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2012.04.23

女体シェイクスピア第2弾!

4月22日(日) 「絶頂マクベス」 14:00~ 於・吉祥寺シアター

Kaki_2

(柿喰う客 女体シェイクスピア002)
原作/W・シェイクスピア 脚色・演出/中屋敷法仁 出演/深谷由梨香(マクベス)、内田亜希子(マクベス夫人)、荻野友里(ダンカン)、佃井皆美(マクダフ)、七味まゆ味(一の魔女)ほか

 スピード感と「ギャル語」に圧倒された「悩殺ハムレット」に続く、女体シェイクスピアの第2弾。私は前回、出会い頭にいきなりパンチをくらったみたいな感じもあったので、う~む今度はマクベスだな、という感じで静観していた。ところが、友人が(やや仕事がらみで)見に行って、トリコになって帰ってきた。やっぱり気になるなぁ・・・というわけで、のんびりオフの予定だった日曜日に吉祥寺へ。

 まぁ、吉祥寺はバスで行くとラクチンだからね。神代植物公園の北を突っ切るルートの路線バスだと、緑いっぱいコースなのだ。(神代植物公園-消防大学校-杏林大学病院-井の頭公園)
 そして休日に新宿以西の劇場に行くときには、いつだって近所のコンビニに行くときのようなカッコの私なのに、多少は洒落っ気を出してみた。吉祥寺だから?柿喰う客だから?

 ハムレットで洗礼を受けていたから・・・というわけでもないと思うけど、今回の方が余裕をもって、楽しんで見られた。やっぱり有名なシーン(魔女の予言とか、亡霊の出てくるところとか)が多くて、それをどんなふうにやってるのかな、という期待もあるし。

 舞台上にはいよいよ何もなくて(ハムレットの時は真ん中にソファがあった)、ただの四角い空間。だけれども、奥行きや照明をうまく使っていた。そこで演じられる、ビートのきいたスピード感あふれるマクベス! なんたって1時間半ほどですもん。

 特に気に入ったのは3人の魔女、かなあ。劇団の副代表の七味さん(大)、歌手の新良エツ子さん(中)、ダンサーのきたまりさん(小)の、あやしい存在感。七味さんが素顔でアフタートークに出てきた時には、えっ?こんなに細い人だったのという感じで、実物の3倍くらいには見えたのだった。マクベスが、常におびえてるけどテンパッてる人として描かれてるから、ダンカン王の少し落ち着いたテイストなんかが、光って感じられた。

マクベス&マクベス夫人が、執事とメイドの格好をしている、というのは、「どこから見ても強うそうな、いかにも王位を簒奪する」っぽい存在ではなくて、いつもおびえていることの象徴。・・・というのは、毎回恒例、アフタートークでの中屋敷さんのことば。

 柿喰う客2回目ということは、アフタートークも2回目だけど、面白いんだなー。というか、これを聞いてもう一度見てみたくなる。それと質疑応答も必ずあるようだけど、質問が簡潔かつポイントを外さないのに感心しちゃう。若い演劇好きが多数、なのかな。

 ちなみにこの女体シェイクスピアは、まだまだ続くようでして、次は「ジュリアス・シーザー」なんだって。「発情ジュリアス・シーザー」。

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コメント

このシリーズってタイトルにインパクトがありますよね。そしてタイトルだけじゃなくて内容もインパクトありそう。
きびだんご様の的確なレポと私の乏しい想像力とで、舞台を頭の中に思い描きました。メイドと執事の格好って、まさに「今」でもありますね。怯えてることの象徴なのかぁ

投稿: SwingingFujisan | 2012.04.24 19:17

SwingingFujisanさま
タイトルね・・・どうせ若いあんちゃんたちだから(爆)、もちろん性的な感じをふまえつつ、でしょうが。かならず漢字2文字がつくようなので、これからの展開に興味津々。
気になったら一度見てみて、というしかないんですよ。説明できない。前回は、「わかる」と私なんかが言うことは媚びてることになるんじゃないか、と思ったくらい。今回はそこまでじゃありません。
執事とメイド(そしてメガネ)は、あくまでも観客の質問に対する中屋敷さんの答えなので、それだけじゃないかもしれないし、また意図と違うふうに受け止めてもOKだと思います。
ついでに言うと、執事マクベスは銀色のトレイを持っていて、マクベス夫人の夢遊病は鼻チョーチン(ほんとの風船をメガネにくっつけてる)で表現されてます

投稿: きびだんご | 2012.04.24 22:32

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