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2011.05.20

今年は楽日だけ、「市馬三夜」

5月20日(金) 「皐月恒例 市馬落語集 三夜」 第三夜 18:45~ 於・日本橋劇場

市江・寄合酒、市馬・青菜 澤孝子(浪曲・大新河岸の親子河童)--仲入り--市馬・子別れ(下)

 毎年、たいてい連日行ってた三夜だけれど、今年は最終日のみ。今年の趣向は、子別れの上中下を3日に分けて口演する、ということだった。まぁ下が一番面白い(?)わけだけれど、それとは無関係に今日のチケットを持ってたの。今年のゲストは、初日から順に、曲独楽の三増紋也、内海桂子・あした順子、澤孝子というわけで、毎年毎年、お年の方ばかりなのよね~。いや、むしろそれが楽しいんだからいいけど、不思議な人選(人脈)と思われます。

 もらったプログラム(3日間共通)では、今日は仲入り前に子別れ、仲入りの後に浪曲ともう1席となってたけど・・・市馬師匠の1席目、先代小さんの京都での襲名披露などのマクラのあと、「植木屋さん、ご精が出ますね」! えっ「子別れ」じゃないよぉ。

 今年初めての「青菜」は、お屋敷で出された鯉の洗いの、氷を食べるシーンがとても印象的だったなぁ。ほんとにつべたそう!

 浪曲の澤孝子さんは初めて。というか、浪曲と言えば国本武春さんしか知らない(ご病気だったけど良くなられたんだろうか)。今日は、高座に座って寄席スタイルで。曲師の佐藤貴美江さんは側の倚子でしたが。・・・で、話しはじめたその声(喋り方)は、うーん、誰かに似てる、この声は、誰だっけ誰だっけ。しばらく気持ち悪かったけど、白石加代子! 声のトーンがあぁいう感じ。いまパルコ劇場でやってる「ぼっちゃま」がまた着物だから、よけいそう思ったのかもしれない。
 演目は、澤さんのご出身が銚子ということで、頼まれて作った地元の河童伝説をモトにしたもの。いや~、迫力あるいいお声なんですワ。ご本人は、「私がなぜ呼ばれたかわかりました。昨日のゲストが89歳と79歳でしょ。私が69歳なんです」。やっぱり声を出し続けること、舞台できちんとしていること、などなど、若さと元気の秘訣なのねぇ。

 「子別れ」は、先週、文左衛門さんで聞いたばかり。もちろん、演者のキャラがうんと違うから、一緒にはできないけどね。やっぱり自分の会なんだから、それは丁寧に、きっちり、聞かせる噺よ。特におかみさんが亭主と別れてから、亀ちゃんを貧しいながらもしっかりまっすぐに育てている様子が伝わって、うるうるきそうだった。ま、「子別れ」じたいが、昭和な噺という感じもあるけどね。

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