、その言葉は という新語(私にとっては新語。でも実際は旧語)を耳にすることも増えた。そんな言葉たちを紹介。

目甲斐性(めがいしょう)がない
「私は目甲斐性がないから」という言い方で。要するに、人の顔を見つけられない、覚えてない、といった認知能力の欠如を表しますです。こう言ったのは母親なんだけど、全くもう、私に遺伝しておりまする。
 だいたいここをご覧の知人の皆さまには、どこかで会った時に必ず私を見つけて貰ってますよね。自分が動いてる時には100パーセント、すれ違ったりする人の顔を見てないんだ。動体視力のせいかと思ってたけど、そればかりじゃない気がする。もはや完璧に諦めの境地。・・・なので、「また見えてないな。焦点が定まってないゾ」と思ってくださいな。

ぎょうせん
 水飴のこと。辞書をひいたら、「凝煎」関西・九州地方などで水飴、とあった。以前、ここにもアップした「附子」を母の病室に持って行った時の会話から。この時は、狂言の話題(出雲大社での万作十八選に一緒に行ったので)や、水飴の思い出などを。
 で、「林原(インターフェロンなどで有名)は、元々ぎょうせんやだったんだけど、商売が上手であんなに大きくなった」と言うから、えっ?ぎょうせんとはなんぞや。
 林原美術館なんて岡山城のすぐそばにあるし、もともとそういう池田家ゆかりのおうちなのかと思ってたんだなー。実際は、商才に長けていて旧池田家の土地を随分買いーの、事業を拡大しーの、だったみたいね。

欲どおしい
「待ち遠しい」の変形風の使い方。「それはあんまり欲どおしいじゃないか」みたいに。義兄が言ってた言葉をキャッチしただけなので、どれくらい一般的なのか不明。でも、ちょっとおもしろかった。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 「耳ざわりがよい」というのは誤用で、みみざわり=耳障り、は全く逆な意味なんだけど、もはや「耳ざわりがよい」は溢れてますね。それじゃあ、タイトルにした「耳新しい」も間違いなのかと思ったら(ホラ、「目新しい」「耳慣れない」はあるけど)、ちゃんと辞書に載ってましたっ。 

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日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

おお!
耳ざわりは、耳触りではなかったんですね!!
一つ賢くなりました。これまで何度も誤用してきた気がします…
そういえば新入社員だった頃「口ざわりが…」と言って、ベテランの秘書から「口当たり、もしくは舌触り」と直されたことがありました。今まで一度も思い出さなかったってことは、反省してないってことか(爆)

投稿: 猫並 | 2010.09.20 08:45

猫並さま
いや~、「耳ざわり」。もともとは誤用でも、もう定着しちゃった、という言葉の仲間に入ってますね。最近の辞書には、項目が立ってました。(ただし、一応グダグダ説明してあったけど)
ところで附子、母がたいそう喜んでました。時々、低血糖になるので甘い物を舐めるのは欠かせないんです。どうもありがとう! ちなみに辞書的の見出し的には「附子」=「ぶし」なんですねー。

投稿: きびだんご | 2010.09.20 19:42

日本語っていいですねえ。とくに方言というか、その地方独特の表現って大好きです。方言で話している年配の方たちを見ると、言葉がわからなくてもなんか癒されるし、若い子たちなんか可愛いと思うんですよ。
ところで、私もまったく目甲斐性がありません。初対面の方はなるべく特徴を見つけて覚えるようにはしているのですが、これがなかなか 知り合いでも気づかぬことしばしば。目甲斐性のある方が羨ましいです。

投稿: SwingingFujisan | 2010.09.20 20:38

SwingingFujisanさま
方言で話しているのを聞くと、なんだか「違う時間」が流れているようで、癒やされる気がしますよね。それと地方出身者の私は、「ふるさとの訛りなつかし停車場の」じゃないけど、雑踏の中などで岡山あたりの言葉を聞くと、耳がピピピっとなります

しかーしSwingingFujisanさまも目甲斐性ナシの仲間でしたか! これって先天的?それとも・・・? 私なんて今回の帰省中に、近所のおじさんがお見舞いを言ってくださったんだけど、誰かわからず、恥をしのんで「どなたでしたっけ」と聞いちゃいました。あははーでは済まされない事態になってます(涙)。

投稿: きびだんご | 2010.09.20 22:09

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