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2011.04.16

ゆったりのんびり落語の世界

4月15日(金) 「市馬落語集」 19:00~ 於・日本橋教育会館 ホール

市江・手紙無筆、市馬・看板のピン→へっつい幽霊--仲入り--百年目

 今までだと仕事帰りに行ってた金曜日の落語会やお芝居。今月から金曜は会社に行かないことにしたので、家でのんびりして夕食なんぞを作って出発。・・・と思いきや、明日から実家に行くし、なんだかんだ気分はせわしない。やはりバタバタ。こういう時って、ちょっと気分が乗らないなぁ、なんて思ったりして。

 が、しかし。席に着いて落語を聞き始めると、たちまちその世界に浸ってシアワセ、ということになるから不思議。プログラムでは「へっつい幽霊」だけがネタ出しされてました。

 まずは市江くん(プログラムにはなし)。言葉をハッキリ言おうと心がけてでもいたかのようなメリハリのきいた高座でした。淡い色の着物もよく似合ってるし。惜しいのは・・・サゲがよく聞き取れなかったこと。「猪口はどうした」「ちょこまか・・・」の後なんだけど、とにかくこのサゲを聞いたことがないんで想像できないよー。

 市馬師匠は、特に市江くんということじゃなくて、弟子入り志願などの話から、自分の師匠である先代小さんのこと、志ん生のこと、小さんとは義兄弟の三木助のことなどなど。そして、博奕はやらない小さんが、(高座のために)壷を振る練習をしてそれがうまいと褒められたんだけど、4代目に「バカヤロウ、そんなのを褒められてどうする」と叱られたマクラから、博奕うちのマヌケな「看板のピン」。ほんと、どうしたって真似するぞ、という間抜けな男がおかしい。
 そしてサゲが終わって、そのままやっぱり博奕打ちが主人公の「へっつい幽霊」へ。なるほどー。最近は他の人(喬太郎さんとか)で聞いてたから、最初の方がずいぶん違うんだなぁ、と。博奕でもうけて家の調度類をあれこれ買おう、へっついのいいのがほしいな、ということで道具屋に行くんだもの。情けない幽霊が笑える。

 仲入りの後は、これまた久しぶりの「百年目」。そうか、花見だもんね。お店の旦那が、大人なんである(遊びなんかもやってきた末の)。久しぶりなもんで、旦那が話す「栴檀とナンエン草」のことも、そういえばそうだったなぁ、なのでした。これは奉公人たちからすれば、ある意味、憧れというかまるでおとぎ話だよね。丁稚から辛抱して番頭になって(やがて暖簾分けも夢じゃない)、物わかりのいい主人もいる。コツコツ働いたお金で粋な遊びもできる・・・つかの間の夢を落語に見たのかも。

 幕が下りると、ほんわか気分になるのだわ~。

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