« 土曜の夜は脳に刺激を!? | トップページ | 文学座の芝居を見る »

2011.11.10

能楽堂で「語り芝居」を見る

11月9日(水) 「若村麻由美の劇世界 第1回『平家物語』による語り芝居」 15:00~ 於・銕仙会能楽研修所

木曾最期』若村麻由美 能管/設楽瞬山、薩摩琵琶/岩佐鶴丈
『対談 若村麻由美と平家物語を語る』昼の部ゲスト:野村萬斎
  (休憩20分)
小宰相身投』若村麻由美 能管・尺八/設楽瞬山
「ナレーション/近石真介 衣装/細田ひな子 演出/笠井賢一)

 萬斎ファンの方のブログで知って、どういうものかよくわからないまま、申し込んでいた。そういえば「語り芝居」と明記されてるんだけど、どちらかというと「平家物語」の朗読をイメージしてたかな。

実際には、「平家物語」原典を、若村さんが一人で「演じる」わけで。第1回とあるように、パンフレットでもまた対談の冒頭でも、「私の冒険の始まり」と仰ってたのが印象的。

 まず、「木曾最期」は巴・義仲・今井兼平の3人(と、言わば地の文)を演じ分ける。

 あ、その前にナレーションが入るんだった。簡単に「木曾最期」に至る前史と概要が語られた。・・・が、私はこれはちょっと不満。せっかく能楽堂という場にいながら、スピーカーで録音された声を聞くという不自然さに急襲された、という感じで。いくら言葉が難しいからといって、先にストーリーを聞いて待ってる、というのもどうなんだか。

 この時の若村さんの衣装は、全く能装束。袴は白の大口ってんですか?あれで、烏帽子とか、上はどんなんだったっけ・・・前半、巴の時は華やかで、後半の男二人の場面は黒っぽくまた腰帯もつけてた。
 
 対談の時の話では、衣装もいろいろ試行錯誤した結果で、別に最初から能装束と思っていたわけではないんだとか。しかし、この場ではやはり能装束に行き着いてしまう。
 若村さん、「烏帽子ってとても痛いんです」(実際、額に少し痕が残ってた)ということから、「銕之丞先生には、『伝統芸能では、身体を衣装に合わせるんです』と言われた」なんて仰ってました。

 彼女は、いままでも「小宰相身投」は何度か演じていて(そもそもは、大部な「平家物語」DVDの演者の一人として)、それだけに、やはりかなり完成されたもののように思えた。ま、「小宰相」は言わば「女語り」であり、「木曾~」の方は、巴は長刀を振り回すし、義仲・兼平も壮絶に戦う『男語り」あるいは複数の人の演じ分けとなる。静と動とも言えるし、照明も正反対だった。

 平日の昼間ではあるけれども、完売とか。そうそう、夜の部のゲストは仲代達矢氏。
 当然のことながら、(自由席のため)腰掛けられる場所から埋まっていって・・・私は開演30分前でやっと正面の右端の腰掛けられる所を確保。が、さらに「足が痛くて座れない」方がいらしたため、一応平均年齢からはかなり若そうな私(爆)が、座布団席に移動することにしたのでした。ま、平成中村座の練習と思えば、つらくないです!

|

« 土曜の夜は脳に刺激を!? | トップページ | 文学座の芝居を見る »

演劇」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 土曜の夜は脳に刺激を!? | トップページ | 文学座の芝居を見る »