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2010年10月

2010.10.31

MODEはオトナに観てもらいたい。・・・

10月29日(金) 「かもめ」 19:00~ 於・あうるすぽっと

MODE公演 原作/アントン・チェーホフ 構成・演出/松本修 出演/大崎由利子(アルカージナ)、中田春介(トレープレフ)、小嶋尚樹(ソーリン)、山田美佳(ニーナ)、藤井びん(シャムラーエフ)、斎藤歩(トリゴーリン)、松本修(ドールン)ほか

 タイトルにしたのは、チラシにあった言葉。続けて「MODEはコドモには観てもらいたくない」。もちろん、精神的なオトナコドモ、でありましょう。 

 とりあえず、MODE松本修は見たいと思っていて、そして今回「かもめ」と来れば、それはもう行きますとも!だった。あうるすぽっと、というのが、ちょっと難ではあるけれど、「あうるすぽっとチェーホフフェスティバル2010」の一環で上演されたのだから、文句を言う筋合いはございませんです←でも、アンケートに会場のことを尋ねる項目がけっこうあって、ついつい「エレベーター/階段のことを想像しただけで、行く気がになる」と、書いちゃった。

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2010.10.30

演舞場・夜の部と、国立劇場

10月23日(土) 「錦秋十月大歌舞伎 夜の部」 16:30~
10月27日(水) 「国立劇場十月歌舞伎」のうち「将軍江戸を去る」 13:45~

 演舞場は「盛綱陣屋」「どんつく」「酒屋」。
 それと国立劇場(千穐楽)のうち、「将軍~」だけなら、出かけたついでに見られるなぁ、と。

・・・というわけで、感想を書けないままに来たので、後日(記憶を辿るとき)のために演目だけを。というか、演舞場について何か書こうとすると、いまだ思い出して、がるるるる~となってしまう。

 歌舞伎座時代も国立劇場でも、真山青果ものはほとんど見に行ってないので(あるいは昼の最初でパスするとか)、「将軍江戸を去る」も初めて。なんか評判よさそうなのと、吉右衛門の慶喜を見たいのと、あとはラストが千住!ということで。

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2010.10.28

芸術の秋

芸術の秋
土曜日の出来事いらい、気絶しておりましたが、そろそろ復活。
気がつけば秋の美術展のチケットがたまってる。
買ったのは一枚もない、ってのはご愛嬌で。

正倉院展はほぼ行くことにして、ホテルをチェックしたりしたんだけど、まあいいかー。夫は仕事のついでに行くらしい。相変わらず別行動なんである。

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2010.10.24

いままでで一番不幸な観劇!

 演舞場・夜の部を、やっと見に行きましたが、いまだかつてない散々な目に遭いましたです。なので舞台の感想ではなくて、まずはその顛末を。
 事件は「盛綱陣屋」の1階客席で起こったのだけれど、3階Bの私にも…ええ、お客さんは漏れなく影響を受けたのよー。

 最初のうち、なんか変な掛け声が1階から聞こえるな、くらいだったの。3階にははっきり何と言ってるかまでは聞こえなかったり。
 でも、花道を引っ込む三津五郎に「日本一」とかけた?とか、「応援してるからね」(チビッコに)とかは聞こえた。やっぱ変!大衆演劇のノリってこういうの?なんて思ってた。オバサンの声だったから。

 が、決定的に耳を疑ったのは「幸四郎、日本一!」でしたねー。仁左衛門に。

 途中、静かになったので、注意されたか何かかと、油断してたら…小四郎が腹を切った後の肝心な場面がめちゃくちゃに。
 (また「幸四郎、日本一!」の後、喧嘩してるような声だったので、我慢できずに注意した人と怒鳴り合い?と思ってたんだけど、下がよく見える3階東の人によると、注意されたのに切れて一人で騒いでいたとか)

 あ~あ、と幕間で下に降りたら、その当事者のおばさんが、1階の東(階段下)でぎゃーぎゃー騒いでた。要するに客なのに出されるなんて納得イカン、ということみたい。1万5000円も払ってるんだ、と。
 いい加減にしろよ、と思いつつ、外に出たら、その人も出されて今度は入口そばで騒いでたの。コーヒーを買いに行った店(カフェ・クリエだっけ)にいても聞こえるくらいの声で、ずーっと。居合わせた全員が、言ってはいけないキ○ガイ、という言葉を思い浮かべたでしょう。テロだ、という声も・・・確かにねー。

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2010.10.23

チケット取りをめぐる、あれやこれや

 ☆今日は世田谷パブリックシアター「まちがいの狂言」の、会員先行発売日。私はシェイクスピアつながりの田園調布夫人に頼まれてもいたので、朝から待機して参戦! が、しかし・・・思うような席が取れず、がっかり。一応確保したけど、現金支払い(セブンイレブン発券)なので、明日の「よいやよいや」先行の方がいい席が取れたら、そっちにしようかな。このところ歌舞伎会のチケット購入ものんびりやってるんで、腕がなまってた(苦笑)。

 「まちがいの狂言」に関してはウッカリ!が生じていて、12月22日(水)の貸切公演に行けないのだ。その日は予定があるからダメ!と申し込まないでいたら、その予定は1週間前の15日のことだと発覚。気づいた時には締切日を過ぎていた、というわけで。なんだか、幸先がよくなかったの。

 ☆いっぽう、行ける日(の安いチケット)がなくて、パスしようかと思っていた今月の国立劇場。思い立ってチケットセンターを覗いてみたら、2等チケがある日に「将軍江戸を去る」だけは見られる。ということで、急遽、予定に入れる。パソコンで確保できる席をにらみながら電話をかけた。ネットと、電話/窓口のチケットは完璧に分けてあると学習したからね。電話でも3等はなかったけど、そちらの方が席がよかったので購入決定。2500円、1500円の席がたくさんあるのはありがたい(cf演舞場)。ついでに幕見もできればいいのに。

 ☆先日の能「安宅」はカンフェティで購入したので、大量ポイント(3枚購入)がついてウホホ。そういうのはありがたいんだけど、定価で購入しているチケットがものすごい安い値段で出ると、ガックリきちゃう。(今だと松本修演出の「かもめ」)。同じあうるすぽっとで上演された「櫻の園」よりもさらに地味、だからなー。でもまあ、私が直接買ったのはセンターのいい席だし、応援する意味でも・・・と、自分を納得させるしかないねー。松本演出って、万人にオススメ、というのではないからちょっと困る。私は好きだけど。 

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2010.10.22

じゃじゃ馬の後、すごすご帰る埼京線

10月20日(水) 「じゃじゃ馬馴らし」 13:00~ 於・彩の国さいたま芸術劇場

作/W・シェイクスピア 翻訳/松岡和子 演出/蜷川幸雄 出演/市川亀治郎(キャタリーナ)、筧利夫(ペトルーチオ)、山本裕典(ルーセンショー)、月川悠貴(ビアンカ)、横田栄司(ホーテンショー)ほか

 絶賛の嵐、のようです、「じゃじゃ馬馴らし」。こういうのはキャッキャと楽しむのに限る・・・のに、なんとなく一緒に浮かれられなかったので、うつむいて石を蹴っておりまする(笑)。

 一つには、身から出た錆で、ウキウキと劇場へ向かえなかった、というのもあるでしょうか。←予定を入れすぎ。それでもすべてを忘れさせてくれるものには出会えると思うから、うまく乗れなかった、ということに尽きるな。いや、じゅうぶん面白かったのです!! さすがの亀治郎。ある意味、予測はできた部分もあるけど、そんな思惑(?)を軽く吹きとばしちゃうくらい、達者です! うーん、そういう才能に対する嫉妬か?

 もしかしたら、筧利夫の発するエネルギーとうまく合わせられなかったのかな。あるいは、楽しんだのに、周りの盛り上がりに沈んじゃった、ということかも。

 などなど下らない分析をしても始まらない。これからゆっくり、思い出し笑いをすることにしよう。

 おじ(い)さん発見器の私は、5、6列前に小田島先生?という後ろ姿(後頭部)をチェック。たぶんそうだと思われますが、御年80くらいなのになんてパワフルなんでしょう。与野本町が遠いなんて、言ってる場合じゃないよね。松岡和子さんもお見えになってたけど、翌日は朝カルの講座のはずだから、連日、ということに。

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2010.10.21

SWAは何年ぶりかしら

10月19日(火) 「SWAクリエイティブツアー 古典アフター」 19:00~ 於・本多劇場

解説(SWA落語研究会) 白鳥・かわうそ島の花嫁さん喬太郎・本当は怖い松竹梅--仲入り--解説(同前) 彦いち・厩大火事昇太・本当は怖い愛宕山

 今やチケットがなかなか取れないSWAですが・・・またもや喬太郎ファンから回ってきた。それがまあ、最前列の中央付近! 取った人もこんな席を望んではいなかったらしいけど、ローソンのロッピーで、「これを手放したらもうチケットは取れないかもしれない」と思って、えーい、と買ったそうです。至近距離だけれど、意外と高座が高くて、ま、善し悪しはありますわね。

 SWAの4人のメンバーの中では、彦いち、昇太は最近ほとんど聞いていなかった。そしてネタ出しされていた今回の噺は、すべて初めて聞くもの。

 開演して幕が上がると。高座の上に卓袱台があって、昇太、喬太郎がマイクを持って座っている。着物じゃなくてキチンとした格好(昇太はネクタイも)。「こんばんは。SWA落語研究会です」。昇太が司会のアナウンサーで、喬太郎が解説者・落語家の小原さん(本名)。この設定は、先日の圓生トリビュートで見たばっかりだよん。ま、さすがにSWAの方が、なりきって、面白くやってたけどね。ここで昇太が何と名乗ったかは忘れたけど、城持ちの武将の名前だったと思う。仲入り後は、長宗我部元親。

 今回の会の趣旨として、有名な古典落語の「その後」を作る、ということで、解説コーナーで元の噺のあらましを説明。もちろん二人で笑わせながら、なんだけど、あくまで大まじめな表情というか、司会者と解説者を演じてた。

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2010.10.19

「カエサル」の前後

10月18日(月) 「カエサル」 13:30~ 於・日生劇場

 いつもだとあまり見るようなタイプのお芝居じゃないんだけど、歌舞伎の舞台ではない幸四郎を見たい気持ちがむくむくと(笑)。共演者もなかなか魅力的だし、それに、12月の歌舞伎公演にそなえて、B席からの見え方をチェックしておきたい気持ちもあった。

 そんなこんなで、2階席の最後列、ただしほんとにセンター、という席を確保してみた。値段のわりに楽しめたとは思うけど、ここから菊ちゃんを見るか? いやもっと前でしょう、などとも思う。B席の最前列はどこかなー(3000円は魅力的)。B席に限らず、SでもAでもオススメの席があったら教えてね。

 ざっと感想モドキを書くくらいの余裕しかないんだけど、ほんとに幸四郎って朗々と台詞を言うのね。聞き惚れちゃう。ーマとか、ここなどという単語も耳に残る。・・・んだけど、ほほーっと台詞を聞いてて中身が頭に届かないきらいがあった。でも、やっぱり存在感はすごいなぁ。今後もいろいろ見たくなる。

 あと渡辺いっけい(キケロ)と高橋恵子(セルヴィーリア)が、すごくよかった。もちろん、瑳川哲朗、勝部演之も(もう少し出番があればよかったのに)。

 これは栗山民也演出。「情熱大陸」の中では(「ロックンロール」の稽古の時)、「わからなくていい」と彼は言ってたんだけど、やはりそれは劇場やお芝居による、ってことよね。ま、この時代のことは説明されなきゃ、でもあるし。

 チラシに「リーダー不在の現代日本におくる、激動と波乱の歴史大作」とある。今の日本、日本人に送る、という部分が前面に出るところが、私の好みじゃないかもな(「イリアス」を思い浮かべるのだが)。

 終演後、日比公園の方向へ歩き出したら、向こうから、魔法使いのおばあさん、みたいな人が来るのが目にはいった(全身じゃなくて上半身くらいしか見えなかった)。それは・・・実は小澤征爾氏なのでしたワ。杖をついてらしたけど、お元気そうでした。終演後の楽屋に用がおありだったのかしら。というわけで、いつもながら劇場周辺では「おじさん発見器」なのでした。

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2010.10.18

本も着飾る秋

本も着飾る秋
書店のカバーは断ることも多いけど、それでもついつい増えてしまうカバーたち。
和紙カバー(葉っぱ)と、銘仙布(ひょうたん)はどちらも頂き物。もう一つは、この前の納屋橋饅頭の包装紙。これ、横の長さがちょうどピッタリだったのよー。

ところで葉っぱのカバーが掛かってたのは、井上ひさし「黙阿彌オペラ」。行方不明になってたのは、ここに隠れてたんだ!
持ち歩く以外は、やっぱりカバーを剥がしておかないと。

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2010.10.17

有名アナウンサーによる、安宅・勧進帳の解説

10月17日(日) 「能を知る会 東京公演」 13:00~ 於・国立能楽堂

解説「歌舞伎と能 『勧進帳』と『安宅』」スペシャルゲスト 狂言「川上」野村万作、石田幸雄 一調「百萬」観世喜之、観世元伯--休憩--能「安宅 勧進帳 滝流」中森貫太(武蔵坊弁慶)、森常好(冨樫某)、中川優奈(源義経)ほか 大鼓・佃良勝、小鼓・観世新九郎、笛・寺井宏明

 岡山行きがナシになって、そうだ諦めてたこの会に行ける!と。そう思って調べたら、指定席チケットも安く買えたのでラッキーだった(+カンフェティの大量ポイント付き)。指定席は正面のみで、脇と中は自由席。かなり右とはいえ6列だったし、申し訳ないくらい。

 さて、解説があることはわかってたんだけど、NHKの伝統芸能番組でお馴染みのアナウンサー、とサイトなどには書いてあった。名前はナシ・・・だけど、やっぱりあの方よね、と思っていた通り、葛西聖司氏なのでした。名前を出しちゃいけない何かがあるの? 会の主催者、中森さんの挨拶のあと、おや、葛西氏はふつうに客席に座ってらしたのね(正面6列の中央通路そば)。そこから立ち上がって、前に進んでお話が始まった。さすがに、親しみやすくフムフムとよくわかる。これについては別項を立てる・・・かも。

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2010.10.16

TBS情熱大陸・栗山民也

 10月10日・放映。録画をやっと見ることができた。いやはや売れっ子の演出家、なんであるよ。密着4ヶ月間で、画面に出てきた芝居が4本。メインはただいま上演中の「カエサル」だけど、ほかに「黙阿彌オペラ」「ロックンロール」「イリアス」。うわぁ、どれも見てるよ、私(「カエサル」はまもなく)。

 黙阿彌は演出がどうのというより、井上ひさし作品だから、ということで。お別れの会で、弔辞を読む栗山さん。そういえば岩波新書「演出家の仕事」でも若かりし日、演出助手をした時、井上さんの台本が上がってこなかった時のエピソードが印象的だったっけ(というか、正直そこしか覚えていないかも)。

「イリアス」は役者との交流という部分で紹介されていて、稽古後の飲み会シーン(なんかちょっと微妙だ・・・)。

 おもしろかったのは「ロックンロール」の顔合わせ&本読みの時。武田真治さんが自分の台詞の「コミュニスト」という言葉にに対して、「いま自分が持ってる『わからなさ』を観客も共有するとして・・・共産主義者じゃダメなのか」と聞いたら、もちろん即座に「ダメ」。そして、今は芝居でもなんでもわかりやすくなっている、と、わかりやすさにNOと言う。三分の一くらいはわからなくていいのだと。たぶん、そのわからない三分の一を、観客が見ていく中で、見た後で、埋めていくんだと思う。
 そして具体的に一つのシーン(相手を拒絶する)が、演出によってどう変えられたかが映像で示される。

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2010.10.15

急に暇ができた日の落語→映画:映画篇

キャタピラー」 18:30~ 於・パルコ調布キネマ

製作・監督/若松孝二 出演/寺島しのぶ、大西信満、河原さぶ、篠原勝之ほか

 音羽会から前売り券が届いていたのに、なかなか見に行けず・・・調布でも上映が始まったのを幸いに(前売り券、使用可だし)、今ごろやっと見てきた。自慢じゃないけどヘタレを自覚してるから、ちょっと(いや、かなり)腰が引けてたの。

 駅前パルコ内の映画館は、レイトにしては入ってる方。年輩のご夫婦や女同士というのが多いかな。若い人は一人派のよう(ということで私も若い方に仲間入り)。予告編が始まるまで、この映画のテーマ曲「死んだ女の子」が流れてた。*予告編は「ゲゲゲの女房」

 ・・・というわけで、構えてたんだけど、すごくよかった(おもしろかったとは表現しにくい)。さすが、しのぶちゃんがベルリン映画祭で最優秀女優賞を取っただけのことはある。なんかねぇ、「シゲ子」の気持ちに同化しながら見てしまった。と同時に、彼女がよく、日本だとすぐに「脱いだ」とかそういうことばかり言われる、と嘆いている(もの申している)気持ちがわかった。まさに、必然、だからこそ、なんだなあと。
 戦争の映画といっても、描かれるのは「銃後」の生活。単語としては知っていたけど、その時代に「日常」を生きた人たちのことを思う。

 それにしても、しのぶちゃんって実際にはとても華奢で綺麗なのに、映画では戦時中の農村の女の顔になってる、というのが凄い。夫役の大西くんがどこまでも今風の顔だったのと好対照←それはそれで不思議な魅力があったけど。

 この映画、来月には下高井戸シネマでも上映される(11月14日には若松監督のトークショーあり)。もう1回見てもいいぞ、とか思っちゃう。さらに、見る前は誰かと一緒に見るなんてとてもダメと思ってたけど、いや夫婦で行ってもいい、と思うくらいでありました。

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2010.10.14

急に暇ができた日の落語→映画:落語篇

10月13日(水) 「六代目・三遊亭圓生トリビュートの会 昼の部」 15:00~ 於・紀伊國屋ホール

三遊亭兼好八九升、トーク(市馬・白鳥)、「掛取万歳圓生市馬--仲入り--トーク(白鳥・兼好)、「淀五郎圓生→「聖橋白鳥

 ほんらいなら岡山に行ってる今日このごろ、うちで暢気にしておりまする(それも本日夕方まで。遊んだ分は仕事で取り戻さないと、と、急ぎ仕事を入れたのよ)。なので、諦めてたこの会にも行くことができた。全然内容を知らずにいたので、圓生の十八番をやるのかな、くらいに思っていたら、映像で圓生を見せて、その噺を途中からリレーする、という趣向!

 開演前に旧知の毎日の記者さんに会う。昼間の会なので入りがよくないとのこと。確かに、月曜まで3連休だったんだから、みんな働いてるよね(汗)。これが喬太郎あたりだと、大学生なんかが来てるかもしれないけど、はい、客席はほぼ中高年でした。

 実は12月13日・14日に、同じ勧進元が市馬・喬太郎の会(忠臣蔵only!)を企画していて、その先行発売があるから買うという重要な使命を帯びていた。いや、私は情報にうとくて喬太郎追っかけさんに頼まれて、はいはーい喬太郎ね、と思って会場に行ったら、あらま市馬師匠との会でしたか、という次第。市馬師匠は「俵星玄蕃」を歌うんだね、きっと

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ややエネルギー切れを反省、夜の部

10月12日(火) 「吉例顔見世 夜の部」 16:15~ 於・御園座

舞妓の花宴(しらびょうし の はなのえん)」時蔵 「伽羅先代萩 御殿 床下」藤十郎(政岡)、段四郎(八汐)、萬次郎(松嶋)、時蔵(沖の井)、田之助(栄御前)ほか/松緑(仁木弾正)、翫雀(男之助) 「身替座禅」菊五郎、亀蔵、松也、右近、翫雀 「弁天娘女男白浪 浜松屋見世先の場 稲瀬川勢揃いの場」菊之助、松緑、亀三郎、梅枝、團蔵ほか

 昼の部が終わって、少しだけ近所を散歩。からくり時計がちょうど開いて(?)いるのを、途中から見た。でも、正時じゃなかったけど、これって終演時刻に合わせてるの?

 まず最初は時蔵さんの長唄舞踊。ほんとに上品さとキッパリした感じが持ち味なんだろうな、と思いつつ。でも、この日は私はなんとなく長唄に気持ちが乗らず(後の「身替座禅」の常磐津、長唄には、ぐいっと引かれたのに)、そのせいもあって、ちょっと長さを感じちゃいましたです・・・。どうもイヤホンガイドが上手に聞けない、というより苦手だけど、踊りの時は欲しくなっちゃうなー。

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やって来ました、御園座・昼の部

10月12日(火) 「吉例顔見世 昼の部」 11:00~ 於・御園座

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通し狂言 旭輝黄金鯱 四幕八場」菊五郎、菊之助、時蔵、松緑、権十郎、彦三郎、田之助ほか 「汐汲」藤十郎、翫雀

 前夜、御園座近くのホテルに泊まって、エネルギーをたくわえた・・・はずだったけど、どうもマクラが変わるとダメなタイプなんで、細切れ睡眠。やや不安を残しつつ御園座に向かった。でも、音羽屋席は6列のほぼ中央だし、そら~ボンヤリしてるわけにはいきませんわよ。

 今年の1月に国立劇場で見たばかりの「金鯱」は、開府400年という名古屋の節目の年にふさわしく、こうして時をおかずに再演されたことはお目出度い。そして初演時の記憶が新しいということは、「あら、ここは前とは違ってる」と、さらに見る楽しみがプラスされるようで。

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2010.10.13

土産物それぞれ

土産物それぞれ
昨日は御園座帰りの私と、中国(北京)帰りの夫が、ともに「ただいま〜」。
正確には私が帰宅したのは、日付かわって13日だったけどねー。

お互いに自分じゃ食べない物を、お土産にしてるのがおかしい。

納屋橋饅頭の包装紙「は」、すごく好きなの。

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2010.10.12

初・伝説の大須演芸場!

初・伝説の大須演芸場!
10月11日(月・祝) 「なごや市馬落語集 下巻」16:00〜 於・大須演芸場

市也・道灌、市楽・粗忽の釘、市馬・目黒のさんま‐‐仲入り‐‐菊之丞・紙入れ(踊り・夕暮れ)、市馬・笠碁

一度は行ってみたかった大須演芸場。何しろ、伝説の志ん朝独演会の会場ですもの。…そして定席だと、客が数人ということもあるという、なんとなくディープな世界。
名古屋駅から御園座のある伏見で乗り換えて1駅、「大須観音」で下車。観音さまをお参りしたのはいいけれど、えーっと、演芸場はどこ?
すぐわかると思ってたのに…。大須観音でお札などを売ってる窓口で「スミマセン、大須演芸場へはどう行ったらいいんでしょう?」丁寧に教えてもらってヤレヤレ。予め調べてたのになあ。

何となく末広亭とか浅草演芸ホールをイメージしてたけど、外見は味もそっけもないのねー。中に入ると末広亭や浅草のような、由緒正しい?寄席という感じ。

2階席もあるけど、1階2列の左端に陣取る。いや〜、出演者全員、出来がすごくよかった。やっぱり場所とか、お客さんの雰囲気がもりたてた部分もあるかと思う。
市楽くんは新しい弟弟子や師匠をネタにしたマクラもなかなか楽しい。やっぱりねー、いつもその場のお客さんを楽しい気分にさせる、というのは、市馬門下の鉄則ということで…。

菊之丞さんは大須への出演は初めてとのことだけど、持ち味を十分生かした「紙入れ」。ファンが増えたのではないかしら。踊りもサマになってるし、いい雰囲気でした!

そして市馬師匠。目黒のさんまの、無垢というか無邪気な殿様と、笠碁の二人の老人。やっぱり心やさしき人を描いたらぴか一ではないかしら。
特に笠碁! 激しい雨の日の、仲がいいのに喧嘩してる二人の様子が目に浮かぶよう。同年配がみんな死んじゃってもう二人しかいないんだ、と呟くくだりではウルッと来ましたわ。
先代小さんのように、ずーっと持ちネタとして大事に育ててほしいな。10年後、20年後、また違った味わいになってると思うもの。その時、私は……ひいーっ。

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2010.10.11

こんなPRも

こんなPRも
時々ランチに行く、半蔵門駅そばの麹町カフェ。
入口近くのラックに、いろんな映画やギャラリーなどのPR葉書が入ってるんだけど、ふとこんなのが目についた。

左が新国立劇場のバレエ、ペンギン・カフェのもの。右は東大寺大仏展@東博。やっぱりこういうデザインだと、目を引くから、手に取るわねー。
大仏展はこれを持って行けば100円引きですと。

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2010.10.10

とあるチラシから

とあるチラシから
金曜日に貰った、ある落語会のチラシ。興味ないから、すぐ資源ゴミに。
……おや、柳家喬太郎の「柳」の字に訂正の痕が。
シールは剥がしたい(笑)。いや裏から見ればわかるし、そうするまでもなく林家となってたんだろう、とは想像できる。

この間違いを発見した人は驚いたでしょう……。同情を禁じ得ないね。
一枚一枚、キチンと「林」の上に「柳」を貼っていく。チラシには写真があって、そこにもわざわざ名前が入ってるから、1枚につき2か所。いったい何枚作業したんだろうか。

名前を間違えるのは数あるミスの中でも大ポカだからねー。よく新聞でも訂正を見るけど。
でも、実験、落語家の名前は大変。私もよく知らない人だと、はて亭号は何か、わかんないしね。
が、よく知ってると、かえってダメなこともある。例えば喬太郎は柳家、とわかりすぎてて、林も柳に見えちゃう。

というわけで、ミスをあげつらった訳では決してない。そして、このブログでいろいろ間違えてても、それはまあご愛嬌ってことでヨロシク!

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2010.10.09

市馬・喬太郎は最強の組み合わせだね

10月8日(金) 「市馬・喬太郎 ふたりのビックショー」 18:45~ 於・なかのゼロ 小ホール

市江・たいこ腹、寒空はだか(真空ギター漫談)、市馬付き馬--休憩--音曲茶番転宅」(市馬、はだか、恩田えり)、喬太郎宮戸川(通し)

 大阪でのビッグショーは年2回で定着してるけど、遅れて始まった(?)東京バージョン、ビックショーは年1回。今年は練馬ではなく中野にて。どうしても練馬と思っちゃう、間違って行きそうだな・・・と思ったら、手帳にはっきり「ねりま・ビッグショー」と書いてるのを発見した。この手帳を毎日見てるから、頭の中が修正できなかったのか。

 まず登場した市江くん、「たいこ腹」ってちょっと意外な感じ。もっとひとつひとつの場面がオーバーでもいいと思うけど、彼の持ち味はそうではないのか? 細かいところで時に気になる←金貨を2、3枚、盃洗に入れる時に「パラパラパラパラパラ~」って、入れすぎじゃないの?とか(笑)。ま、小姑的ツッコミですな。

 はだかちゃんは、いつもの通り、というかパワーアップ。空席をさして「練馬に行っちゃった人がこっちへ向かってる」なんて、みんなの(私の)気持ちを代弁してくれたみたい。「東京タワーの歌」につづいて、スカイツリーの歌も披露。

 市馬師匠は、まず前座の市助くんがはだかちゃんの時にスタンドマイクを出し忘れたことについて、ひとくさり。それは・・・自分の時にはスタンドマイクが出てないじゃないか、ということで。さすが歌手協会の会員(笑)。

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2010.10.08

これも一つの貧乏性か

来週初め。
まず名古屋にて落語を聞き、(飲み会を経て)1泊。御園座・昼の部の後、岡山へ。17日に岡山から帰ってくる時、名古屋に途中下車して、御園座・夜の部、そのまま帰京。
これが当初予定だったけど、岡山行きがなくなってしまった。両親が、小さい病院の2人部屋に一緒に短期入院→退院を繰り返すというパターンが定着したので。そんな毎月帰って来なくても、というわけ。
私としては「ついで」のお楽しみがあるわけで(どっちがついでなのか!?)、全然かまわないんだけどねー。

というわけで、17日の御園座チケは名古屋の友人に引き取ってもらい、私は昼夜見て帰京とあいなりました。

そうすると、仕事の休みは取ってるし、いきなり5日ばかり何も予定のない日ができちゃった。
このさい、普段できない家事のあれこれを……一応思ってはいるけど、そこはそれ、私のことだから、すでにソッコー予定を入れたりしてる。
結局、家にいたくない、ってことかいな。

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2010.10.07

笑いすぎの脳味噌、復活できず

10月6日(水) 「30周年興行《秋》 鋼鉄番長」 18:00~ 於・サンシャイン劇場

作・演出/いのうえひでのり 出演/橋本じゅん、坂井真紀、池田成志、高田聖子、粟根まこと、田辺誠一、古田新太ほか

 えーーっと、思い出しただけで吹き出しちゃうようなシーンの数々で、未だに(24時間たっても)頭が正常に戻ってません。ひたすらばかばかしく、橋本&古田はアホカッコよく、ちょっとノスタルジックなところもある(=若い人にはワカンナイでしょ)、秋の劇団☆新感線なのでした。橋本じゅんも古田新太もスマートになってた? 古田はメイク効果かなぁ。

 サンシャイン劇場の新感線は、やっぱりねー、コマ劇場とか赤坂ACTシアターとは違って、やりたい放題って気がする。ああ、こういうのを「ネタもの」と言うんでしたっけね。とにかく徹底してるんで気持ちいい。

 何を書いても、ネタばれになりそうなので、まだ始まったばかりだし・・・自粛。坂井真紀にはビックリした。田辺誠一はアイドルの役なんだけど(持ち歌は「ブルージーンズ・ぶるーす」)、密会写真を撮られたりしての騒動のさなか、「内野くんだってそれで迷惑してるんだ」みたいな台詞があったりして。まぁ、そんなこんなの大騒ぎ。

 私の隣は大学生カップル、という感じだったけど(男の子が大爆笑してた)、年齢層は様々。私くらいの年齢の一人客も珍しくないし。さすが30年。記念のパンフレットは2冊組で3000円! もちろん買ってないけどね。
 6時開演は劇場の都合もあるのかなぁ。普通に勤めてたら、なかなか平日には行けないと思う。あと、池袋駅との往復に閉口しちゃって、帰りは東池袋から1駅、地下鉄に乗ってしまった。

 ・・・とまぁ、ほぼ分裂しているような私の日常(観劇)生活ですが、何かを突き詰めたり極めたりするのとは無縁に、分裂に徹底しようと思うのでした。

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2010.10.06

「千尋の谷」を実感する・・・

10月5日(火) 「錦秋十月第歌舞伎 昼の部」 11:00~ 於・新橋演舞場

頼朝の死」梅玉、魁春、錦之助、孝太郎、左團次ほか 「連獅子」三津五郎、巳之助、門之助、秀調 「加賀鳶 本郷木戸前勢揃いより赤門捕物まで」團十郎(天神町梅吉/道玄)、福助(お兼)、三津五郎(春木町巳之助)、仁左衛門(日蔭町松蔵)ほか

 歌舞伎はなんだか久しぶり、の気がするんですけど・・・(実際は先月12日に見てる)。演舞場になってから、意識して早く家を出るようにしてるので、今日も銀河プラザに寄る程度の時間はあった。席は3階1列44、つまりカーブのところ。いつぞや43だった時、ここに巨漢の方が座ってたけど、足元がさぞ窮屈だったでしょう。

 「頼朝の死」は真山青果だなぁ、というのを実感。正直、朝イチ(というか昼イチですが)は、あんまり心理描写の方へいかない時代物をサラッと見たいかも。とはいえ、梅玉さんはじめ皆さんさすがで、うむむむと引き込まれておりましたワ。

 「「連獅子」は歴代(7世~9世)三津五郎の追善狂言で、演舞場の1階で写真も見てきた。そして何より三津五郎・巳之助だから、楽しみだったのよー。

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2010.10.05

戸田恵子の歌をタップリ

10月4日(月) 「今の私をカバンにつめて」 19:00~ 於・青山円形劇場

脚本・作詞/グレッチェン・クライヤー 音楽/ナンシー・フォード 翻訳・上演台本/三谷幸喜 演出/G2 出演/戸田恵子、入絵加奈子、麻生かほ里、植木豪、石黒賢 演奏/松宮幹彦、江草啓太、千葉一樹、野呂尚史

 当初全然、予定に入れてなかったんだけど・・・(戸田恵子は主役じゃない時の方が好きかな、と思ってるし)、なんか来年に向けて「三谷」気分が高まってるところへ、生協の案内に出てたもんで、つい。おかげで、10月早々、日替わりで傾向の違う舞台を見続けることになってしまった。でも! おもしろかったからいいんだ

 これ、円形劇場という会場がよかった。設定が、戸田恵子演じる歌手ヘザーが、ナイトクラブで今夜、客に見せる新しいショーを、先にマネージャーに見せる、というもの。ステージと、ナイトクラブのテーブル(4つ)があって、それをぐるり取り巻く観客席も、もはやそのナイトクラブのよう。じっさいに、我々お客への開演前のアナウンスが始まると、キャストが順に通路から入ってきて、それこそ、スタッフが集まってきてる、という感じ。

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2010.10.03

東西落語界で「喬」は人気?

10月2日(土) 「第9回 東西笑いの喬演」 18:00~ 於・国立演芸場

桂三金・奥野君の選挙、笑福亭三喬・転宅、喬太郎・野ざらし--仲入り--喬太郎・いし、三喬・次の御用日

 この土日は家でノンビリ・・・のつもりが、急遽、客席に代打出場。ええ、喬太郎さんの落語会に苦労せずに行けるなら喜んで(しかも6列センターブロック!) この会の勧進元は私も大阪で会ったことがある人のよう。いや、そんなに落語追っかけじゃないんだけどな(汗)。

 国立演芸場に着いたら、1階(エレベーターそば)にはすでに本日の演題が張り出されていて、あらネタ出しなんだ、と。まぁ、この時は喬太郎さんのネタをチェックしただけ。上方の噺家さん2人は、全く初めてなので、演目を見るもなにも、というところ。

 桂三金さんは、体重が115キロと言ってたかな。マクラからして太った人の自虐ネタ。んで、本名が「奥野」さんだそうで、そんな太った人が選挙に出た時の「選挙演説」の噺なのでした。あー、笑ったなぁと思うけど、もう忘れた。ただ、扇子と手ぬぐいしか高座で使えないけど、演説の時のたくさんのマイクをやりたくて・・・と、扇子が何本も仕込んでありましたワ。たしかに雰囲気出てる!

 そうそう、三金さんの噺が終わって高座返しに出てきた前座が、こはるちゃん。なんか体重は彼の1/3、質量1/6、という感じだったなぁ。

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2010.10.02

今日のアド街と、調布の旨いもん

10月2日(土)

 急遽、6時からの落語会に参戦。それはまた明日書くとして、仲入り前の噺の途中で「しまった、アド街を録画予約するのを忘れてた」なんで思い出したのかといえば、その時、喋ってたのが柳家喬太郎で、本日の「出没 アド街ック天国」の深大寺に関係あるから・・・かも。じっさい、テレビでも彼プロデュースの蕎麦屋と「時そば」を演じてる映像が出てたし。←仲入り時に自宅にメールして、無事に録画を頼むことができたのよー。

 テレビはさすがに馴染みのある所が多くて、地元民は楽しめましたワ。ま、あんまり知られたくない「曼珠苑」という喫茶店が出てたのは複雑だったけど・・・。

 テレビには関係ない話だけど、たまたま昼間、調布でケーキを買うならここでしょ、の「スリジェ」という店に行ってた(駅の近く)。それがなんと、長らく住んでいながら初めてで。私がほとんど甘い物を食べないから、というのが大きいかな。「食べたことない」と言うと、いつもすごく驚かれてたんだよね。やっと機会がめぐってきました。私はロールケーキを・・・さっき食べたけど、うん、アッサリめで美味しかった。

 というわけで、昼も夜も、地元探訪的な一日だったのでした。

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2010.10.01

声が伝わる、記憶が呼び覚まされる

9月30日(木) 「わたしからあなたへ ものがたり図絵~平安~」 18:30~ 於・東京建物八重洲ホール

枕草子 抄」清少納言 原文/橋本治 桃尻語訳 「田辺聖子の今昔物語より 『唐櫃の僧』『生霊の女』」--休憩--ハープと共に 「中勘助「鳥の物語より 『鵜の話』」 朗読/渡部玲子 ハープ/田中淳子

 知人の朗読の会に行った。今まで誘われてもなかなか独演会には行けなかったのだが、今回はちょっとだけ仕事を早じまいして。会場は八重洲中央口からすぐだったので(迷うこともなく)無事に到着。こぢんまりとした素敵なホール! 公演じたいは昼夜2回なのでした。

 今回のテーマは「平安」とのことで、雨の夜、しばし古代世界にタイムトリップ。「枕草子」は、春は曙、にくきものなど全5段を、原文と桃尻語訳を交互に。これは桃尻語訳がおもしろかったなー。選んだ段にもよるのかもしれないけど、清少納言はしばしば「いらいらするっ」と言ってるのね。

 その後、少し長めのお話2編。どちらも物語の世界に引き込まれた。ちょっと滑稽味もある「唐櫃の僧」と、怪談っぽい「生霊の女」。後者はついつい「陰陽師」を思い浮かべてしまった。

 休憩の後は、「鵜の話」。全く知らなかったけど、これって、あの能の「海士(海人)」に材を取ってる。だから、場所は讃州志度の浦、藤原不比等と房前などが登場する(ゆえに平安時代ではないんだが)。ただし、タイトルにもあるように、鵜が見た話として。ハープの音色も優しくて(しかし時に緊張感をもって)、気がつけば1時間近くが過ぎていたのであった。

 朗読は今まで大きな会場でも聞いたことがあって、それはそれで楽しんだけど、マイクを通さずに生の声で聞くことのよさも、すごく感じた。それはちゃんとした朗読技術があってのことでもあるが。なんだか、遠い遠い世界に旅して、記憶が掘り起こされていくような不思議な感覚を味わったのだった。

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御器齧りの文化史(-_-;)

10月1日という、ある意味「新しい日」の日記にこれほどふさわしくないテーマもないんだけど、思いついた時に書かなくっちゃー。

 御器齧り(ごきかぶり)=ゴキブリ、という表記はこの「ザ・万歩計」から。

 このエッセイ集の第4章は「御器齧り戦記」というタイトル。別にエンエン、ゴキブリとの戦いを書いてるわけじゃないけど、その忌避ぶりがすごく印象に残っている。あえて言えば、「アナタ、ゴキブリから見たらゴジラくらい大きいと思うけど、そんなに怖いの?」という感じ。

 たまたま同じころに見たお芝居「エネミイ」@新国立劇場でも、ゴキブリ相手に家族4人+元成田闘争戦士2人が大騒ぎ。私はどうもこういうシーンに違和感があるんだなぁ。・・・で、作者の蓬莱竜太も若いから、そういう年代なのか?と、ゴキブリで2人を結びつけちゃってたのだ。そしてそのまま、意識の底に沈めてた。

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