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2011.10.08

やっぱり「安宅」は面白い

10月5日(水) 「国立能楽堂 定例公演」 13:00~

狂言「萩大名」野村萬(大名)、野村扇丞(太郎冠者)、野村万禄(亭主) 能「安宅 勧進帳 酌掛之伝」シテ浅見真州、ツレ片山九郎右衛門、ワキ宝生閑、アイ野村万蔵 ほか //笛・藤田六郎兵衛、小鼓・大倉源次郎、太鼓・柿原崇志

 これはぜひ見に行きたい!と、がんばって正面席のチケットを取ったんだけど、頑張りすぎたのか2列8番などというドヒャーな席。寝るとマズイ?? 周りはお稽古してらっしゃるような方とか、メモを取りながら見てる方(私の隣)とか。見てるうちにだんだん首が痛くなってきたので、やはりもう少し後ろの方がよかったな。

 さて、「萩大名」。萬さんを見る機会はあまりないものの、やはり同じ和泉流で野村家だもの、自然にスンナリ見てる私。お顔は兄弟であまり似てないようだけど、声は似てるわね。萬さんのお声を2割方ハスキーにすると万作さんになりそう。剽軽さは萬さん、という感じで、愚かしくも無邪気な大名がよかったなー。太郎冠者がついに大名を見限ってしまうのも(そこに至るまでも)、現代に通じるものがあって、クスリ(苦笑)。それを言えば、綺麗なものはただ感じるままに綺麗と言わせてよ、歌なんか詠まなくてもさぁ、なんてことも。

 「安宅 勧進帳」は、この国立能楽堂で過去2回見ていると思う。最初に見た時は、本日、ツレ(義経の郎党)でご出演の、柴田稔さんがシテだった。えーっ、こんなに大勢出るの?とか、何もかもが目新しくてすごく印象に残っている。

 で、今回は・・・義経が子方ではなくツレ、というのが注目点の一つ。とりあえず私は歌舞伎の「勧進帳」から入ってるので、大人がやってる方が自然に感じるのよね~。言葉も聞きやすいし(お子さんの声がやや苦手なのですワ)。

 そして、あんなに大勢の人が一度に登場してなお、舞台の広がりが感じられたのは、ちょっと不思議な感覚(後ろの方から見てたらまた別かも)。
 直面ゆえの面白さ?もあるかな。郎党の皆さん、それぞれに・・・弁慶よりも迫力、と思えるんですが(ごめんなさい。見ながらちょっとおかしかったので)、弁慶には無常のイメージを勝手に持ってしまいました。「勧進帳」の読み上げのところ、妙に心地よく感じられた。

 そうそう、宝生閑さん。なんだかねぇ、10年前も10年後も、きっと今日と同じくこんな感じ?という気がする、飄々としてて安心感があるの。素敵です~(出た、ジイサマ好き!)。

 と、いつも「初めて見た」ような感想しか書けないんだけど、面白かった!!

☆今月、特別公演で「鵜祭(うのまつり」が上演される。これ、文字で見ると、何回みても「獺祭」=だっさい、と思っちゃう。ええ、獺祭は日本酒でーす。

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コメント

浅見真州師、一度面をかけた能も是非に。

投稿: クヮンゼ | 2011.10.09 00:37

クヮンゼさま
あっ、ほんとだ、この前も直面だった!!
オススメがあったら教えてくださいね。

投稿: きびだんご | 2011.10.09 01:01

うわーん、拝見したかったのですよ、浅見さんの「安宅」。
でも、平日昼公演だったので、諦めました…。


投稿: おまさ | 2011.10.14 16:28

おまささま
おまささまと並んで拝見した、初「安宅」の思い出がかなり強烈です。あの席、ほんとよかった!
観能に関しては(関しても)いっこうに進歩しませんが、いやいやゆーっくり近づきますワ。

投稿: きびだんご | 2011.10.14 22:58

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