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2011.04.08

桜の一日:昼は能楽堂

4月6日(水) 「国立能楽堂 4月定例公演」 13:00~

狂言「八句連歌」万作、萬斎 能「元禄本による 高野物狂シテ片山幽雪、子方伊藤嘉寿、ワキ宝生欣哉、アイ石田幸雄//藤田六郎兵衛、小鼓大倉源次郎、大鼓亀井広忠 ほか

 翌日〆切の仕事を抱えているのに(ゆえに観劇記のアップが遅くなりました)、昼夜、出歩くとはどういうことだ・・・と思いつつ。でも、折角、勢い込んで中正面席を取ったのだし、この顔ぶれだから誰かに譲るわけにはまいりませんワ。自宅周辺も含め、能楽堂までの道を桜チェックなどしつつ歩く。自分の席に着くと、別々にチケットを取ったのにもかかわらず、直接間接の知り合いが3人並ぶ、ということになってる!!

 どうも、(特に狂言は)前に見たことがある、というのを忘れがち。今回の「八句連歌」も見始めてから、いやこれは見てるな、と。資料類をきちんと整理・分類しておけば、そんなことはないのになぁ(でも絶対そんなことはしない)。備忘録たるこの自分の日記を探したら、2年前の3月に、同じく万作・萬斎で見てました←役柄が逆。その時のパンフレットには、たぶん初句~第八句が書いてあるはず。まとめて箱に放り込んでるから出てこないよー。 

 万作家(ござる乃座)のパンフでは、シテは貧者、アドが何某になっていたようだけど、能楽堂のパンフにはシテ何某、アド亭主、となっている。お金を借りたが返せないシテが、言い訳を言いに出かけて、(居留守を使われ)帰り際に、満開の桜を見て発句を詠むところから、両者が詠み継ぐことになって・・・。そこに込められる、「返せないよー」「そりゃ困る、早く返せ」といったやりとりが、あくまで風流の裏に懸けられてるのだ。最後は、まぁ「芸は身を助ける」的結末で、めでたしめでたし、のどかな春よのぉ、というわけ。

 狂言で字幕を見るのは少ないんだけど、これは見ててよかった(記憶がなくても予感はしたのか!?)。それでも、なかなか句の意味が理解できない。なので相変わらず、借金の話なのに風雅なことよ、とかの感想にとどまってしまう。ま、そんなもんですか(居直り)。

 お能はなんだか久しぶりに見る気がするけど・・・。こちらは全く予備知識なく、ただチラシなどでフーンと思ってたのみ。シテ片山幽雪、という名前に惹かれた、というのが正直なところです。なので、おお直面ですか!でした(そういえば、富十郎さんを追ったNHKの番組に登場されてましたっけ) 前シテの衣裳がちょっと不思議というか見慣れなくて、ごめんなさい、全体像としてドラえもんを連想しちゃった私を許して。

 とはいいながら、なんだか不思議な時間を過ごしたなぁ、という感じ。やはり別の世界に連れられったのかな。直面で声がじかに聞こえるから、謡の部分を(わからないなりに)耳で楽しんだ。そうそう地謡がまた素敵だったのよ。(後からパンフを見たら、味方玄、観世喜正といった、なんどか拝見したことのある方々が。全然気がついてなかった)

 子方がとても可愛いけど、何にも言わないなぁ、と思ってたら、最後に、時間空間を突き破るように朗々と。うーん、この子は覚えておこう。ひたすらに、いい時間がすごせたな、と思う。

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コメント

すごかったですよね、子方の声!
え、後ろ向きなのに、この声量?!って、ちょっと感動しました。

狂言は字幕なしでOKと思ってましたが、今回は(私は初めてみました)、国立能楽堂で良かったです。あれ、耳だけでは本来の価値の半分も楽しめなかったですゎ。
あ、もしかしたら、過去には他にも判ったつもりでもったいないことしてる曲があったのかなぁ(爆)

投稿: 猫並 | 2011.04.08 17:56

猫並さま
子方くん、ワキの僧と一緒に出てきたけど、そこにいるだけ?なーんて気になっていたら おおっ、でした。異世界をさまよっていたらガツンときて戻ってきた、みたいな パンフによると、あの子は1999年生まれですって。

今回、最初から字幕をつけてたのは、隣の猫並さんを見て、そうだつけとこうかな、なんて、早い話、まねっこしたおかげです。ありがとうございました。

投稿: きびだんご | 2011.04.08 22:38

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