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2011.11.28

千穐楽のことなど、ぐだぐだと

11月25日(金) 「吉例 顔見世大歌舞伎」夜の部

 たまに千穐楽に行ったりすると、盛り上がりながらも「ああ、これで終わり」っていう寂しさを、いま見てる舞台が楽しければ楽しいほど感じてしまう。今月は菊ちゃん道成寺がそうだった。

 ・・・と言いつつ、またもや遅刻寸前! 演舞場の入口前で時計を見たら4時27分だったの!! 全く~、どうして余裕をもって出てこないかね。ゼ~ゼ~言って席についたら、まもなく開演。
 「外郎売」で正面にパッと富士山が見えたとき、今朝の美しい富士山(ちょうど見えたのです!)も思い浮かべ、いっそう清々しい気分になった。

 席が花道から2つ目だったから、後見の團蔵さんを間近に感じてたんだけど、なんだろう、存在感を消してる感じ? 今月、最初に夜の部を見た時は3階のコーナーからだったから。オペラグラス越しに、あれっ!? 後見は團蔵さんじゃないの、とビックリしたんだっけ(花道ではなくて本舞台に出てからね)。

 さて、お目当ての「道成寺」。今月は1階で2回見たんだけど、センターより少し右寄りからと、花道の近くと。もちろん、今日は道行を堪能したのでした。あと3階から見た時も、それはそれで面白かった。3階で見てるとほんと菊ちゃんが、くるくるくるくる回ってた印象が強いの。同じ踊りなのに、1階ではそんなふうにはちっとも感じないのに。

 鐘を見る視線は、センター右だとちょっとずれて見えてしまったんだなー。なんにもせよ、若さいっぱい、なんだけども、そこから一歩情念系に寄ってる雰囲気?? 

 千穐楽の「舞づくし」は右近くん。私は右近くんで2回、茂之助さん(13日)で1回見たことになる。やっぱり右近くんが指名されることが多かったのかな。この場面もちょっと短め。茂之助さんは、「天の岩戸」のことをさんざん語る(ほぼそれだけ)という、私には珍しいバージョンだった。

 「髪結新三」はほんと安心してゆったり、その世界に浸ることができる・・・のだけれども、冒頭、白子屋店先で権十郎、萬次郎、秀調が揃ってるところで、へんてこりんな着信音! 緊急地震速報かといっしゅん思っちゃった。せっかくの千穐楽なのに、とも。まぁ、それはすぐに忘れたんだけれども。

 新三内の場は特に楽しい。前回、ちょうど新三の陰になって菊ちゃん勝奴の表情が見えない時があったので、その分までじっくり見ちゃった。そして、やっぱり左團次の乗物町の親分がいい。新三に虚仮にされて花道を帰る時の、怒りとか諦め(? 自分への)が交じったような目が印象的だった。その親分と対照的な大家さん! いや~面白かった。
 それと、おくまを乗せた駕籠の後でダッと走って出る勝奴! 花道脇にいるとビックリするくらいのスピードだった。こんなふうに席の場所がばらけたのは全く偶然だけど(音羽会では席の希望は聞いて貰えないので)、ラッキーだったな。

 そんなこんなで・・・来月は平成中村座に行かなくっちゃ!! 討ち入りの12月14日、落語の忠臣蔵(市馬・喬太郎・昇太)には行かずに、中村座に行くんだよん。しかも、初・桜席!! 

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コメント

気が合わないお仕事、お疲れさまでございました(笑)・・まだ終わってない??

昨年の12月は玉手に魅了され、あれからもう一年が経つのですね。
今年は道成寺が観られただけでも大満足ですが、来月の中村座も期待しています。
それに、雪姫!!

先に楽しみがあると、それをニンジンにして頑張れちゃいます

投稿: | 2011.11.29 11:23

名前を入れ忘れました

投稿: 尚花 | 2011.11.29 22:06

こんばんは。
仕事は悪態つきつつワイン飲みつつ(いや仕事の際は飲みませんが)、やっつけちゃいました。割り切ってしまえば、楽な仕事かもしれないんですが、それがなかなか・・・。
と、つい愚痴ってしまいました ほんと合邦からはや1年になるんですね。チャレンジが続く菊ちゃん。着実にステップアップしていってる感じかな。見守りましょう
それにしても、雪姫が楽しみです。

投稿: きびだんご | 2011.11.29 22:07

尚花さま
わざわざありがとう。そうに違いないと思ってました 1分差でのカキコミでした。

投稿: きびだんご | 2011.11.29 22:10

こんにちは。
遅くなっちゃったけど、前に拝読したときに、後でも必ずコメントしようと思っていたので。
だって、「外郎売」の富士山のことも、團蔵さんのことも、勝奴のことも、左團次さんのこともまったく同感なんですもの!!
しかし、あのへんなぴよぴよ音、なんだったんでしょうね。劇場中に響いているように聞こえたから、個人の携帯ではなさそうだったし…。まあ、その時は動揺しましたが、役者さんはどんなことがあってもきちんと芝居を進めることに、あらためて感心しました。おかげで私もすぐに忘れて芝居に没頭することができましたわ。

12月の中村座、菊ちゃんがまさに目の前でご覧になれますよ。私はうっかり昼夜とも左側を取っちゃって、ちょっと失敗だったかも。

投稿: SwingingFujisan | 2011.12.02 16:31

SwingingFujisanさま
コメントありがとうございます
やはりあの日の富士山をご覧になったのですね。ふと気がつくと、すっかり雪化粧をしていて・・・。これから寒くなるけど、その分、綺麗な富士山が見られるチャンスも増えます。
お江戸の顔見世は、演目も配役も、歌舞伎の楽しみが詰まっていたように思います。南座とはまた違う趣ですよね。

さてはや12月。歌舞伎好きは師走に限らず、新年も走り続けなくっちゃ

投稿: きびだんご | 2011.12.02 23:40

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