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2011.07.17

2日続けて下北沢へ:駅前劇場

7月16日(土) 「TRAIN TRAIN BOY’S VERSION」 16:00~ 下北沢駅前劇場

(LEMON LIVE vol.8)
作・演出/斎藤栄作 出演/遊井亮子(新婦・生徒・少女ほか)、半海一晃(お客=執事)、みのすけ(友人=詩人)、浅野雅博(兄=教師)、植本潤(弟=ホスト)、山本芳樹(新郎・車掌1・老人)

 何しろパルコ劇場の開演が12時半!というビックリ時間なので、これなら帰り道に下北沢に寄れるのですヨ・・・というわけで、ちょっと不思議な公演へ。みのすけ&植本潤という名前だけでフラフラと引き寄せられちゃう。
 それに駅前劇場は、掛け値なしに駅前ですもん!! パルコ劇場が3時ごろに終演になって、そのまままっすぐ井の頭線に乗ったら、開場前に着いてしまったわ~(数分だけど、階段で待つのは暑かった)。

 さて、レモンライヴのお芝居を見るのは初めて。駅前劇場の濃密な空間でどんなことが起きるのやら。これは、男女ダブルキャスト上演で、山本芳樹、遊井亮子以外の4人が、男/女に分かれている。4人というのは、ウエディング・トレインという名の列車の、同じコンパートメントに乗り合わせた客、なのである。

 山本、遊井という共通に出演する2人は同じ役だと思ってたけど、貰ったキャスト表を見ると。新郎新婦以外は、互いに逆の役らしい・・・ふーん、こんなことをされては、その逆バージョンも見たくなるじゃないの!!

 さて、舞台は(とある国の←シリングという通貨を使う)、ウエディング・タウンへ向かう、ウエディング・トレインの中。これに乗る人はみんな、結婚式に行く人ばかりだから、必然的に車掌も「本日はおめでとうございます」と挨拶するような、そんな列車。

 ここに、半海→みのすけ→浅野・植本(兄弟)の順に登場。それぞれ結婚式に向かうのに「めでたくない」という思いを抱えている。干渉されたくない、放っておいてくれ、という半海(あとで「お嬢様」の結婚式に行く、というのがわかる)の思いとは裏腹に、みんなそれぞれ事情(様子)を語る。それは、舞台前方で、寸劇風に展開される。そうそう、舞台は中央が四角く張り出していて、その左右にも客席が設えられている。私は正面(最後列=壁にもたれることができるのでラクチン)から見てた。

 その寸劇の中で、遊井亮子がお嬢様の子ども時代、友人の恋人、ホストクラブの客、生徒を演じる。ほかにも彼女は車掌や車内販売員やアイドルグループの一員など、たくさんの役を。短時間に役が変わり、小道具が帽子、サングラスくらいなので、ちょっと状況を把握するのに時間がかかることも。というか、ストーリー的には不要(言い過ぎか)な役まであって、ちょっとゴチャゴチャした気がするんだけど、うーん、そういうものなのかしらね。

 濃い芸達者な人たちが揃っているし、笑いがいっぱい。タウンに着いてからの「あらあら」な展開も、面白かった。特に半海さんがいい味、出してました。初日ということで(知らなかったよ)、カーテンコールの半海さんの挨拶がグズグズで、それもまた受けてましたワ。

 そんなわけで、パルコ劇場でちょっとシンミリ気分にもなって、ここでプヮーっと発散して、夏の正しい一日(笑)を過ごしたのでした。

*前にこの駅前劇場に来たのは、小宮孝泰さんのひとり芝居「線路は続くよ どこまでも」の時で、列車つながり?なのでした。全然違うけども。そういえば「線路~」再演の予定じゃなかったっけ。この冬あたりだったのかな。あとで調べてみようっと。

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コメント

こんばんは。猛暑の中、変らず精力的に動いていらっしゃいますね、すばらしい!

小宮孝泰さんの「線路は続くよ どこまでも」再演されるのなら、私も是非観たいと思います。初回、ザ・スズナリで、燐光群のお芝居を観たついでに、時間があったので駅前劇場の「線路は...」に立ち寄ったのですが、こちらのほうが圧倒的に印象的でした
再演があれば是非、と思っています!!小宮さんは、国選弁護人のひとり芝居の「接見」もすばらしかったですね。お笑いの芸人さんと思っていたので、役者としての実力に驚くばかりでした。この芝居は、日によって、英語版もこなしていたかと...なんだか、すごい人だなあ、と思いました。

ブログ本編とは違うところで、反応してすみません!ついでに脱線すると、分野が全く異なりますが、8月にディアナ・ヴィシニョーワが客演する東京バレエ団の「ジゼル」、お勧めです。ジゼルはバレエの中では、かなり演劇的で、悲劇的な愛の物語ではあるのですが、幻想的な美しさもあります。(第二幕は夏らしく?夜の墓場です) ヴィシニョーワのジゼルは一級品だと思います。東京バレエ団の群舞も美しいです。8/17, 18の2日間しかないのですが、以前、バレエもいつか、とおっしゃっていらっしゃので、ちょっとお勧めしてみたくなりました。お忙しいきびだんごさまは、すでに予定があるかとは思いますが...今回、無理ならいつか機会のあるときに、どうぞ!相変わらず長いおしゃべり、すみません!

投稿: よこ奴 | 2011.07.18 00:42

よこ奴さま
こんばんは。2日続けて昼間出歩いたので、夜はくってり疲れてでした。健康的?(笑) で、そんな日々の後は今度は引きこもり状態でして、極端ですね!

小宮さんの「線路は続くよ どこまでも」ほんと忘れられません。どこかで(ドレッサーの時かなぁ)、再演のチラシを見た気がするんだけど、小宮さんのサイトには出てないみたいです・・・。夢かしら。私は小宮さんの落語を何回か聞いてるんですが、もともとのコントの方は全くと言っていいほど知らないの。「接見」も見てみたいです。
そして、バレエ情報もありがとうございます! 小宮さんのことと同様、私の回路はちょっとヘンテコでして、「ジゼル」のストーリーは、槇村さとるの漫画と、なぜか江戸時代に移した柳家花緑の落語でインプットしてしまいました。こんなんじゃ、本家本元に申し訳ないかな(笑)。
東京バレエ団、チェックしてきました。日程的には、休みが明けて、観劇も復活の頃・・・詰め込んじゃうかな。

投稿: きびだんご | 2011.07.18 01:16

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