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2011.06.16

外出日和その3 渋谷でゆったり観劇

6月15日(水) 「渋谷・コクーン歌舞伎 盟三五大切」 18:30~ 於・シアターコクーン

作/鶴屋南北 演出・美術/串田和美 出演/橋之助(源五兵衛)、菊之助(小万)、勘太郎(三五郎)、新悟(菊野)、国生(八右衛門)、笹野高史(ますます坊主/了心)、亀蔵(伊之助/出石宅兵衛)、彌十郎(富森助右衛門/家主)ほか

 コクーン到着が5時半くらいだったから、のんびりコーヒーを飲みながら開場待ち。いつもあたふた劇場に駆けつけるから(昼間の天王洲へもあせって行った)、たまにはこんな時間で、テンションを高める(笑)。今日は劇場内でお弁当を買うべく、お茶だけ持参していた。お団子やそうめんも売ってるのよ。 

 さて、日程の真ん中あたりでの観劇は、コクーンシートBR18から。ここは、ストレートプレイなどでは席として使われていない所(BRとBLの17、18は)。このあたりの判断はどういうことになってるのかな。上から見ていると、最初のうち、平場に空きが見え、椅子はほぼ埋まってる状態。やはり臨場感よりも足が楽な方を選ぶ人が多いということかしら(基本、私もそうだからねー)。

 初日の感想は書けないまま来ているので、今日はもうちょっと・・・。

 まぁ、初日はXB(=2列め)の左から、ひたすら菊ちゃんを見てたような感じなので、今回やっと、コクーン歌舞伎としての三五大切を見た、というところかも。前に1幕で感じた(冒頭の)勘太郎・三五郎に対する違和感や、国生・八右衛門にいらいら、というのもだいぶなくなってた気がする。(以下、ネタバレあります)

 それでも第1幕は、やっぱり菊之助の存在感が大きかったなぁ。亭主に対した時の色っぽさ美しさ、芸者としての顔、そして皆で結託して騙す場面から、一仕事終わってのくつろいだ気分まで、様々に見せてくれたと思う。いっぽう、源五兵衛が100両を身受けの金として渡してしまう時の葛藤や、その後の衝撃などは、やはり薄く感じる。だからこそ、小万の姿がより印象に残ってるんだけども。

 五人切りの場、内びん虎蔵の家がぐるりと盆で回るしかけは面白い(それがラストシーンでさらに効果的になる)。一方で、それゆえに不気味な凄惨さからは遠くなるのかも。

 第2幕の四谷鬼横町の場は、いろいろ見どころがいっぱい。幽霊「たち」の小道具や音楽も面白いし、ますます坊主の笹野さんも遊んでます。というか、けっこう「今」のことを言ってたんだ。初日、シーボルトを見てくる、と言ったように思って、??だったんだけど、今回「どぶでシーボルトを計ってくる」、でガッテンしましたわ。
 あ、1幕で国生くんはずいぶん頑張ってると思ったけど、2幕は・・・。千穐楽にはまた変わってるかな。

 ・・・で、問題は小万の首を抱えての、本水の場面。時間をかけて愛染院へ戻る、その道中の長さと動揺の過程?とは後から思えるんだけど。とりあえず上からだと、舞台上の本水だけじゃなくて、源五兵衛の行く所へ上からミストがかかるのが、なんかマヌケに見えちゃって。
 それと、勘三郎の「声の出演」のところ。初日に何を言ってるのかよくわからなかったのは、私の座ってる場所の問題かな、と思ってた。声とチェロの音と、源五兵衛(舞台から客席側へ移動する)に、意識が分散しちゃうから。でも、今回もやっぱりあまりよくわからなかった。全部がわからなくてもいいのかもしれないけど、いらつくのよ、気持ちとしては。

 とはいいつつ、ラストの風景と紗幕がピッタリ合って幻想的。これは引いた位置から見るに限ると思う。

 コクーン歌舞伎に参加して菊之助はどんな?と思ってたんだけど、奇をてらうことなく(コクーンをことさら意識はせずに)いつものようにきっちり、というふうに、とりあえずは受け取っている。

 *13日のシアタートラムに続いて、またしても松岡和子さんに遭遇。というか、開場前、開演前、休憩時、終演時、もれなく出会っちゃったのは、さすがにどうかしてる。後、どうみても歌舞伎関係者でしょ、という若者を2+1人。普通の洋服なのに、どうしてそんな雰囲気を醸し出すのでしょう。いったい誰だったのかは全て謎ですが。私に認識できるのは、たぶん50代以上の人らしいので。あっ、鈴木瑞穂(?)も発見したんでした。おじ(い)さん発見器は健在なり。

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コメント

本日(18日)再びコクーンへ。
下手J列でしたので、間近に菊ちゃんや勘太郎君を拝めたわけなのですが、適度な距離を置いてこその美しさなんだわということを痛感(笑)
舞台上の菊ちゃんはもちろん眼福!でした。

前回、あらあらどうしましょう・・だった国生君。
一週間経っても全く進歩なしでした。
一生懸命さはすごく伝わってくるのですが、学芸会ではなくプロのお仕事なんですものね。
千穐楽頃にはどうにかなってくれてるかな。

勘太郎君は声もセリフ回しも勘三郎さんに本当によく似ていて、それが却って残念な感じがしてしまいました。
勘太郎君にしかない魅力をもっと見せて欲しいなと思います。

菊五郎さんが「菊之助が私のミニチュア版にならないように、なるべく口を出さないようにしている」と仰る意味がよくわかります。

投稿: 尚花 | 2011.06.18 20:30

尚花さま
おお、2回目はJ列でしたか。私は次に見る時(楽です。これ以上は増やさないでしょう)、K列の下手なので、似たような見え方でしょうか。
国生くん。見てる側がだんだん慣れてきたりして・・・なーんて、何回も見る人はそうはいませんね。ま、八右衛門に感情移入できない分、いつもとは違う受け止め方ができる、と、いい方に解釈しましょう それにしても、勘三郎が出演していたら・・・と、思わずにはいられません。
勘太郎くんに限らず、顔立ち以上に声が似たりするものなんでしょうか。でも、確かに台詞回しなど、勘三郎そっくり、と思うと、見てる方も、そこから先に進めない気がしますね。

投稿: きびだんご | 2011.06.18 22:26

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