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2011.09.03

夏のおわりの怪談噺

9月2日(金)「柳家喬太郎プロデュース公演 怪談牡丹燈籠 其之壱」 19:00~ 於・本多劇場

たけ平・?(コウモリの恩返し)、喬太郎・本郷刀屋、お露新三郎--仲入り--紙切り(二楽)、喬太郎・飯島討ち

 8月30日から9月4日まで、本多劇場で行われる「6日間7公演」。チケット取れるかな?だったけれど、蓋を開けてみれば「牡丹燈籠」の通し3公演は、他よりも取りやすかったみたい。まあよほどの喬太郎ファンならともかく(そのよほどの、全日通うファンも知ってるけど)、「喬太郎寄席根多独演会」とか「アンチSWA」とかを優先する・・・かなぁ。私は単に、日程の問題と、集中して「牡丹燈籠」を聞けるチャンス、ということで選んだのでした。

 やっぱり喬太郎の会には若い女の子とかカップルが多い気がするなぁ。

 こういう会(喬太郎目当てばっかり)に出てくる他の出演者、特に落語家はなかなか大変だろうな、といつも思う。ならば、たけ平さんみたいな変化球がいっそいいのよねー。くだらないっちゃあくだらない噺で、脱力(笑)。

 開演前に、喬太郎さんが自らアナウンスしてた(携帯電話等の。途中で噛んで、そこでも笑わせてた)ように、「笑う部分は全くありません。笑いはたけ平、二楽で」の通り、円朝に忠実に喋っているもよう。そこにふっと今現在のことを入れて(くすぐりというほどではなくて)、緊張を緩める、だけど本筋はゆるがない、というあたりが、喬太郎!という気がした。

 この日の演目の中では「本郷刀屋」は聞いたことがある・・・ように思うんだけどな。この刀屋が本郷3丁目の藤村屋なんで、そういえば羊羹のふじむらはどうしたんだっけ、とか、余計なことに一瞬頭が 余計なことといえば、喬太郎の師匠・さん喬が、当時の万之丞さんの演出による「怪談狂言 牡丹燈籠」に出演してたことなんかも、途中で思い出した(それがセルリアンタワー能楽堂に行った最初だったのです!)

 あと、花組芝居のスピーディ全段通しを、もう1回見たいなぁ、とかね。たまにそんなことを考えるんだけど、飽きてたとかでは決してないの。そうか、ほんとは(? もともとは)こんな噺だったのか、というのを改めて。

 こんなふうに集中して通しで聞ける機会は滅多にないと思うので、無事に聞けてよかったなぁと思う。台風(雨は降らないけど)もなんのその。夏を締めくくる怪談、その発端部なのでした。

 そうそう二楽さんは、切りながら喋る定番の話は封印。だってみんな何回も聞いてる人ばかりだから。リクエストに応えて切りながら、いろいろおかしいことを喋るんだけど、よくそんなことができるもんだ、と思う。脳がどんなふうに動いてるんでしょう。
 リクエストは「牡丹燈籠」「こうもり(噺の)」と「鏡獅子」「ウルトラセブン」で、後の2つは「最後にもう一つ」と言ったときに出たお題だったから、両方を一度に(獅子とウルトラセブンが向き合ってる)。客席に見せた後、真ん中でプッツンと切ってリクエストした人に。
 その後、OHPを使っての「明日がある」の曲に乗せたストーリーものを。胸キュンな昭和な感じが楽しかった。こういう「色物」の存在は、特に「牡丹燈籠」のような噺にはさまるものとして貴重だなぁと思う。

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