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2011年3月

2011.03.31

静人くん、君はどうしているだろう

 わりと最近、遅まきながらこの直木賞受賞作をじっくり読む機会があった。主人公の坂築静人は、見知らぬ誰かの死(新聞などで報じられたものが多い)を、悼む旅を続けている。その人が確かにこの世に存在したことを忘れぬために。その彼の旅の軌跡と、並行して、エログロ記事が得意な週刊誌記者、そして末期ガンの静人の母親・・・3人の物語が進行する。

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映画で見る文楽

文楽 冥途の飛脚」 16:30~の回 於・東京都写真美術館ホール 4月1日まで(4月1日には各回終了後、監督のアフタートークあり)

製作・監督・編集/マーティ・グロス 1979年

淡路町の段」織大夫(現・綱大夫→源大夫)・燕三(5世) 「封印切の段」越路大夫・清治 「新口村の段 ~『恋飛脚大和往来』より」文字大夫(現・住大夫)・錦糸(4世)//玉男(忠兵衛)、簑助(梅川)、2世勘十郎(八右衛門/孫右衛門)、文雀(妙閑)

 日本で劇場公開されないままだった作品(アメリカ・カナダ・フランスなどで上映)のデジタル・リマスター版が初めて日本で上映された。おお、行かなければ!と思いつつも、やっぱりギリギリになってしまう。 

 しかも・・・なんだか、うまくスクリーンの世界に入り込めず、正直惨敗でございます。「淡路町の段」で、わ~綱大夫さん、若い!つやつや、と思った出だしはよかたんだけど、えっ、こんなにスピード感のある語りなんだっけ、と、まずそこについていけず、人形遣いの方々もついご本人の顔を見ちゃうし。邪念ありすぎ(笑)。「新口村の段」では、越路大夫さんの声を聞いてるうちにzzzとなっちゃうし(泣)。住大夫さんが一番、今のイメージと変わらなかったなぁ。って、こんな感想じゃダメじゃん。「新口村」の忠兵衛・梅川の美しさは堪能したけども。とほほ。

 恵比寿って滅多に行かない。何年ぶりかしら。ガーデンプレイスに通じる「動く歩道」ももちろん停止していて、その分だけ通路がせまい。電気がなければほんと邪魔モノなのよねー。なんのありがたみも感じずに、それらを作り、使いしてきた・・・身の回りにそんなのがたくさんあるんだろうな、なんて思ったりしたのだった。

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2011.03.30

「南へ」の2回目は

 本日、3月30日はもともと NODA MAP 「南へ」マチネに行くはずでした・・・が、震災後、ややヘタレ状態だった時に、知人に譲ってしまいましたです。1回目に見た時がNZ地震の直後で、うわわわ、と思ってしまったこともあり、とても平静ではいられない、と・・・。

 震災後の野田さんの行動を知るにつけ、いややはり自分で劇場に行くべきじゃないのか、と(譲っちゃったくせに)迷ったりもしたのだけれど、でもまあ、1回見たしね。それに譲った相手が、見るアテもないけど本を買って戯曲は読んだ、という若者だったことも大きい。なら、キミが今、これを見てどう受け止め何を考えるのか、教えてほしい、という気持ちもあった。

 内容については未だにどう捉えていいのかわからない部分もあって・・・。ただ、過去の野田さんのお芝居に比べると、いろんなものがボンヤリとしか受け止められなかったかも。そこまで入れますか、みたいな脚本のこともあるし、主演の2人のインパクトという点もある。
 野田さんが「現実」に突き動かされているのか、あるいは、もっともっと尖り続けることをやめられないのか? などと、的はずれかもしれない余計なことすら思ってしまう。

 ところで「アエラ」の今週号を、先日読んだ。そう、「突然ですが、最終回です。」から始まる文章。できるだけ冷静に書こうとしれるけど、抑えきれない思いがある。その最初は、あの表紙を見た時の「えっ」という思い、なのよね・・・。
 そんなアエラに、お約束の「東大(受験)」ネタがあるのが、これまたおかしくて。いやはや、何が起こっても東大ネタは不滅ですわ@アエラ。

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2011.03.29

蝋燭のあかりで「解体新書」

3月28日(月) 「MANNSAI◎解体新書 その捨八」 19:00~ 於・世田谷パブリックシアター

「大地」 ~恩寵と重力の知覚(パーセプション)~
企画・出演/野村萬斎、出演/首藤康之

 この「解体新書」シリーズは、たまーに1階席が当たることもあるけど、たいてい3階だなぁ・・・と思いつつ。でも、踊りの時の体の動きなどがよく見えるから、悪くはないかな。

 ところで、世田谷パブリックシアターの主催公演としては、震災後初、なのだとか。だから、開演前にものすごーく丁寧に注意事項(大きな揺れがきた場合の)がアナウンスされた。それを聞いてて不安になるくらいにね。そして、萬斎さんがまず蝋燭を持って舞台に登場された。四角い舞台の上に、キャンドルサービスよろしく結局7本くらいの蝋燭がともされたかな。「蝋燭能」などでお馴染みではあるのね。
 で、ひとしきり震災関連のことを。彼は震災時、パリにいたそうで、そこでの募金方法をまねて、終演後、大きなシーツを広げてその中に募金する(並ばなくていい)のでよろしく、とのこと。

 また、この公演を行うかどうかについて議論したそうで、劇場を開けるというのはイデオロギー的なこと(「文化の灯を消さない」というような)ではなくて、まさに「生きている証」なのである、演じる側も、見る側も・・・などなど。ええ、それまでの様々な展開を踏まえてらっしゃいますわね。

 蝋燭は途中で消されたけど(煤がすごいんですって)、でも節電!

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「国民の映画」と「日本人のへそ」

3月26日(土) 「国民の映画」 19:00~ 於・パルコ劇場
3月27日(日) 「日本人のへそ」 13:30~ 於・シアターコクーン

 どうもこんな巡り合わせになってしまって・・・。2作とも、上演時間はほぼ3時間。「国民の映画」が、60分+休憩+105分(おおよそ)なのに対して、「日本人のへそ」はまさにその逆でした。片や1941年のベルリン、片や昭和30年代前半の日本(東北、そして東京)。

 ・・・と、一緒くたに書く必然性は皆無なんだけど。
 「国民の映画」については、私の周りの多くの人が、まだこれからご覧になるのだと思うので、すっごく書きづらい。しばらく頭の中で熟成させておきます。「コンフィダント 絆」以来、久々に(かな?)、見た!!という満足度高し、とだけ。

 「日本人のへそ」は、実質的に井上ひさしのデビュー作だとのこと。猥雑でエネルギッシュで、笑えて、でも人間の悲しみなんかが透けて見えて・・・。

 実は震災後に見たからこそ、不意打ちをくらったかのように、涙が止まらなかったシーンがある。もともと東北の貧しい村から、集団就職で上京した少女の転変が核で、「村から人がいなくなる」という歌が歌われる時、頭の中には、津波が破壊し尽くした光景しか浮かばない。そして、上京の際に乗った列車が止まる駅が、一つずつリズムよく語られるとき、そこに確かに生きていた多くの人のことを思ってまた涙・・・。

 というわけで、いつものように楽しむのには少し時間がかかった。一人で何役もこなす俳優さんたち、歌の楽しさ、第2幕になってからの、どんでん返しの連続。なんだかね、ここちよく「してやられる」って感じかな。

 そうだ! パルコ劇場では前を行くマスクの男性が篠井英介さんとすぐにわかったのに、シアターコクーンではいかにもの感じで演出家と話していたマスクの女性が、??(たぶん高畑淳子さん)。なぜか篠井さんはすぐわかる(おじさん発見器だからじゃありません・爆)。

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2011.03.28

野田さん、やはり・・・

 先日、「アエラ」」は購読してません、と題して、先週号の表紙(広告)について触れた(3月22日)。コメントをやりとりする中で、野田秀樹の連載「ひつまぶし」の文章に触れて

>文中には「冷静さを欠く報道、安易に恐怖心を煽るだけのその姿勢」を批判してる箇所があるの。それがこの号に載ってる皮肉!! 野田さん、何か言ってよ。

と書いたけれど、やはり野田さんは言ったわけですね! 今週が最終回となったとのこと(スポーツ報知など)。確かに、あの表紙にショックを受けてそれでも「ひつまぶし」だけは読んだ者としては、同意せざるを得ない。

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2011.03.27

円紫さんの世界を落語で

3月26日(土) 「柳家三三で北村薫。」昼の部 13:00~ 於・草月ホール

三三・砂糖合戦(「空飛ぶ馬」より)--仲入り--三三・強情灸、北村薫・柳家三三トーク

 北村薫といえば、噺家・円紫シリーズでしょ。といっても、円紫さんが主人公ではないけれど。私はまだ落語を聞いたことがない時に面白く読んで、その後、落語を少し聞くようになって再読したら、また全然違う読み方ができた記憶がある。最近は、全く書かれてないようだけど、シリーズは5冊くらいあるのかな。

 そんな北村さんの世界を三三さんが! というのは、ちょっと意外な気もした。でも、とにかく楽しみで・・・生憎、昼夜の公演のうち昼しか行けなかったけど(夜は「空飛ぶ馬」上下と「三味線栗毛」)。結果的には、三三さんの実力を、再認識しましたわー。

 会場の草月ホールは初めて。行きやすいし(私でも迷わない)、なかなか見やすかった。

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あぶなーい

「日本人のへそ」千秋楽。14時開演とばかり思ってた。(ちょっと胸騒ぎがして)チケットを見たら、13時30分!! ひぃ〜。
ま、13時開演だったら完璧アウトでしたが、なんとか。
しかーし、日曜昼だからか、乗りたいいつもの特急(10分間隔で運行)がない。綱渡りなんである。


もはや我が家の生活は計画停電とともにあって、夜10時までの時は、全員、停電が終わってから帰宅。
金曜日に帰宅したら、給湯器から水漏れ!?で大騒ぎ。
マンション(水はポンプで汲み上げる)なので、停電と断水はセットなんだけど、漏水は有り得ないでしょう!
マンション管理会社のコールセンターも24時間対応だけど、水回りはINAXの会員なので、そちらに連絡。
翌日、修理にきて貰ったら……壊れてはおらず、停電の影響でオーバーフローしただけのよう。
夜間の停電だと管理人さんがポンプの栓を開け閉めしないから??
そんなこんなで毎日、綱渡り。

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2011.03.26

節電下の落語会は、笑いであったかく!

3月25日(金) 「第10回 北沢落語名人会 柳家小満ん・柳亭市馬二人会」 19:00~ 於・北沢タウンホール

林家しん平・豆や、市馬・七段目、小満ん・夢の酒--仲入り--市馬・山号寺号、二楽(紙切り:卒業式、東海林太朗、花見)、小満ん・長屋の花見

 林家しん平プロデュースのこの会は、市馬・花緑二人会の時に続いて2回目。前の時はイープラスで取った席がぜんぜん良くなかったので、出かけたついでに北沢タウンホールで直接購入! ゆえにもちろん席はよかったのよー。ま、落語だからどこでもいい、といえばそれまでですが(笑)。

 もちろん、節電してるから照明も控えめで、暖房はさらに控えめ。いやぁ、寒いと感じるくらいだから相当でしょう。でもね、噺を聞き始めるとそんなことは忘れるのよ~。

 前回、市馬・花緑、1席ずつだったので、今回もそうかな、と思って出かけると、果たしてプログラムもそうなってた。仲入り前に市馬、後が小満ん。しかーし、最初に登場したしん平さんが、「プログラムを変えます!」と。要は、こんな時期にずしんと重い噺をたっぷりよりも、軽い明るい噺がいいでしょ、と。ご本人は、映画「落語物語」の監督なので、地震翌日の舞台挨拶がなくなったことなどを話しつつ、「前座」として1席。なんだか、ほんとに前座になっちゃったみたいに、噺がよろよろしちゃったのもご愛嬌かな。

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2011.03.24

劇場にいられる幸せを味わう

3月23日(水) 「三月大歌舞伎 夜の部」16:40~

 13日に予定していた友人達との観劇をパスしたので、これが2回目にして最後。というか、震災後の初観劇。1列21番って、ほぼど真ん中の席だったのよー。真正面に染五郎&菊ちゃん  とりあえず私の座ったブロックは、私の左右(なぜに!)だけが空席で、皆さん、「吉原雀」までしっかりご覧でした。

 出先から回ったので、3時半には演舞場斜向かいのカフェに到着。演舞場の見える窓際に座って、外を眺めつつ、開場を待っていた。もうその時間くらいからポツポツお客さんの姿も見えてきて、それだけでなんだか不思議な感慨にとらわれてしまう。
 音羽会の番頭席には、純子おくさまも立ってらして、ついつい「楽しみにしてましたモゴモゴ」などと声をかけたりして、私らしくもないハイテンション それは絶対に1時間も前から、演舞場を眺めていたことと関係してるね。

 さて「浮舟」。あぁいう話(笑)というのがわかっていたから、今度は菊ちゃん&染五郎をしっかり見る、というのをメインに。どうでもいいけど、この2人は顔の大きさのバランスがあまりよくないのよねー。見慣れてないから?

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2011.03.22

「アエラ」は購読してません!

 我が家は、朝日新聞「も」取っているので、新聞で今週号の「アエラ」の広告を目にした途端にギョッとした。大きな文字で「放射能がくる」。それだけで、胸のあたりがぞわぞわ騒いで、見てられない。つまり広告としても(当然雑誌としても)絶対×。少なくとも私には。

 さすがに批判が大きかったようで、編集長が謝罪、なんてのもネットで見たけれど。当たり前だよ。正直言うと、ポストとか現代なら、私もそこまで思わない・・・かもしれない。が、新聞社で出してる雑誌がそれじゃあいけないでしょう。「売れる」ことだけ考えてたとしか思えないなぁ。

 私は広告だけしか見てないけど、ネットで防毒マスクの表紙も見た。いやだ。怒りというよりも、なんか悲しい。いろんな意味で。

 確か、朝日新聞に広告を載せる時には、基準というかNGワードがあったような気もするんだけど(電車内の中吊りにも)、ある意味、重箱の隅をつつくような言葉狩り以前に、自分チを何とかしなさいだわ。今回の広告を載せる際に、何も議論はなかったのかな。

 ずーっと昔、アエラがとても面白くて定期購読(新聞販売店から)をしてた。そのうちつまらなく感じて買うのはやめて、火曜日に会社で読んでるんだけども。うーん。会社も厳しい状況にあるから、色々見直しの際には「アエラ」は第一候補だな。

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2011.03.21

中止公演の払い戻し作業

 20日の正午ごろに、電話がかかってきて、中止になった落語会の払い戻しについての案内があった。ホームページで確認していたので、はいはい知ってますよ、ではあったけれど、そうよねぇ、それ以外には情報がないんだもの。

 私は先行発売の会場で申し込んでいたから、このルートで払い戻しとなる。でも、ほんとにやむを得ずの中止だから、気の毒だなぁ、とも思う(規模の小さい所なの)。会場キャパは大きかったから大変よねぇ。
 もう1件の落語会は、このまま中止か振替公演があるのかまだ未定らしい。

 カンフェティで買った分は、メールで案内が来た。振込先などを書いてチケットと一緒に送る(それは落語会と同じ)。特定記録郵便が指定されてて、その送料は先方負担だそう。・・・のだけれど、何しろチケットを知人に譲ってしまったので、それをとりもどさなくちゃぁね。(そしてポイントをけっこう使っていて、それは戻って来ないのだ。義援金にならないかなー。ムシが良すぎる?)

 国立の分(私は能楽堂だけだな)は、あぜくら会だから先方が返金処理してくれるんだよね。

 こうして見てみると、昔はぴあかイープラスで買ってたけど、今はほとんど買ってないということも、あらためて実感したのでした。

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2011.03.20

他力本願

他力本願
もらったまま長らく放置してた(忘れてた)のが出てきた。
姪が、すぐに携帯の電池切れを起こす私に、お歳暮でくれてたの。のし紙付きのままでした。
その時は、あらま、と思っただけで……。いかに防災意識がないかということだ。

でもほんとに平時に考えておかなければいけないことだったのね。
うれしがってこんな画像をのっけてるみたいで、気が引けるけど、こんなのもある、ということで。

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2011.03.19

仕事の風景

仕事の風景

 自分の部屋は殆ど物置で、洋服ダンスと本棚に挟まれてるんで、さすがに今はダイニングテーブルで仕事。昨日は朝3時半まで頑張って、仕上げた(節電になってない! でも暖房ゼロだから、許されるよねっ)。

 この画像は、夕方に停電があった水曜日のかな。暮れかかるのと競争するように、懐中電灯をスタンド代わりに・・・って、ばからしいから、とっとと切り上げて昼寝しちゃった。
 昨日は、予定では9時20分からで、たまたまかかってきた電話で話していた9時半に、ブチッと電話も切れて停電に突入でした。でも、仕事も無事に返したし(かなり突貫作業)、少し落ち着いてこの週末を過ごします。

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2011.03.13

「炎の人」は全公演中止に

 無名塾の「炎の人」。私は11日のチケットを持っていて(初日だったんだ!)、結局、知り合いに譲ったんだけれど、地震が起きて中止に。その時は、「別の日に振替もできるから行きますか」、との知らせがその知人から来て、「イエイエ、譲ったんだから好きにしてください」、だった。

 でも、結局、仲代さんは、全公演を中止(自粛)する、との決断をされた。その思いは無名塾のホームページに載っている(ココ)。

 実はこの土日月、3日連続で、落語-歌舞伎ー落語の予定だった。とても行けない・・・と思っていたら、落語は土曜のも月曜のも公演中止。
 今日の演舞場の夜の部・・・仲間でワイワイ観劇のはずだったけど、みんなそんな気分になれず、こちらは自主的に中止。被災してるわけでもないのにそんなことじゃいけない、という思いも、どこかにあるんだけど、やっぱり元気が出ないので。いつもは音羽会で購入するのに、今回は別の安いルートだった、というのが、まぁせめてもの救い、かな。

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2011.03.11

亀治郎@岡山

亀治郎@岡山
今朝の地方紙の広告。
いやー、亀治郎さん、こういうこともなさってたのね。
もちろん、お蔦と「保名」だそうです。

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2011.03.10

宿題がたまる一方

昨日、国立劇場で仁左さまを見てきたんだけど、感想を書く余裕なく、ただいま新幹線に乗ってます。一応、筋書は持ってきた…。

しかーし、手持ちの本はもう1冊、ちくま文庫の「太宰治全集3」。これも宿題がらみでして。
BS‐hiで放映した「太宰治短編小説集」だったかの中に、絶賛オススメがあると、DVDを渡されてる。
西川美和による「駈込み訴え」なんだけど、まず原作を読んでから、という指令付き(笑)。
短編だからとっくに読んで、一緒に収められてる「走れメロス」なんかも読んじゃって(教科書以来かな)、で、勢いがついて持参。
DVDも一通りは見た。おお香川照之が出てる! もうすぐ、貸してくれた人に会うので、感想が言えるようにしとかなくちゃな。
DVDには他にも3本ほど入ってて、「カチカチ山」で皆川猿時がタヌキをやってて、笑っちゃった。

でも帰りの新幹線では、実家宛に送られてくるはずの仕事をしてるでしょう。わりと(かなり)タイトなスケジュールなので。
それなのにに、品川駅のホームで受けた電話で、間に入れなくちゃいけない仕事ができてしまった。
商売繁盛はもちろんうれしいけど、ちょっと宿題ふやしすぎ。

あ、計算だけはすませた確定申告も、やっぱりギリギリじゃないと真剣になれず…14日に出すつもり。

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2011.03.09

Bedge Pardon で覚えるしかない

 〈生誕50周年スペシャル〉の三谷幸喜氏。「国民の映画」の上演が始まりましたねー。東京→大阪→横浜と、5月1日まで。

 その後、6月6日から、世田谷パブリックシアターにて、萬斎さん主演の「ベッジ・パードン」が! しかーし、このタイトルが覚えられないというか、誤解しまくり。長らく、ヘッジ・バートンと思っていて、ある時、あれ? バートンじゃない、パードンだ。・・・が、まだ、ベッジの方には気づいてなかった。

 そして、ちゃんと記憶した、はずなんだけども、どっこい、とっさに何だったっけ、間違って覚えてたんだけど、いったい正しいのは何? というわけで、もう横文字で覚えるしかないような気がしてきた。いや、「世田パブ、三谷幸喜、萬斎主演、漱石の話」くらいで、タイトルはなくても通じるでしょうが。

 さっき、パブリックシアターのサイトを見たら、会員先行(抽選予約)に申し込むためには3月11日までに登録する必要がある、と出ていた。公演期間、ほぼ2ヶ月なんだけどなぁ、それ目当てに登録する人もけっこういるかしら。

 あ、「ベッジ・パードン」のパードンの方は覚えられるんだった。なぜかと言えば、うっかり変に変換して「パー丼」になったから

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2011.03.08

お習字のち歌舞伎

3月7日(月) 「三月大歌舞伎 夜の部」 16:40~

「源氏物語 浮舟」吉右衛門(匂宮)、染五郎(薫大将)、菊之助(浮舟)、芝雀(中の君)、魁春(中将)、菊五郎(時方)ほか 「水天宮利生深川 筆屋幸兵衛」幸四郎(船津幸兵衛)、松緑(車引三五郎)、彦三郎(金貸因業金兵衛)ほか 「吉原雀」梅玉、福助

 お習字の日(ほんとは5時まで@六本木)ということはわかってたんだけど、早じまいをして行こう!というわけで、この日に。電車も便利ですもん。だけど、思い通りにいかないのが世の常で、あやうく遅れるところでしたっ。夜の部の開演が10分遅い、というのが、こんなに有り難いとは思わなかった。

 さて、まずは3階から見る「浮舟」。まぁ、この後にかぶりつきで見たりする「予習」がてら、というところかな。あらま、吉右衛門が匂宮ですか、ではあったんだけど、身分ゆえの傲慢さと色好みの感じ(そう嫌味ではない)が、なかなか気に入ったのだった。染五郎は昼に続いて「いい人」(?)で、この匂宮-薫の対照が意外と面白かった。

 菊ちゃん浮舟も、最初の東国から下って来た、物も恐れも知らぬ美しいだけの女の子から、宇治での憂いまで、3階で舞台は遠い分、声の雰囲気の違いがよくわかった。実は、芝雀の役がとてもピッタリだな、と。菊五郎・時方は当然としても、全体の配役がよかったように思う。

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2011.03.07

先週、今週、今月

 先週、今週と、かなりおとなしくしている。ほとんど歌舞伎にしか行かない、という状況なので。その代わり、というか、今週はチケット取りがあるんだなぁ。

 どうも発売日をすぐに忘れちゃって、不戦敗、ということも多い。その上、実家行きの予定がそんなに前からは決められない、ということもあって。今月なんか、完璧に17~19日あたりを勝手に想定して予定をあけてた(お能のみ、中正面の安い席を確保)。そしたら、1週前倒しとなり・・・。こちらも金曜チケが犠牲になるだけですんだけどね。目下、売りに出してる(「炎の人」11日。よかったらおけぴネット〈ココ〉からどうぞ)。

 どうしてこんなにおとなしいかというと・・・その分、下旬が大変なことになっているの。前から、行きたい落語会は月末が多い、と思ってたけど、ほんとにその通り。落語落語お芝居、お芝居落語、って感じよぉ。
 それと、「月末は仕事が休めない」から、実家には行かないことになってるんで、ホイホイ予定を入れやすい。それまで抑えてた分が爆発しちゃう。

 さて今週のチケット取りは、国立能楽堂と演舞場。演舞場はまだ日にちとか等級を決めかねている。ここで贅沢せずと、5月の松竹座で、とか(どうせ実家往復のさい、立ち寄りは決定してるし)。今日、お習字の稽古日なので、4月の予定が出てると思うから、いつ行くかはそれを見てから最終的に決めようっと。

 それもこれも実家でなんとか落ち着いてるから、というだけで、先のことをあれこれ決めてらんない部分もあるけど、ま、その時はその時、売ればいいのだと思えば気が楽。

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2011.03.06

葛の葉と「乳」

Karube ←おっぱいパンもあります お土産にするにははばかられる・・・。

 この前、実家に帰った時、ケアハウスなどを2、3カ所、見て回ったんだけど、その途中で、姉が「ここへ来たんだから“おっぱいパン”を買おう」と、小さなパン屋さんで車を停めた。ナンデスカ、ソレハ・・・。私には全く初耳! しかーし、お店に入ったら、パンはすでに売り切れていて、サブレとクッキーがあるのみ。

 なんでも「おっぱい絵馬」(ビジュアルがすごい)が奉納されている神社の近くだから、だそうですが、いつからそんなのが有名になったのか。秘密のケンミンSHOWなんかでは、とっくに出てるのかなぁ。

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2011.03.05

ずっしりたっぷり、演舞場の昼

3月2日(水) 「三月大歌舞伎 昼の部」 11:00~ 於・新橋演舞場

恩讐の彼方に」松緑(市九郎のちに了海)、染五郎(中川実之助)、菊之助(お弓)、歌六(石工頭岩五郎)ほか 「伽羅先代萩 御殿 床下」魁春(政岡)、梅玉(八汐)、福助(沖の井)、幸四郎(仁木弾正)、芝翫(栄御前)ほか 「御所五郎蔵」菊五郎(御所五郎蔵)、福助(皐月)、菊之助(逢州)、芝雀(甲屋女房お京)、吉右衛門(星影土右衛門)ほか

 初日が水曜だったので、ラッキー!という感じでまずは昼の部へ。1月は国立の復活狂言をメインに見て、2月はルテで「お染の七役」を見たきりだったから、ほんと久しぶりに「しっかり」見たなあと。だって、終演は4時を少し回ってたみたいだもの。いや、その時間の長さ以上に、どれも息が抜けないんですもの。

 まずは、「恩讐の彼方に」。おお菊池寛の作。もちろん原作を読んだことはなくて、チラシをさらっと眺めていただけ。ここでは菊ちゃんが珍しく「悪婆」ってんですか? 強欲な「人でなし」女。つい、役の姿として福助さんあたりをイメージしちゃう(あら失礼!)けど、意外といけるかも、と思ったなぁ。というのは、そもそも情愛あふれるってタイプでないからかな。あははー。

 初めての演目の上に、かぶりつきから見ており、照明がくらいこともあって、ここで力を入れて見過ぎた気がする。後の2つを考えると・・・。

 昨日、図書館の文庫本コーナーに行く用事があって、ちくま文庫の「菊池寛集」をつい手に取った。もちろん「恩讐の彼方に」も入っていて、ぱらりと読み、次回(中日あたり)3階から見るまでに読んでおこうかな、と一瞬思ったけど、とりあえず棚に戻しちゃった

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2011.03.02

まずは「わが心の歌舞伎座」のこと

 先月! 2月28日に東劇で見た映画「わが心の歌舞伎座」について、ちょっとだけ感想を。というのも、今日は演舞場・初日、昼の部を見たのだけれど、「御所五郎蔵」で共演している2人、菊五郎&吉右衛門をが、映画で一番印象に残っていたから。

 映画は幹部俳優が一人ずつ、歌舞伎(座)への思いを語り、また舞台風景なども見られる。大きなスクリーンだから、ほんの一部分とはいえ、迫力があった。きっと、登場順なんかもいろいろあるんだろうな、と想像もするんだけど、とりあえず芝翫に始まり菊五郎で終わる(途中で休憩が入る)。私はなんとなくラストは藤十郎かと思ってたよ。

 吉右衛門は特に熊谷陣屋の、あの花道が!! 短いシーンなのに、それだけで泣いちゃう私って、どんだけ涙腺がイカレてるんだ。菊五郎はもちろん、直侍や弁天小僧で楽しい記憶に心が躍る、というところ。

 閉場式の様子なども少し見られたけど、あれからまだ10ヶ月しか経っていないのに、いろんなことがあったなぁと、つくづく無常を感じますです。

 歌舞伎座の存在はほんとに大きなもので、「さよなら公演」が終わって以来、わくわく度の低下は否めない。でも、そんなことを言っていても始まらないし、この機会にまた新たな気持ちで歌舞伎を見られたらいいな。そして新・歌舞伎座を心待ちにしていよう。あー、でも、まだまだか。

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