« 浅草で落語を聞くのは格別だね | トップページ | 20周年「ラヴ・レターズ」 »

2010.12.11

贅沢な舞台を楽しむ・・・だけど題は「黴菌」

12月10日(金) 「黴菌」 19:00~ 於・シアターコクーン

作・演出/ケラリーノ・サンドロヴィッチ 音楽/斎藤ネコ 美術/伊藤雅子 衣裳/小峰リリー 出演/北村一樹、仲村トオル、ともさかりえ、岡田義徳、犬山イヌコ、みのすけ、小松和重、池谷のぶえ、長谷川博己、緒川たまき、山崎一、高橋恵子、生瀬勝久

 コクーンシート左の16から。17、18は使用していないので特に気楽に身を乗り出せる。これ、文化村のオンラインで買ったんだけど、最初また間違えて翌11日のマチネをクリック、購入してたの(右の16番を)。決済した途端に気づいて、あわてて金曜を取って、今度は左にしてみたという、懲りないバカ。幸い、土曜チケは友人が引き取ってくれたので、よかった~。

 シアターガイドの上演時間情報を見たら、3時間25分とあって、うひゃひゃ~。早めに仕事が終わったから、文化村のカフェでゆっくりすればいいや、と思って行ったら、あらら待ってる人もいるじゃないの。仕方なく、東急のレストラン街の永坂更科へ。長丁場にそなえて、掻き揚げを付けましたワ。(以下、多少ネタばれあり)

 さて、お芝居はというと・・・。いやはや贅沢なキャストだったなぁ、というのが一番かな。ストレートな人あり、変化球あり、曲者あり。私の中では、上の方で粒が揃いすぎてて(レベルが高くて)、かえって印象が散漫になるような感じすら。

 ケラさんの「昭和三部作・第二弾」とのことで、前回の「東京月光魔曲」も見てるけど(もはやあまり記憶にないものの)、段違いによかった気がするなぁ。ストーリー的には、なんか伏線を張れるだけ張ってますか?みたいなのも感じたけど(そしてそれがすべてうまく収束してるとは言えないと思う)、いやいや、丸く収まる、納得することよりも、そんなトゲトゲが残る魅力ってのもあるんだなぁと。このトゲの加減で、面白くもなるし、つまんなくもなるのかもしれない。

 見た目では、緒川たまきさんの洋服(特に色合い)が素敵で! それと、高橋恵子さんの着物ね。全4幕で、そのたびに違うお着物でしたっけ。女性陣もみな魅力的だけど、やっぱり緒川さんはいいな。

 岡田義徳くんは、また「こういう役」ですか、という感じ。すっごく合うから当然なんだろうけど、ほんと全然違う彼も見たい。ああ、長谷川博己くんも、王子さまイメージで。
 そして仲村トオルさん! いやはや・・・。最初から最後まで、このキャラで通すとは思わず、絶対なにかどんでん返しがあるはずだ、とか、つい思ってしまったんだわ。

 しかし何よりも、ラストの生瀬-北村-(山崎)のシーンは圧巻。北村くんは顔も声も存在感あるけど、細やかな人なんだなぁ。ふーっ(←思い出してる)。

 舞台は昭和20年の3月から12月で、「昭和三部作」といっても、それほど時代背景などに忠実ではない。ただ、そんな雰囲気があった、という「イメージの世界」を作り上げていて、それが役者さんたちの好演で生きてたなぁと思う。

 音楽が斎藤ネコさんというのは、後で、キャスト/スタッフの書いてある紙で知った(公演パンフは買ってないので)。そうか、それで気になったのか・・・好きなんですワ。

|

« 浅草で落語を聞くのは格別だね | トップページ | 20周年「ラヴ・レターズ」 »

演劇」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 浅草で落語を聞くのは格別だね | トップページ | 20周年「ラヴ・レターズ」 »