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2012.02.22

勘九郎襲名の口上を聞いてきた

2月22日(水)「六代目中村勘九郎襲名披露 二月大歌舞伎」 夜の部

「鈴ヶ森」「口上」「春興鏡獅子」「ぢいさんばあさん」

 当初予定していた日に夜の部に行けなくなって、このままかな、と思ってたんだけど、中途半端に(見えづらい場所から)「土蜘」「河内山」を見たから、かえって見たい気持ちがつのってしまい・・・。だって、豪華番卒登場の盛り上がりとか、たまりませんわ。

 で「鈴ヶ森」をがぜん見たくなって、web松竹をちょこちょこチェックしてたら、おあつらえ向きに4列なんぞが出てくれて、エイヤッ  ちょうど最近、なんとなく気がふさいだりしていて(理由もなく)、なんかパッとしたくなったということもある。ちょうど仕事も切れ目で(明日の朝、宅急便で届くから、すばらしいタイミングなわけ)、いろんな意味で、見に行くのが必然だった、と自分でこじつけておりまする。散財はイタイけどね。

 三越で、日本橋弁松の赤飯の入ったお弁当を調達。たまにお赤飯を食べたくなる。襲名のお祝い、という気分も。

 「鈴ヶ森」は、芝翫さんの白井権八を見たなぁ、と懐かしく思い出したけど、まだ4年前のことなのか。富十郎-芝翫だったのね(涙)。いやー、若々しい勘三郎・権八と、貫禄の侠客長兵衛を演じる吉右衛門! ほれぼれしてしまう。ここですでに見に来てよかった、と思いましたよ。

 口上も豪華で楽しくて。なんと今日、2月22日は、勘九郎長男なおやクンの誕生日だそうで。これは我當さんがおっしゃったんだったかな。
 仁左衛門さんは、勘三郎さんの病気回復を喜び、そして小山三さんのことに触れ(自分が出てる時より拍手が大きいと)、来月の平成中村座もよろしく、などなど。やっぱり口上のわくわく感は独特だわね。

 その小山三さんは、次の鏡獅子では幕が開いたらすぐそこに板つきで。いつもの役とはちょっとイメージが違うけど、声もしっかりしてるし、あの元気さがうらやましい!
 そして勘九郎の踊りは、なんというか折り目正しいイメージ。後見が七之助だったから、この2人の兄弟がいる中村屋はいいなぁ、なんてつい思っちゃった。だって、いまなかなかいないでしょう、年齢の接近した兄弟のいるおうち(花形世代で)。

 最後の「ぢいさんばあさん」、私はどうもあまり見る機会がないんだけど、単純におもしろいというか、ツボを心得てるよね、という感じ。最後にじんわり優しい気持ちになって、楽しい一日を終えられたのでした。

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コメント

夜の部、ご覧になれてよかったわ~。「鈴ケ森」は必見でしたし、やっぱり口上は襲名ならではのものですし(襲名以外にもありますけど)、襲名される役者さんだけでなくそれぞれの役者さんのお人柄が出るし、これからも歌舞伎を楽しみつつ応援していこうという気持ちになりますものね。
中村屋兄弟にはず~っと仲良く歌舞伎を盛り立てていってほしいですね。年の近い兄弟というと、亀兄弟でしょうか。少し年齢が下がると萬屋、播磨屋、明石屋といますが、2人とも主役を張れる中村屋ですから若手の手本となり歌舞伎を牽引していく力になってほしいと思います。

投稿: | 2012.02.27 10:20

ミステリアスなSFさま
ありがとうございます!! ほんと「鈴ヶ森」は必見、でしたね。勘三郎の若々しさ、吉右衛門の貫目、いや~よかったです。口上もうるうる。実は東蔵さんが面白い方だったりするのね。
そういえば亀兄弟もいました。ごめんなさい、ですわ。でも、中村屋とはちょっと立ち位置が違うのかな。そして若い世代も楽しみですね。
実はこの日、せっかく4列を入手したのだからと着物で行きまして・・・あろうことか、自分でも驚く大粒の涙がこぼれおち(落ちるまで自覚ナシ)、即しみぬきに直行でした。という意味でも忘れられない襲名披露となったのでした

投稿: きびだんご | 2012.02.27 23:20

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