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2011.06.27

祝・コクーン歌舞伎、千穐楽

6月27日(月) 「盟三五大切」 13:30~

 初日の席を音羽会に申し込み、真ん中あたりを自力で取り(コクーンシート)、これでいいかなと思っていたのだけれども・・・ちょうど千穐楽に何も予定がないということは、見に行けということだな、と(笑)。月曜だから、お習字と重なるかもと諦めてた、というのが正しいか。カンフェティで安くなってるんだから、とも思ったけど、まぁね、音羽会に追加で申し込んだのでした。

 結果的に、平場の下手、上手側のコクーンシート、椅子(K列)の下手と、うまくバラけてそれぞれに楽しめたと思う。やっぱり椅子席の前の方(←I列よ)がよろしいようで。今日は、橋之助さんのご贔屓さんがズラッといらして、休憩時に三田寛子ちゃんが挨拶(というより話を)されてました。久しぶりに彼女を見たけど、変わんないねぇ。

 開演前に、赤ワインをば いや、絶対に寝ないと思ってさ! 冒頭の佃沖のシーン、見るたびに短くなってるように思うのは、きっと私が慣れたからね。

 第2幕の長屋の賑やかな場面に、前に見た時より明らかに変わってる部分があった。それは日々進化しているのか、千穐楽バージョンなのか。とりあえず、お長屋の衆のラインダンスは前はなかったよ。あと細かいところ(井之上さんの易者があんなに酔っぱらってる、とか、女房の巨大タラコ唇は何?などなど)も、とんと記憶にございませぬ。

 菊ちゃんは遠い分、「声の表情」をたっぷり楽しんだ。ま、通路を出入りするときに近くを通るわけですが・・・あんなに近くなくてもいいです(笑)。そして何よりも、この椅子席だと、三五郎たちに騙されたあと、また小万を殺したあとの源五兵衛の表情が、とてもよく見えて、それは何よりだった。雨やミストも、違和感なかったし。

 紗幕の雰囲気も、最後だなぁと思いつつ堪能。そうそう、ラストの勘三郎の声、注意して聞いてたんだけど、やはり最初のうちこそよくわかったものの、だんだん・・・。それほど内容を聞かせるということを意識してない、ってことだよね。

 で、あのぐるぐる回る盆の風景の中に、大星が! お芝居として完結するのなら、やっぱり異質と思うけど、まぁこういうお祭りめいたところ込みで、コクーン歌舞伎なのでしょう。

 カーテンコールのラストで、橋之助、菊之助、勘太郎、串田さんの順に挨拶。いや、橋之助さんは代役の5月6月(63ステージだそう)、ほんとに素晴らしかったと思う。底力というのかしら、長年培ってきたものがあるってことね。

 私自身は、菊ちゃんが出てればこそ、こんなに何回も見たし、千穐楽にも行ったわけだけれど、そういう部分を抜きにしても、コクーン歌舞伎の中でとても好きだな、と思う。歌舞伎として云々よりも、単純にお芝居として、かな。やっぱりこんな風に、歌舞伎を解釈して作っていく場として、コクーンの存在は貴重だし。

 また、串田さんが観客席にいた獅童くんに「コクーン歌舞伎に出てください」なんて言ってたけど、今年の菊ちゃんのように、ドンと新たな顔が登場することで、また変わっていくのではないかしら。とにかく、皆さんお疲れ様でした。音羽屋さんはしばらーく夏休みだわね・・・。

私の前の列に外国人4人とアテンドの女性が。イヤホンガイドがあると思ってたみたいで、ちょっと気の毒だったかな。スタオベも勿論参加してました。で、やっぱり勘三郎の存在が不思議だったみたいで、後で「特別出演」ということで納得してた・・・ような・・・雰囲気でした。

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コメント

千穐楽には、いよいよ勘三郎はもっと何か目立つこと?をやらかすのかと想像してました(笑)さすがにそこまでかき回さなかったのかー
今年を逃したら、コクーン歌舞伎の千穐楽には縁がなくなるかなぁとも思ったのですが、うーん。やっぱり一度くらい千穐楽を堪能しておくべきだったか…

でも!ちょうど千穐楽の今日、帰宅したら浅草の舞踊会のチケットが届いてました。次!って感じで、あー、少なくともまだセガレは休んでない!と思ったりして。
でもオヤジはやっぱり、ゴルフですかねぇ(笑)

投稿: 猫並 | 2011.06.28 00:22

猫並さま
そうなんです、勘三郎! カーテンコールで何か一言あるかと思ったけど・・・やっぱり橋之助たち頑張った面々が前に出なくちゃね。何か喋るんじゃなくてそこにいた、という部分が、むしろ後々記憶に残りそうな気がします。
千穐楽らしさは、カテコ以外には、奥さま方がズラリいた、ということくらいかな。気がついたら、勘三郎夫人も1階バルコニー席後ろに立ってらしたし(若奥様は最初から)。藤原竜也くんを目撃できなかったのが残念なり!

浅草、うちには今日くらい届くかな・・・楽しみに待ってます。菊パパはゴルフ三昧じゃ日焼けしすぎるよね。塗るからなんでもいいのか。

投稿: きびだんご | 2011.06.28 09:22

いいお芝居でしたねえ。
勘三郎さんがいない、ということが案外いい効果を生んだのかもしれませんね。それに菊之助さんという新しいメンバーが新鮮なだけでなく、見事な小万でした。3人の年齢的なバランスも合っていますし、私も今まで見たコクーン歌舞伎の中で一番好きかも。
獅童さんにもぜひ出てほしいです!! 今回のことでコクーンが他の役者さんにも開かれるといいなと思います。

投稿: SwingingFujisan | 2011.06.28 23:57

SwingingFujisanさま
お互い、千穐楽を堪能できましたねっ
ほんと勘三郎さんの休養というアクシデントが、「禍転じて」となったかのよう。あとは勘三郎さんが本復されて、さらに素晴らしい舞台を見せてくださるよう、東京での公演を待ちたいと思います。
コクーンの場合、特にかもしれませんが、出演者(配役)がわりと固定的になりがちですよね。そういう安定感とは逆の、新鮮な驚きとか思わぬ作用(反応)もぜひ見たいです。

平幹二朗さんは早くから席にすわってらしたし、すぐに気がついたんですが、ああ、またおじさんしか発見できないんだろうな、と。でも、さすがに獅童くん 私より1列前でしたから、筋書きを熟読してたり、みんなと一緒に立って拍手したりする姿もチラ見しちゃいました。

投稿: きびだんご | 2011.06.29 09:22

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