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2011.04.14

今月は團菊と相性が悪かった

4月13日(水) 「四月大歌舞伎 昼の部」 11:00~

お江戸みやげ」三津五郎(お辻)、扇雀(文字辰)、孝太郎(お紺)、錦之助(阪東栄紫)、翫雀(おゆう)ほか 「一條大蔵譚 檜垣 奥庭」菊五郎(一條大蔵長成)、時蔵(常盤御前)、菊之助(お京)、團十郎(吉岡鬼次郎)ほか 「封印切」藤十郎(忠兵衛)、扇雀(梅川)、三津五郎(八右衛門)、秀太郎(おえん)、我當(治右衛門)ほか

 8日に夜の部を見て「太十」で沈没したのに続き、今日は3階のコーナー席とはいえ「一條大蔵」で見事に・・・ ダメダメでございます。思い当たる理由といえば、新年度の始まりとともに、起床時間が2時間くらい早くなってるのよね。いや、今までが遅すぎたのではあるけれど。ハッキリ言って「早起き疲れ」。もうそろそろ、夜更かし生活に戻りたい。

 「お江戸みやげ」は川口松太郎作。初見。三津五郎さんなのね、と思っただけで役も何も見ていなかったから、お辻役での登場にビックリ。遠くから見てたこともあって、翫雀さんともども、えっ?だれ、という状態でした。大向こうさんの大和屋ッ、成駒屋ッに、あら。今月は何げに「大和屋月間」という感じで、昼夜、さまざまタイプの違う役を4つ。芸達者ぶりを堪能したのでした。

 ストーリー、配役などもよかったし。扇雀さんなんて、すんごい適役だよね ただ・・・孝太郎さんにはピンクの着物が似合わないかも、などと思ってしまったけど。巳之助くんの明るさもアクセントになってたなー。

 というわけで、すべりだしは上々だったのに・・・。「一條大蔵」は悲惨なことになってしまった。もうねぇ、お京が舞を披露するあたりから意識がありません。とほほ。家橘さんがお風邪を召されたか、声ががらがらしていてお気の毒でした。あ、遠くから見てても時蔵さんの常盤御前は見映えがするなぁ、とも思ったっけ。

 そんな私が「封印切」で復活してるんだから、わからないものだ。といっても前半はやっぱりとぎれとぎれ。八右衛門が登場して、忠兵衛が2階から駆け下りてくるあたりから大復活(笑)。そこからはすっかり引き込まれて見ちゃったよん。こういう時の秀太郎さんも大好き。・・・なんだかんだ言いつつ、藤十郎さんの記憶がしっかり刻まれていくような、気がする。

 さて、過ぎたことは仕方ないので(爆)、来月の團菊に期待しますワ。来月は東京で演舞場のほかに明治座もあるし、文楽もあるし、ストレートプレイもあれこれ(←もちろん歌舞伎も全部行くわけではない)。 でもまずは松竹座からスタート&最大の楽しみ、ってことで。

 そうそう、出かける途中の電車内で、あちこちから携帯の緊急地震速報がひゅんひゅん。「封印切」の時にも鳴ってた、かな? 私の携帯は古いから対応してないんだけど、早く落ち着きたいですわ。

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歌舞伎・文楽」カテゴリの記事

コメント

いや、それ、すごく、判ります。
私も、寝なかったけど、寝なかったから?、はっきり言って大蔵卿が一番楽しめませんでしたもん。飽きたっていうんじゃなくて…うーん、引き込まれる感じが一番低かったような。
お江戸みやげは筋も配役も楽しめて気に入ったし、封印切は、大嫌いなのにも関わらず引き込まれて見てました…ってことはたぶん、藤十郎の至芸なんじゃないでしょうかねぇ。我當さんも良かったし、秀太郎はあの役で党第一ですよね、きっと。
昼夜通して菊五郎をもっとも堪能できるはずの大蔵卿で盛り上がれなかったので…やっぱり1等を夜だけにしたのは正解だったかもしれないと思った次第。ええ、私も、来月に期待しております!

投稿: 猫並 | 2011.04.14 09:33

「封印切」は私も苦手な芝居なのにとてもも面白く見たのは意外な発見でした。
もっともきびだんご様同様ところどころ途切れましたけれどね 
猫並み様のおっしゃるように、藤十郎の至芸、我當、秀太郎とそれぞれ手に入った演技--それがこの芝居をこんなに面白くしているんですねえ。
来月の松竹座、まだ予定を入れていないのですが、そろそろ動くかなあ。でも携帯に警戒音が入るたびに気持ちが挫けるんですよ。今朝も揺れましたしね(警戒音は入らなかったけれど、ここのところ毎朝揺れていますよね)。
ちなみに私も早起き疲れなところ、あります

投稿: SwingingFujisan | 2011.04.14 10:27

猫並さま
>引き込まれる感じが一番低かったような。
ああ、そういうことなんですかね! とにかく近年になく寝ちゃいました・・・。当分、一條大蔵はいいや
逆に期待せずに見てた「封印切」で、(途中からとはいえ)確かに至芸に触れたんでしょうね。八右衛門に挑発されて、金包みの音を聞かせるところのせっぱ詰まった感じとか、すごく遠い席にいるのに伝わってきましたもん。

大阪はもしかしたら2回行ける(岡山行きの途中に寄れる)?なんて思ったりもしましたが、27日が千穐楽だったらな、です。というか、そこまでせずとも(6月コクーンもあるだろ)ですね。

投稿: きびだんご | 2011.04.14 22:45

SwingingFujisanさま
私は花粉症の薬を飲んでるわけでもなく、幕間にワインを飲んだわけでもないのに・・・ でもまあ、そんな日もありますよね。
「封印切」ほんと役者さんの演技の素晴らしさはもとより、なんだろう、上方の空気感のような言葉には表しにくいものの存在を感じました。脈々と続いてきたもの、という風に考えた時、後継に思い至るとちょっと愕然。

松竹座、チケットは5月に入って、直前でも大丈夫じゃないでしょうか。どうしても行きたい、となった時に決心すれば。気分転換に関西へ行く、という考えもありますが。

投稿: きびだんご | 2011.04.14 23:11

お江戸みやげ、とっても気に入りました。
翫雀さん、世話好きで人の良いオバサン役がこんなにハマるとは!
ほのぼのとした人情喜劇で、幕切れにはホロリとさせられて。
巳之助君の純朴な感じもすごく好きでした。

一條大蔵、今回はしっかり観なくちゃと(実は昨夏の巡業では昨日のきびだんごさん状態でした)意気込んでいたせいか、最初から最後まで覚醒してました。
鬼次郎、松緑さんの方が菊ちゃんとのバランスが良いのではと思ってしまいました。
團十郎さん、立派過ぎ(笑)
菊五郎さんも何だか志村けんのバカ殿さまを思い出しちゃって・・(ごめんなさい)

松竹座は潔く諦めました。
その代わりに5月はミュージカル月間になりそうです。

投稿: 尚花 | 2011.04.14 23:30

尚花さま
翫雀さん、ほんといるよね、こういうオバサンって感じ。なんか似合いすぎというくらい似合ってましたよね。三津五郎さんも、つましくケチケチやってて(そのケチぶりも楽しいけど)、ここ、というときにスッパリ! ほれぼれしちゃう。時間がたってからも、いいお芝居だったな、と思います。
問題の一條大蔵ですが、巡業の時は、チケットを頑張って取って、最前列で見た、という勢いからして、今回とは違ってたのかな。それに私も、菊ちゃんと團十郎さんというのは、うーーん、と思ってるうちにだったのですわ。

尚花さんは5月はミュージカルですか!! 名古屋の知人がレミゼを見にくるのは5月だったかな・・・というくらい、情報にも疎い私です。 

投稿: きびだんご | 2011.04.15 00:55

おはようございます。

皆様の勢い(?)におされて、コメントさせていただきます。私も「お江戸みやげ」堪能いたしましたぁっ(^-^)。三津五郎さんはそうとわかっていても登場した際は「ん、誰?」状態でした(^_^;

初めて見る演目でしたが、ストーリーがわかりやすいこともあり、充分に楽しませていただきました。角兵衛獅子兄弟も可愛らしく(お上手!)、萬次郎さんがいいお味で、みなさんぴたっとはまっていましたね。気持ちが明るくなる、いいお話でした。

ただ、今月も亀鶴さんあれだけぇ?ってのが不満でございます。

そして日々刻々、三津五郎丈への愛が深まるのを感じるからつぎでした。

投稿: からつぎ | 2011.04.15 08:07

からつぎさま
うふっ、皆さん歌舞伎ですもんね。でも、私は今後半月以上、舞台を見ることもないのでした
「お江戸みやげ」はわかりやすさや、じーんとくるところ、応援したくなる感じなどなど、ストーリーもいいですよね。揃って適役!というのがさらに!!
萬次郎さんの存在も素敵でした。芝居のシーンはなくてもその雰囲気を伝えてくれる、実はピリリ大事なアクセントだったのね~。

そうでした、亀鶴さんのことを核のを忘れてました。またも朝イチの「これだけ~」状態・・・。でも、くさらずに頑張っていってほしいです。応援しますわ。

投稿: きびだんご | 2011.04.15 11:01

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