« 静かにモノクロームの世界を堪能する | トップページ | 表参道でノンビリゆったり »

2011.08.11

和室・座布団・団扇の落語会

8月10日(水) 「寄席 井心亭 葉月」 19:00~ 於・みたか井心亭

喬太郎・義眼金原亭小駒・夢の酒--仲入り--林家ぼたん・シンデレラ伝説喬太郎・宮戸川(通し)、全員で「質問コーナー」

 井心亭は、4人の落語家(レギュラー・固定//喬太郎、花緑、志らく、たい平)が、順番に出演するので、喬太郎さんはかならず4月、8月、12月。去年の8月のチケットを知人に譲ったときには、「人がぎっしりでエアコンがきかず、気が遠くなりそうだった」とのことで。住宅街にある一軒家の和室だからねぇ・・・。なので、私も多少は覚悟してたし、我が家はよほどじゃなきゃエアコンをつけないからそういう耐久力はあるのよ。

 靴を下駄箱に入れて上がると・・・団扇と熱中症対策の飴を差し出される。三鷹の担当者(ながらく「ぴあ」の演劇ページにコメントしてた人)も、「冷たいお茶が後ろにあります」と何度も注意喚起。今年は最初からエアコンじゃなくて、網戸と気休めくらいの扇風機。

 最初に高座に上がった喬太郎さんが、すかさず「こんなにみんな団扇をつかってる落語会はありません」なんて笑わせる。私もだんだん(コクーン歌舞伎などでも)座布団に慣れてきてるから、体育座りOKのたっぷりめの麻のスカートよ。で、今日の出演者は「日大の落研つながり。それだけ」と紹介。

 さて、最初の噺は・・・出だしは、聞いたことないんだけど「犬の目」? なんて感じで。後から(質問コーナーの最初)、古今亭ネタの「義眼」とのこと。まぁ、こんな暑さでもあり、開口一番の「かるい噺」で負担を少なく、でしょうか。「早く終わりましょうよ」と喬太郎流の諧謔も。

 小駒さんはかなり久しぶり。さらり端正な話しぶりなんだけど、この暑さでみなさんダレ気味だったかも。こういう日にはパンチの効いた噺をガツンというのがいいかなぁ。私が聞いたことのある「夢の酒」(市馬)よりもディテールが細かい感じ。
 ちょうど7日が落語協会の圓朝まつりだったから、その話もかなり聞けた(圓朝まつりは今年が最後だったのか)。

 ぼたんさんは、たぶん初めまして。こん平さんのお弟子。しっとり和風というよりも「はねっ返り系」かなぁ(笑)。「おかあさん、何か昔話して」・・・「桃太郎」かと思いきや、いろーんなおはなしを改変、ミックスしたもので、「ほかにないの?」なんて子どもが言うから、どんどん続く。最初が、「新潟県の○○△△(人名)、42歳、独身。結婚資金400万を貯めて・・・」という鶴の恩返しならぬサギにあった話で、むむ?と思ったら、やはり三遊亭白鳥作の「名作」シンデレラ伝説なのでした。

 喬太郎2席目は、おお、「宮戸川」。ほとんど上しか口演されないけど、喬太郎さんは通しだよね(以前も聞いたことがある)。通しだと当然、霊岸島のおじさんの家での描写があっさりだけど、これくらいでいいなー。
 聞いたことはあるのに、下はどんなストーリーかは忘れてるから、今日も新鮮に聞けましたワ。ラスト近くの、法要の帰りに半七が乗った舟の中のくだりは、喬太郎の真骨頂。ここがやりたくてこの噺かなぁ、なんて思っちゃう。

 質問コーナーも、事前に記入した質問を読み上げて答えるスタイルだから(というかそれをきっかけに話題が飛ぶ)、さくさく、なごやかに。ぼたんさんは圓朝まつりでは何担当?という話題から、兄弟子にメイドの格好させられるのがイヤで「本部の仕事がありますから」と逃げる。女だからメイドの格好させる、という単純さに心底ケッと思ってるふうで、拍手しちゃいました~。

 私は周囲の人と話したりはしないんだけど、常連さんの近くにいたものだから、茨城から来てる人とか、圓朝まつりに朝9時半(もちろん開場前)から並んで最後までいたという人とかのことを知り、そういうファンの熱気にも当てられた気がした。

 行きは吉祥寺行きのバスを「明星学園前」で降りて初めての道を歩いた。帰りは(終演が予想より早くて)バスがまだあったので三鷹駅からバス。こちらは強力に冷房がきいていてひんやりブルブルしながら暢気に帰ったよー。

|

« 静かにモノクロームの世界を堪能する | トップページ | 表参道でノンビリゆったり »

落語」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 静かにモノクロームの世界を堪能する | トップページ | 表参道でノンビリゆったり »