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2012.01.23

親獅子の心情に涙する

1月22日(日) 「壽 初春大歌舞伎」夜の部 16:30~ 於・新橋演舞場

「矢の根」「連獅子」「め組の喧嘩」

 この何日間かで、奇跡的に雨(雪)ではなかった日曜日。晴れ女パワーかしら。2列のセンターでもあるし、着物で出かけました。吉右衛門が出る時には、一応、何か義母の物を身につけて行くことにしてるんで、今回は帯をば。

 前回、2階の左から見てたけど、やっぱりこんな風に近くで見るのは楽しい。回数を減らしてもよく見える所から見るべきか、と一瞬悩む。

 「矢の根」はお正月らしいし、三津五郎の大きさやいかにも五郎!な稚気も楽しい。なーんにも考えずに、目の前のあれこれを愛でる、という感じ。後見さんの様々な働きも間近で見て、一段と興味深かった。振り返れば、さまざまに「お正月らしいすがすがしさ」が溢れていたなぁと思う。

 ところで、私のいた2列センターでは、その左寄り4席が空席であらら~と思ってた。そうしたら、「連獅子」の時には鷹之資くんくらいの男の子と母親2組が!(結局、「連獅子」だけだったけど)。

 今回の連獅子で、なんだか初めて「子獅子を千尋の谷に突き落とし、そこから這い上がってくる」というストーリーを、強く感じたような気がする。今までは、踊りとして、ダイナミックさとか外見的な部分に目を奪われてたので。それというのも、這い上がって来た子獅子を迎える親獅子=吉右衛門の、ほんとに情愛に溢れた「まなざし」を見たから。そこには、よく這い上がってきたという思いも、これから何があってもしっかりやれるんだ、という励ましもあるみたいで。この瞬間を目撃できただけでも、見に行った甲斐があったというもの。

 「め組の喧嘩」も、前はやっぱり昼夜通しの観劇でテンションが下がってたんだね、今回はとても面白く見ることができた。誰がよかった、とかいうことでなしにね。彦三郎、萬次郎、芝雀といった、ちょっとだけ登場の人たちも、ピリッと締めてるというのも、大事なんだろうな。もちろん辰五郎ファミリーの泣き笑いというか、心意気やなんかも堪能した。そういえば、客席には鳶の人たち(?)が来てた。揃いの半纏の。

 見どころいっぱいの楽しいお芝居を満喫して、終演が8時半なものだから時間にも余裕あり! 演舞場から昭和通りを渡ってちょっと行ったあたりの「ビストロ・ヌガ」で、赤ワインをば。お天気も味方してくれたし、いい一日でした。うぃーっ。

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コメント

我が家は土曜に昼夜通しでした。そもそも梨園のジャリ連は好きではないのですが、鷹之資の踊りの「シッカリ切れ味」にはちと感心しました。あとは梅玉。勿論菊菊吉三等々等々面白かったぁ。

投稿: 松乃鮨 | 2012.01.26 19:51

松乃鮨さま
あはは~、「梨園のジャリ連」ね さすが松乃鮨さんだ。
それはともかく、鷹之資はほんとシッカリ踊ってましたね。いやもうたいしたもんだ。
演舞場へは21日、というのは、もれ承っておりましたが、昼夜通しとは思いませんでした。元気だなー(自分でも今月は昼夜通しを敢行してるくせに、やっぱり言いたい)。

投稿: きびだんご | 2012.01.26 21:53

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