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2011.03.26

節電下の落語会は、笑いであったかく!

3月25日(金) 「第10回 北沢落語名人会 柳家小満ん・柳亭市馬二人会」 19:00~ 於・北沢タウンホール

林家しん平・豆や、市馬・七段目、小満ん・夢の酒--仲入り--市馬・山号寺号、二楽(紙切り:卒業式、東海林太朗、花見)、小満ん・長屋の花見

 林家しん平プロデュースのこの会は、市馬・花緑二人会の時に続いて2回目。前の時はイープラスで取った席がぜんぜん良くなかったので、出かけたついでに北沢タウンホールで直接購入! ゆえにもちろん席はよかったのよー。ま、落語だからどこでもいい、といえばそれまでですが(笑)。

 もちろん、節電してるから照明も控えめで、暖房はさらに控えめ。いやぁ、寒いと感じるくらいだから相当でしょう。でもね、噺を聞き始めるとそんなことは忘れるのよ~。

 前回、市馬・花緑、1席ずつだったので、今回もそうかな、と思って出かけると、果たしてプログラムもそうなってた。仲入り前に市馬、後が小満ん。しかーし、最初に登場したしん平さんが、「プログラムを変えます!」と。要は、こんな時期にずしんと重い噺をたっぷりよりも、軽い明るい噺がいいでしょ、と。ご本人は、映画「落語物語」の監督なので、地震翌日の舞台挨拶がなくなったことなどを話しつつ、「前座」として1席。なんだか、ほんとに前座になっちゃったみたいに、噺がよろよろしちゃったのもご愛嬌かな。

 噺家さん二人はどうやら1席ずつのつもりで来てたのではないかな。というのも、着物を着替えなかったので。ま、そのあたりは臨機応変に対応できる方々でしょう(当たり前か)。「七段目」はよく聞くけど、「山号寺号」は久しぶり。他愛なくワッと沸かせられる噺なのね。しかも、「たろうさん、しょう」で、やっぱり歌っちゃいますか!!(野崎詣り~はという歌)

 その「山号寺号」の後に登場した二楽さん。「桃太郎」のハサミ試しのあと、「卒業式」。これがねぇ、下座さんが「ほたるの光」を三味線で弾いたんでビックリ。途中から太鼓なんかで陽気にはなったけども。その後、「東海林太郎」のときには今度は市馬師匠の出囃子「吾妻八景」だったから、これまたおかしい。この日のお三味線は、いったいどなただったのかなぁ。

 さて、小満ん師匠。「なかなか聞く機会がないけど聞きたい師匠」ベスト3に入るな、きっと。いや、寄席にはよく出られてるんだけど(あと南喬師匠も聞きたいゾ)。なんだろう、派手さはないんだけど、引きつけられるんだなぁ。「夢の酒」だと、お嫁さんのおはなの無邪気な可愛らしさが素敵でした。やっぱり噺の世界にぐいっと誘われる感じ。

 2人は、同じ柳家で(小満ん師匠はもともと文楽の弟子だけど)、きっちり古典落語で、でもずいぶんタイプは違う。噺の面白さに至るルートがちょっと違う、とでもいえばいいのかな。そんなことも考えた二人会だった。やっぱり2席ずつ口演してくれたからそう思ったのかもしれず、これからも、2席ずつを期待しようっと(アンケートを出してくればよかった)。

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