« 平幹二朗・王女メディア、私にとっては最初にして最後の | トップページ | 国立劇場の歌舞伎は2階から »

2012.04.19

今度は平成中村座に居続け

4月18日(水) 「平成中村座 四月大歌舞伎

第1部(11:00~) 「法界坊
第2部(15:30~) 「通し狂言 小笠原騒動

 今月は我ながらどうしたことか! 演舞場に続いて、平成中村座でも居続け敢行。チケット取りも経緯はよく覚えてないけど、「法界坊」は桜席から見てみたら面白いかも、と思って発売日あたりに購入。で、「小笠原騒動」は行ける日が決まったら直前にでも買えるでしょ、という感じだったはず。・・・で、だんだん行ける日がなくなってきて、え~い、演舞場よりはくたびれないよねと、同じ日にしちゃったのでした。

 11時開演に間に合うように、朝9時20分には家を出発。考えてみれば、昼の部の平成中村座を見るのは、去年12月の菊之助出演時いらい! あの時は寒かった、それより何より、初めて行った時に雨がざんざん降るわ、道に迷ったかと思うわで、小屋に着くまで盛り下がるいっぽうだったな・・・などと思い出しつつ。でも、今回はお天気も恵まれ、隅田公園が綺麗になってて、スカイツリーもいよいよ、と、ちょっとウキウキ気分だったのでした。初めて釜飯を買ってみた。熱いほうじ茶は持参。

 第1部、桜席は、右2列の真ん中あたり。そうそう、ゴールドの発売初日に買ったわけではなかったんだ(忘れてたのかも)。

 さて「法界坊」。12月のことをいろいろ思い出してたから余計に、勘三郎が元気に楽しげに演じてるのがうれしい。一番に思ったのがそのことだったな。隅田公園に平成中村座を(この時期に)、という計画段階から、「法界坊」の上演は考えられてたと思うし、勘三郎が復帰できてほんと何より。
 ま、もともとあまり好きではない演目なのだけれど、笹野高史&亀蔵の怪演等は、よけい気持ちがスッと冷たくなる感じもあった。このあたりは好みの問題としか言えない。七之助の野分姫の、超越したおっとりぶりはなかなか楽しかったな。ラストの後ろが開いてからのあれこれをはじめ、当然、見えづらい部分もいくつかあったけど、でもこれを桜席で見たのは正解だったと思う。

 2時前には終演だったから、散歩しましょ、と。今回初めて、平成中村座の後ろに回ってみた。土手の上をノンビリ川を眺めながら歩いて、でも、あまり遠くまで行かずに、どこかでコーヒー飲めないかな? けっきょく(あまり遠くに行くと不安なので)待乳山聖天のそばで休憩して初めて聖天にもお参りして、第2部。初めて1階正面(竹)席の右側、というか右端から。まあ見づらくはなかった。

 「小笠原騒動」は全く初めて。でも、わかりやすいし(単純ともいう?)、なんにせよ初めてだからストーリーを追いつつ、珍しがって見てた、というところかな。狐が活躍するけど、扇雀がまた狐の化身か、とか、あらら「法界坊」に続いてここでも七之助の幽霊だ、とか思いながら。

「法界坊」のラストの双面、七之助が黒子で声だけ出してるんだけど、桜席の右だと、その顔がとてもよく見えて「綺麗!」と思っちゃった。黒子のカッコするとなぜかほんとに女の子みたいだったなー。衣裳の赤いリボンも効いてて。

 本水使用とのことで、前方の人にはビニールも配られてたから、へぇぇと思ってたけど、私が居た所からはそれほどその迫力は感じなかった。あ、水車でぐるぐるは面白かった。 その後の立ち回り、特に梯子を遣った立ち回りは、すんごい迫力を感じた。

 演舞場の居続けでは、見た当日は興奮状態で元気だったけど翌日ひどくぐったりしてた(背中がバリバリ!)。それを思うと、平成中村座は、そこまで入れ込まなかったがゆえに、はァ面白かった、チャンチャン、でおしまい。
 4月という「時」と、それにふさわしい「うららかさ」と、隅田河畔というロケーションでの勘三郎の「法界坊」という状況をこそ楽しんだ、といえるのかもしれない。

|

« 平幹二朗・王女メディア、私にとっては最初にして最後の | トップページ | 国立劇場の歌舞伎は2階から »

歌舞伎・文楽」カテゴリの記事

コメント

おはようございます。

演舞場に続いての通しご観劇、お疲れ様でした。私は今月は昼の部はパス(^_^;。なんせ、前回3度も見てしまったので(NYバージョンを最初に見て、勢いでノーマルバージョンを見て、そしたら夫が見たいってんで都合3回)、もうおなかいっぱい(笑)。七之助さんの野分姫&黒子、印象に残っています。

小笠原騒動は楽しめました(^-^)。もう1回見たいなぁ、今度は左の桜席がいいなぁ、とチェックしていたのですがまるで出ませんでした(涙)。扇雀さんの狐の化身は翫雀さんに似ているなァと感じました(あたりまえか)。
本水での立ち回りも楽しかったし、私はやっぱりこういうアクロバチックなのが好きなのかも(単純なのですわ)と思いました。

昨日は「今月3度目」しかも「3階席」という気の緩みからか国立劇場で何度も撃沈した(^_^;からつぎでした。

投稿: からつぎ | 2012.04.20 08:52

ああ、やっぱり、お互い近くにいながら(いたから?)まったく目に入らない位置関係でした!私は梅の右の舞台近くにいました。幕のあっちとこっちですよー
1日いたのに、昼夜の間にも出会わないなんて、君の名はどころじゃない感じ・・・って、古い!
桜の季節に法界坊って、最初から狙ってたんですよね?3月は襲名だし、最初と最後じゃないだろうし。ほんと、勘三郎の体調が間に合って良かったです。
演舞場、私はまだ昼しか見てないですが、やっぱり同じように通しで、3階から見る予定です。来週ですが、千穐楽でもその前でもない、中途半端な日に。いいんです!忠臣蔵は通しで!

投稿: 猫並 | 2012.04.20 19:51

からつぎさま
こんばんは。
小笠原騒動、立ち回りはほんと迫力ありましたね。小屋が小さい分、じかに伝わってくるというか。昼夜通しても、気分が変わって飽きなかったし。まだまだ体力的に大丈夫みたいだな自分、と少し自信もつきました(笑)。
からつぎさまが今回ご覧にならなかったというのも、少しわかる気がします・・・まぁ、国立劇場が第一というのはもちろんですが でも桜席ならではの面白さはありました。
そうそう、吉右衛門の法界坊を見たときには、「いやこういう役をやらなくてもいいです!」と言いたかった私です。

七之助が最近、急激に美しくなってる、と思うんですけど

投稿: きびだんご | 2012.04.20 23:03

猫並さま
いやはや。なんとも。なんでやのん。
・・・と、ありったけの言葉を連ねたい「君の名は」な私たち。実のところ、朝、中村座に行った時には、入り口付近や席のあたりで「猫並さん、いらっしゃってたりして」と思って気にしてたのです。しか~し幕によって引き裂かれていたのですね(爆)。
このタイミングで「法界坊」って、ほんと狙ってたとしか思えませんよね。それにしても3月~6月くらいでよかったんでは、と思う私は、よっぽど12月で懲りたんですわ。

忠臣蔵、来週、3階から通しでご覧になるんですね。ゆったり気分で見るのもいいかも。私は今回は1回ずつで終わりです。あ、大阪のホテルを予約しなくちゃ

投稿: きびだんご | 2012.04.20 23:15

こんばんは。
重ねての投稿失礼m(_ _)m

>七之助が最近、急激に美しくなってる、と思うんですけど
同感です!先月、今月と中村座でそう感じておりました。で、さっきEテレでコクーンでの桜姫東文章を見たのですが(一昨年ですよね)、そう確信しましたっ!(4倍角くらいで読んでください)

七くん見たさに5月演舞場夜の部をとったからつぎでした。

投稿: からつぎ | 2012.04.20 23:20

からつぎさま
続けてのコメント、どうもありがとうございますっ はい。4倍角くらいで読みました

七之助、ほんといつの間にか(しかもごく最近!)美しくなってましたね。・・・で、演舞場。私はチケット取りを失念していて、ならば直前でいいかとまだ確保してません。でも夜の部は絶対行きたいです。さっき、歌舞伎美人で出演者をまじまじと見てきました。松也も演舞場なんだ、とビックリ。

投稿: きびだんご | 2012.04.21 01:15

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 平幹二朗・王女メディア、私にとっては最初にして最後の | トップページ | 国立劇場の歌舞伎は2階から »