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2010.10.21

SWAは何年ぶりかしら

10月19日(火) 「SWAクリエイティブツアー 古典アフター」 19:00~ 於・本多劇場

解説(SWA落語研究会) 白鳥・かわうそ島の花嫁さん喬太郎・本当は怖い松竹梅--仲入り--解説(同前) 彦いち・厩大火事昇太・本当は怖い愛宕山

 今やチケットがなかなか取れないSWAですが・・・またもや喬太郎ファンから回ってきた。それがまあ、最前列の中央付近! 取った人もこんな席を望んではいなかったらしいけど、ローソンのロッピーで、「これを手放したらもうチケットは取れないかもしれない」と思って、えーい、と買ったそうです。至近距離だけれど、意外と高座が高くて、ま、善し悪しはありますわね。

 SWAの4人のメンバーの中では、彦いち、昇太は最近ほとんど聞いていなかった。そしてネタ出しされていた今回の噺は、すべて初めて聞くもの。

 開演して幕が上がると。高座の上に卓袱台があって、昇太、喬太郎がマイクを持って座っている。着物じゃなくてキチンとした格好(昇太はネクタイも)。「こんばんは。SWA落語研究会です」。昇太が司会のアナウンサーで、喬太郎が解説者・落語家の小原さん(本名)。この設定は、先日の圓生トリビュートで見たばっかりだよん。ま、さすがにSWAの方が、なりきって、面白くやってたけどね。ここで昇太が何と名乗ったかは忘れたけど、城持ちの武将の名前だったと思う。仲入り後は、長宗我部元親。

 今回の会の趣旨として、有名な古典落語の「その後」を作る、ということで、解説コーナーで元の噺のあらましを説明。もちろん二人で笑わせながら、なんだけど、あくまで大まじめな表情というか、司会者と解説者を演じてた。

 白鳥・かわうそ島の花嫁さんは、「大工調べ」から。ただし、他の人は「その後」を作ってるのに、やっぱり理解できない(笑)白鳥さんは、別の設定に置き換えただけ。新潟のかわうそ島の漁師と、ロシア人のママのいる店で、借金のカタに取られるのは船でして・・・。

 喬太郎さんは、おめでたい「松竹梅」でちゃんと「長者になーられた」が言えなかった梅さんが引き起こした大事件。始まりは、3人に謡を教えてくれたご隠居さんと、松さん竹さんの会話から。ドラマチックな展開に、なぜか一瞬「崇徳院」ネタが入ったりして。そしてあっと驚く終盤。ひとひねりは予測できたんだけど、そう終わるとは思わなかった。うーん、おそるべし。

 ここまでの2人は全くマクラを振らなかったんだけど、彦いちさんは、噺にも関係ある(いざというときの了見の問題?)と、白鳥さんと出かけたミクロネシアでの危機一髪を。そして噺は、「厩火事」で瀬戸物をお崎さんが割った翌朝の亭主の様子から。お崎さんに入れ知恵したお店の主人(元の噺もそうだっけ)が、ま、逆の立場になるわけですね~。

 昇太さんは、「愛宕山」で一八が崖下から這い上がって来たシーンから。しか~し、小判は崖下に置いたままだから、もう1回取りにおりるのよ。そしたら・・・あの旦那はやっぱり恐ろしい人だったのねぇ。昇太さんらしく明るくちょっとマンガチックなところもあって、面白かった。

 細部はもはやよく覚えてないけど(こればっかり)、4人が4人とも、ほんとに持ち味を生かした楽しい会で、いや満足満足。SWAの活動は年内はこれで終わり、来年2月ごろにまた何かするみたい。たまにはこんなふうに、新作ばかりをまとめて聞くのもいいものだなぁと思ったのでした。

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