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2011.09.03

喬太郎プロデュース公演・昼夜(色物、二つ目編)

9月3日(土) 「柳家喬太郎プロデュース公演 怪談牡丹燈籠 其之弐、其之参」 14:00~/18:00~ 於・本多劇場

【其之弐】 鯉橋・元犬、喬太郎・お札はがし--仲入り--江戸曲独楽(紋之助)、喬太郎・おみね殺し
【其之参】 風車・看板のピン、喬太郎・孝助の婚礼関口屋ゆすり--仲入り--歌うスタンダップコメディ(寒空はだか)、喬太郎・十朗ケ峰の仇討

 昨日からの3公演で「牡丹燈籠」読み切り!! いやぁ、喬太郎さんお疲れ様でした(明日、もう1公演あるけど)。観客も、お疲れ様でした(笑)。椅子のせいでちょっとお尻が痛い。昼公演なんて、もはやほんと遠い世界のようだワ。

 昼の部は、なんだか怪談の祟りかのようにいくつかのアクシデントが。
 まず、開演!の緞帳が途中で引っかかって上がらなくなってしまった。一旦おろしてから再スタート。ややヨロヨロしつつも無事に上がった時にはそれだけで拍手が。だから、そこに出てきた鯉橋さんは、「こんなに自分の出囃子を長い時間聞いたことがありません」と。
 ところがその鯉橋さんは、「元犬」のサゲを間違ってしまい・・・無理矢理(?)その犬をソフトバンクのCMに出てることにしてオシマイ。
 そして、「お札はがし」のいいところでは、なんと近所のお祭りの太鼓がBGMになってしまった。まぁ、ピーヒャラピーヒャラじゃないからいいか(効果音と思った人もいた)。私は聞こえなかったけど、ワッショイワッショイが聞こえた人もいたらしい。しかーし、すごいタイミングで御神輿が通ったのね。

 あと、こういう「喬太郎目当て!」の会に出る、二つ目さんと色物さんの雰囲気とかテンションについても、ちょっと考えちゃった。

 というのも金曜日の二楽さんがいみじくも仰ってたけど、サラ口のたけ平さんが喋り終えた後「オレもう終わったもんね」という言葉で、この高座へのプレッシャーを二楽さんへ。子ども時代の、予防注射の順番を待ってる気分、だったそうで。

 で、どうみてもひねくれた落語ファンが多そうな客席だから、定番の喋りを封印した二楽さん。だから、「切りながら揺れるのを止めたりしませんよ!」
 いっぽう、いつもと変わらずハイテンションな紋之助さん。まあそれがキャラなんですけれども。独楽の上で回るトトロなんて、見たことない人いないんじゃないかと思うけど、あくまでいつもの感じ。ま、最初の方で独楽を落としたのは、そういう独特な雰囲気ゆえ、だったのかな。

 はだかちゃんは、ゆる~い感じの喋りで、不思議な世界へ引き込みましたかね。下北沢という土地を生かした漫談(小田急線、井の頭線ネタとか、役者・ミュージシャンの町らしい「下北沢 シンダ劇場」とか)と、お約束のタワータワー

 喬太郎さんが「牡丹燈籠」という、長編の重い語りだから、個人的にはサラッと気分を変えてくれるようなのがよかった。紋之助さんのテンションはちょっと重くて・・・だけど、紋之助さんがフンワリやったとしたら、それは違うし。

 二つ目さんの落語も、いっそ新作の軽いのとか、負担にならないのをお願いしますよ。いや、そういう意味では、3公演ともに、悪くはなかったんだよね。マクラがみんな固くて(やっぱりちょっと力入りすぎ?)、その中ではたけ平さんがばかばかしくて笑えたかな。

 と書いていたら、やっぱりこういう「喬太郎の会」、牡丹燈籠の通しが聞きたくて来ている客の前に出演する人は、相当のエネルギーが必要なんだろうな、と思えてきた。で、それをそう感じさせない力もね!

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