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2011.11.08

人と関わって、前を向いていこう

11月7日(月) 「往転」 19:30~ 於・シアタートラム

脚本/桑原裕子 演出/青木豪 出演/高田聖子・大石継太(アンチェイン・マイ・ハート)、市川実和子・尾上寛之・安藤聖()、穂のか・浅利陽介・柿丸美智恵(いきたい)、峯村リエ・仗桐安(横転

 開演前のアナウンスが青木豪さんだったので、彼は脚本も書くし、なんとなく作・演出が青木さんのような気がしてた。だけど、見ているうちに、あっ違う違う、桑原裕子さん!と思い出した。すごく女性の感覚、と思うことが随所にあったから。

 出演者の多くは、同じ長距離バスに乗っており、そのバスが崖から落ちて・・・時も、バスに乗る前、車中、事故から1ヶ月後を行き来し、高田・大石のシーン(亡くなった母の遺灰を兄弟に分けに行く高田と、それに付き合う大石)、桃農家の尾上の家、入院している(バス事故とは無関係の)穂のかの病室、そしてバスの中だけの縁の峯村・仗と、、めまぐるしく入れ替わる。

 舞台の真ん中がバスの中(および高田・大石が訪ね歩く場所など)、上手が高田の部屋&桃農家の尾上の家、下手が病室として使われる。

 最初はその、主に時間が前後する手法に、うまくついていけない部分があった。あとスクリーンを使って、日にちなどを出したり、わざわざミニチュアのバスを舞台で撮影して(るように演じて?)それを映したり、違和感を持ち込む部分がね・・・。

 だけど、それぞれのストーリーがとてもよくできてるし、高田さんを筆頭にみなさんすごく上手いし、どんどん引き込まれていったのだった。それぞれの人が、とても問題を抱えていて(一見、縁遠い話に思える問題でも、決してそうじゃない)、それにきちんと向き合っている、ということがわかったからなのかもしれない。

 自分と向き合ったり、あえて他人と関わったりする中から、少しでも前向きになっていける・・・これも、震災を経て、より明確に意識された物事の結果かもしれない。長距離バスは東京-福島-仙台、風評被害という言葉もある。桃農家だもん。

 正直、演出が凝りすぎと思わなくもないんだけど、ストレートにうたいあげたくはないのかな、などと邪推してみる。いや、面白かったです!

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