« やって来ました、御園座・昼の部 | トップページ | 急に暇ができた日の落語→映画:落語篇 »

2010.10.14

ややエネルギー切れを反省、夜の部

10月12日(火) 「吉例顔見世 夜の部」 16:15~ 於・御園座

舞妓の花宴(しらびょうし の はなのえん)」時蔵 「伽羅先代萩 御殿 床下」藤十郎(政岡)、段四郎(八汐)、萬次郎(松嶋)、時蔵(沖の井)、田之助(栄御前)ほか/松緑(仁木弾正)、翫雀(男之助) 「身替座禅」菊五郎、亀蔵、松也、右近、翫雀 「弁天娘女男白浪 浜松屋見世先の場 稲瀬川勢揃いの場」菊之助、松緑、亀三郎、梅枝、團蔵ほか

 昼の部が終わって、少しだけ近所を散歩。からくり時計がちょうど開いて(?)いるのを、途中から見た。でも、正時じゃなかったけど、これって終演時刻に合わせてるの?

 まず最初は時蔵さんの長唄舞踊。ほんとに上品さとキッパリした感じが持ち味なんだろうな、と思いつつ。でも、この日は私はなんとなく長唄に気持ちが乗らず(後の「身替座禅」の常磐津、長唄には、ぐいっと引かれたのに)、そのせいもあって、ちょっと長さを感じちゃいましたです・・・。どうもイヤホンガイドが上手に聞けない、というより苦手だけど、踊りの時は欲しくなっちゃうなー。

「伽羅先代萩」は、前回見た時、あの柱のところで決まるのがやたら印象に残ったんでした。そう、藤十郎の政岡はけっこう好きなのー。それに田之助・栄御前!(うれしい)、段四郎・八汐ってのもね。だってガチッと力まず普通に憎たらしいんだもん、八汐(笑)。でも、昼の部を一緒に見た若者(男子)が、「(藤十郎)前は気にならなかったんですが、口の筋肉がゆるんでるんですか、しゅしゅしゅっと抜けるような音が気になる」なんて言うもんだから、よけいそれを意識しちゃったじゃない と人のせいにする。でも、そうは言いつつ、やっぱりよかった。
「床下」は2人とも初役。・・・どちらもある意味、間が持たないような。やっぱり「あれだけ」なのにすごい役なんだなぁと思った。松緑くんは昼の部、甚内としてやはり花道で見せる、あの軽やかな動きがあるもんで、余計に。でも、もちろんこれから!なんだから、次を見る時のためにも記憶に留めたいと思う。

 ところでこの先代萩をかなり力を入れて見てしまい、その後「身替座禅」であははーと楽しんだら、その辺りで私の観劇体力・危険信号がピコピコし始めちゃった。もちろん最後まで、充分楽しくしっかり見たんだけど、それでも! もうちょっと瑞々しい気分(笑)で見たかったな、と。

 「身替座禅」は、おかめな翫雀奥方が・・・キモカワイくて楽しかったなー。こういう化粧と、ご本人のコロッとした感じと愛嬌なんかが綯い交ぜになって、菊五郎・殿といいコンビネーション! 亀蔵・太郎冠者も弱気なところ(相手は頼うだお方、ですもんねぇ)がピタッときてたように思う。最後の這い回ってのおっかけっこも、ちょうどいいバランスだったのでは。こういう加減が好きだな。そうそう常磐津も素敵でした。

 というわけで、ほんらいもっとウキウキするはずの弁天小僧で、「やっぱり昼夜通しにしなきゃよかった。どうせ泊まってたんだし」と、やや反省。ま、この5人の顔ぶれは、博多座でも見たなぁというのもあったかな(記憶はある。だけど鮮明じゃない、という部分で)。

 急遽、お願いした「夜の部」は7列23あたり。私のすぐ後ろと、通路を挟んだ右側の2カ所で、けっこうお喋りの声が大きくて(それが後になるにつれてひどくなる)、時々視線を送ったりしたけど気が散ったかなー。稲瀬川勢揃いで梅枝くんを時蔵さんの弟よね、とかさぁ。時蔵さんが若くみられてるってことだけども。

 そうそう、昼食は朝ご飯をゆっくりたっぷり食べたもんで、あまり入らず、地下でお蕎麦。次回用に「50円引き券」を貰った。次回っていつ?

|

« やって来ました、御園座・昼の部 | トップページ | 急に暇ができた日の落語→映画:落語篇 »

演劇」カテゴリの記事

コメント

昼夜通し、本当にお疲れさまでした。
私は幕見+夜だけだったのに、同じく観劇体力・危険信号がピコピコでした。
先代萩で首がガクンってなる位、派手に寝てしまいました(藤十郎さんごめんなさい)
でも、その甲斐あって(?)、菊ちゃんの弁天では元気回復。
弁天小僧を演じさせたら菊ちゃんの右に出る者なし!と心の中でガッツポーズ(菊パパに比べたらまだまだ・・というご意見もあるでしょうが)
正体がバレてからの菊ちゃんの小気味良さ!
うっとり夢心地の気分で御園座を後にしたのでした。

投稿: 尚花 | 2010.10.14 20:30

これより前に藤十郎の政岡を観たのは松竹座でしたっけ?南座かな。あの時、何気に目に入ってしまった栄御前のへんな動きが強烈だったせいで、今回はあの瞬間に政岡も八汐も見ずに栄御前に注目し続けてましたよー
もう、今後ずっとそうかも。
でも、その甲斐あって?今回の栄御前は納得できる動きでした(笑)地位が高くて首謀者に近いのに早合点でお間抜けな栄御前。こういうのが仲間にいると負けるのよね…と、私の中でどんどん地位向上している栄御前なのです…

お!私も夜は地下でおそばでした!!軽くしたいと思って…なのに!
せっかく名古屋だからと、おそばときしめんの合い盛りを頼んだのですが…てんこ盛りでびっくり。おそばだけで砂場の盛りより多かったですもん。やっぱりおそばは江戸に限ると思い直しちゃいました。

投稿: 猫並 | 2010.10.14 22:58

尚花さま
そっか、尚花さんも危険信号がピコピコしましたか。
でも、そこでちゃんと(笑)対応できたからエライ。
私なんかほんとムダにエネルギーを使ったなぁと思いますもん。とならないまでも、もうちょっと見方もあったな。
・・・と、いくら思っても、もう一回見るわけにもいかない。

菊ちゃんね なんだかんだ言っても、最初の振袖姿の出から、正体が現れて後の名乗り、キセルくるくるetc.が一番、画として記憶にに残ってるかも。・・・稲瀬川で力尽きてたのか

次にどこかへ遠征するときには(そしてどうせ泊まるなら)、もうちょっと冷静に計画しますワ。

投稿: きびだんご | 2010.10.15 00:58

猫並さま
そっか、前にこの政岡を見たのは松竹座!
とにかく、ささっと鶴千代を部屋に入れて・・・という政岡の動きに目を奪われて、栄御前は、アラ?というくらいだった気がします。今回はちゃんと意識に入ってて、スーッという感じで自然に思えました。
あー、でも「竹の間」が見たいな。

地下をちょっとうろついたんですけど、今ひとつ、決め手がなくてねー。きしめんなんてあったのか、です。実は、ざるとろろももてあましちゃった私です。

投稿: きびだんご | 2010.10.15 01:25

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« やって来ました、御園座・昼の部 | トップページ | 急に暇ができた日の落語→映画:落語篇 »