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2011.11.12

文学座の芝居を見る

11月11日(金) 「岸田國士傑作短編集」 14:00~ 於・紀伊國屋サザンシアター

(文学座公演)
作/岸田國士 演出/西川信廣
明日は天気』浅野雅博(夫)、片渕忍(妻)、頼経明子(宿の女中)ほか
驟雨』名越志保(朋子)、若松泰弘(譲)、石井麗子(恒子)、本山可久子(家政婦)
秘密の代償』菅生隆之(生田是則)、塩田朋子(妻 数子)、斉藤祐一(息子 是守)、渋谷はるか(小間使 てる)

 ちょうどタイミングが合って、なんだか無縁で来ていた文学座を見てきた。岸田國士って、その名を冠した戯曲賞と、岸田衿子・今日子姉妹くらいしか知らない。1954年に亡くなってるから、もうすぐ没後60年にもなろうかという人なのだ。
 文学座は1937年に岸田と、岩田豊雄、久保田万太郎で創立。

 平日の昼間でもあり、観客の平均年齢はかなり高そう。大杉漣さん、横田栄司さんをお見かけした(お二人ともカッコイイ)。私の席は真ん中通路から2列目センターだったので、前列のVIP席に、演劇関係のオバサマ(女優)が何人かいらっしゃるも、お名前はよくわからず・・・。

 さて、事前にわかっていたのは、どれも「夫婦の物語」ということと、言葉が古めかしい(当たり前!)ということくらい。

 実際には言葉遣いは、少し前に見た「朱雀家の滅亡」を思い出す感じで、特に違和感はなかった。それはまぁ古いっちゃあ古いのではあるけれども、でも役者さんの言葉がきちんと届くので、若い劇団にありがちなイライラとは無縁だった。

 短編3作は、もちろんそれぞれ独立しているけど、並び方が夫婦の年齢順なんだ! 「明日は天気」はまだ若い夫婦で、二人が避暑にやってきた海辺の旅館の風景(海水浴が楽しみだったのにずーっと雨)。「驟雨」は結婚十数年、ってくらい。妻の妹が、新婚旅行の途中で帰ってきてしまう。夫はがぜん能弁になり「男」の立場から語り始める。「秘密の代償」は、突然「お暇を下さい」と言ってきた小間使を、息子か夫と関係があると疑った妻が・・・というお話。

 独立した3つの話がバラバラにあるのかと思いきや(実際、登場人物などバラバラではある)、後からう~むと思ってしまうオトナなお芝居だったんだなぁ。

 新しいことを追っかけるだけじゃないよね(自分に言ってる!)、と見終わってしみじみ思ったのでした。

 

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