« 小満ん師匠の世界に浸る | トップページ | 見応えあった狂言の会 »

2012.03.29

久しぶりに朝日新聞・夕刊の話

3月29日(木)

 朝日新聞の夕刊は、毎週木曜日に1ページ丸ごと舞台関連の記事が載るので、楽しみにしている。今日は「勘三郎、病越え見つけた宝」というのがメインで、その次が「偉大な父祖を追いかけて 尾上松緑 師直に挑む」。

 ちょうど日曜日に平成中村座で、勘三郎演じるおとくを見て感動したところだったから、まさにタイムリー! 「病気は嫌なもんだけど、無駄ではなかった」という「宝」は、「五代目、六代目菊五郎の型を写した覚書」、これが目に見える宝。闘病中に嫌いな読書をしているうちに、小山三さんから渡されたという(六代目の長女である母親が預けていたもの)。目に見えない宝は、息子たちの成長(そして仲間の優しさ)。いや、成長ぶりも目に見えますよね・・・。

 いっぽう松緑は、12歳で父を、14歳で祖父をなくし、27歳で四代目松緑を襲名したが、「彼らの子や孫であることが不器用な僕にはトラウマだった」と語る。確かに重圧はいかばかりか。辰之助といえば40で世を去ったあの辰之助だし、松緑の名はその父のもの・・・だものね。まして誰が見ても彼は器用なタイプじゃない。
 「辰之助を継いだ僕は天才型だった父の芸を求める観客を失望させ、名を汚した」とまで言うのだもの。

 でも、一歩一歩ゆっくり進むタイプの芸も、ぜったい必要なんだよね。軽やかさ華やかさではなくて、深さ、なのかな。鈍い切れ味の方が後々まで残る、と言えばいいか。

 もうすぐ4月。また歌舞伎を見に行かなくっちゃね(しかーし、中村座の夜の部はまだ買ってない)。

|

« 小満ん師匠の世界に浸る | トップページ | 見応えあった狂言の会 »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

歌舞伎・文楽」カテゴリの記事

コメント

おはようございます。

やっと、春ですね。

松緑さんのお話、じんときました。お父上の『辰之助』さんが大好きだった私、今の若手(花形?)の中では彼を一番応援しています。息子に「名を汚した」とまで言わせてしまった『辰之助』さんはどんなお顔をされているのでしょう。

と言いつつ、来月は国立に通うので演舞場はパス(^_^;のからつぎでした。

投稿: からつぎ | 2012.03.30 09:04

からつぎさま
私も松緑くんを応援してますし、ここ何年か舞台で「いいなぁ」と思うことも多くなりました。
でも、からつぎさまのコメントを読みつつのち え~っ、演舞場はパスなのぉぉ まあね、最近の演舞場は「なんとかしてよ」とつい言いたくなる(わくわくできない)感じですもの。音羽屋ファンの私も昼夜1回、夜は3階Bですからね。

投稿: きびだんご | 2012.03.30 10:55

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 小満ん師匠の世界に浸る | トップページ | 見応えあった狂言の会 »