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2010.10.14

急に暇ができた日の落語→映画:落語篇

10月13日(水) 「六代目・三遊亭圓生トリビュートの会 昼の部」 15:00~ 於・紀伊國屋ホール

三遊亭兼好八九升、トーク(市馬・白鳥)、「掛取万歳圓生市馬--仲入り--トーク(白鳥・兼好)、「淀五郎圓生→「聖橋白鳥

 ほんらいなら岡山に行ってる今日このごろ、うちで暢気にしておりまする(それも本日夕方まで。遊んだ分は仕事で取り戻さないと、と、急ぎ仕事を入れたのよ)。なので、諦めてたこの会にも行くことができた。全然内容を知らずにいたので、圓生の十八番をやるのかな、くらいに思っていたら、映像で圓生を見せて、その噺を途中からリレーする、という趣向!

 開演前に旧知の毎日の記者さんに会う。昼間の会なので入りがよくないとのこと。確かに、月曜まで3連休だったんだから、みんな働いてるよね(汗)。これが喬太郎あたりだと、大学生なんかが来てるかもしれないけど、はい、客席はほぼ中高年でした。

 実は12月13日・14日に、同じ勧進元が市馬・喬太郎の会(忠臣蔵only!)を企画していて、その先行発売があるから買うという重要な使命を帯びていた。いや、私は情報にうとくて喬太郎追っかけさんに頼まれて、はいはーい喬太郎ね、と思って会場に行ったら、あらま市馬師匠との会でしたか、という次第。市馬師匠は「俵星玄蕃」を歌うんだね、きっと

 見たいと思っていた兼好師匠に会えたのが、すごい収穫だった。見た目もスッキリしてるし噺もうまいし、要チェック! 先代圓楽→好楽→兼好、だから、この会に出演するのも当然か。この一門(圓生の流れ)は、入門するとまず「八九升」を教わるという。今は高座にかける人は多くないみたい。私は一度聞いたことがあるんじゃないかなー。

 いったん幕がおりて・・・再び上がるとそこには卓袱台があって市馬&白鳥がマイクを持って座っている。TBSの落語研究会をまねてるんだけど、白鳥さんは見たことがないと言ってたっけ?(だいたい、ものを知らないのがウリみたいだけど)。ここでは一応、白鳥さんが進行役。大丈夫?じゃないか。ま、いつもの感じです。そしてまた幕

 大きなスクリーンに圓生「掛取万歳」がたぶんマクラをカットしたところから映される。狂歌好き、喧嘩好き、義太夫好きの掛け取り。トークでも言ってたけど、義太夫はもうこれぞ圓生、らしい(小さい頃に義太夫で高座に上がってたんだって)。今はとても・・・三味線も太棹を用意しないといけないし。そういう「得意なもの」ということで市馬師匠は昭和歌謡を入れてんのね。映像の圓生を引き継いで、芝居、三橋のダンナの歌、そして最後に三河万歳。いつもなら歌でオシマイだけど、そこは「掛取万歳」のリレーだからね。でも、久しぶりに万歳が聞けてよかった。あの調子が軽やかでいいんだわ。

 仲入りの後、再びのトークで今度は兼好さんが進行役。白鳥さんは歌舞伎を見たことがないそうで、それで「淀五郎」ってぇぇ? ま、エッセンスだけを頂きました、ということで(そうかなぁ・笑)、登場人物など固有名詞はすべてフィクションだからねー、というエクスキューズをあえて入れて、まずは圓生「淀五郎」。これ、いきなり判官切腹の、由良之助が花道から動かないという芝居場面から。一言あればよかったのに、一瞬とまどちゃったワ。
 淀五郎が中村仲蔵にいとまごいに行き、芸を教わる、というところまでが圓生。そこから一気に現代の池袋、売れない噺家の白鳥ワールドに。確かに、すごい設定でした。

 圓生の映像を見てると、口調じたいがゆっくりで、間も取ってるんだなぁと。最近、私が聞く落語とは、ちょっとテンポが違う・・・ような気がする。いや、こんな風に少しゆったりめでも(たぶんうまい人だからこそ)いいんだなぁ、などと思う。小三治師匠などはそんな感じだっけ。

 おもしろい企画で楽しんだけど、3000円はちょっと高いか、というところ。歌舞伎で遠征したりするくせに、落語会の値段にはシビアなわたくし。

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コメント

羨ましい!!行きたかったけど、仕事師(?)にはとても無理な時間。今はただ円窓ではなく圓丈か鳳楽が7代目となるのを祈るばかり。圓丈が7代目となると、白鳥が8代目。。。ん?

投稿: クヮケトリ | 2010.10.15 20:24

仕事師クヮケトリさま
そう、まっとうなお人は、こんな時間に紀伊國屋ホールで笑ってませんよ。っていうと語弊があるか。
圓生の映像、かなりおもしろかったです。CD(スタジオ録音)を聞いてると、ウヒヒという笑い方とか好きじゃなかったんだけど。
トークでも円丈vs.鳳楽なんかがネタになってましたが。歌舞伎と違って名跡を継ぐ意義が、いまひとつよくわかりません。シャレでいけばいいのに。

投稿: きびだんご | 2010.10.15 23:11

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