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2012.04.27

意図せず北斎と出会う

4月27日(金)

 しとしと霧雨の一日。午後から会社へ仕事を納めに行って、これで連休だぁ!と思ってたら、「連休中にやんなさい」とお土産をもらってしまった。はいアリガトウゴザイマス。地道に働かないとねぇ・・・。

 さて、重い荷物を抱えて麹町駅から有楽町線。めざすはまず
秀華書展(東京セントラル美術館@名鉄メルサ。日本書道美術院) お天気が悪くても、けっこう人が入ってたなー。明日あさっては席上揮毫があるけども。一応、社中の先生方の書を中心に見る。仮名とか漢字だけじゃなくて、「新書芸」部があって、横書きの書も1点。ほへーという感じで見てきた。

 ここで銀座一丁目駅にいたばかりに、頭の回路が混乱しまして、KATAGAMI展を見るためにほんとは三菱一号館美術館に行くところ、まっすぐ三越前、三井記念美術館へ。1階入り口で、おやおやぁ。北斎じゃありませんか! そうよね、ここは三井、KATAGAMIは三菱 でもせっかく来たんですもの、いざ「ホノルル美術館所蔵 北斎展」へ。 

 葛飾北斎生誕250周年記念でござりまする。

 展示順で、まずは「冨嶽三十六景」から。これ、「神奈川沖浪裏」のどどーんという波とか、「尾州不二見原」の桶のわっかを通して見る富士とか、実は「NINAGAWA十二夜」を思い出してしまった私です。そうなの、あれって美術的には(鏡ばかりじゃなくて)北斎もありましたよね。

 ついでに言うと、「百人一首 乳母が絵とき」というシリーズがあって、ほんとは100枚つくるはずが28枚で中断してる。小倉百人一首のそれぞれの歌に、絵をつける・・・んだけれど、北斎さんが自分の趣味に走っちゃったのね~。
 その中で目についたのはなんといっても「菅家・菅原道真」。歌は「このたびは ぬさもとりあへず 手向山 もみぢのにしき 神のまにまに」なんだけど、どーんと見えるのは牛車でして。なんだかね、「加茂堤の場」を思い出してしまった。車曳ではないの。

 でも、展示全体が、作品保護のためにものすごく照明を落としてるから、この百人一首も特別に解説がついてるもの以外、歌はわからない。全部知ってるのが基本、ってわけでもないよね・・・。頭の体操、むずかしすぎ。

 そういえば、シリーズものではなくて「仮名手本忠臣蔵 八段目」というのもあった。私、歌舞伎で見たことあるんだっけ??

 ありゃま、と偶然の符合に驚いたのが、「詩哥写真鏡」の「伯楽天」。これは、能「白楽天」のシーン(中国から皇帝の命でやってきた白楽天が、漁翁に出会うところ)。実は、今日、前々から行こうと思ってて挫折したのが、まさにこの能「白楽天」だったから。しょうじき、なんてこったい、と思いましたわ。

 というわけで、偶然行ったわりには、とても楽しんで(ほかにも「北斎漫画」などもあったし)、とても面白かった。ただいま前期(5月13日まで)で、後期はがらりと展示が変わるみたい。

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コメント

そうでしたか、金曜に「北斎」でしたか。私の方は土曜に歯医者、医者、その後ボストン美術館展か、「喜久月」でまったりか、などと考えているうちに、何とはなく「北斎」でした。「白楽天」ですよね。私はかつての上司の通夜、その後女将の方も友人ご尊父の通夜、ということで、結局誰も行けずでした。

投稿: 松乃鮨 | 2012.04.29 14:42

松乃鮨さま
まぁ、女将さまも不参加でしたか。お通夜、というのが悲しいですね。北斎を見て、いっしゅん女将さまにメールしようかと思ったんですが、思いとどまってよかった。
「伯楽天」は出品目録および美術館の解説文のタイトルで、この字なんです。文中では白楽天なんですが。ボストン美術館展は連休中は人出がすごいでしょうね。いついくか考えてしまいます(13日まで使える招待券があるんだけど)。
ちなみにうちの夫は土曜日に、鍼治療、目医者、午後から打ち合せ(のち、妻が留守なので息子と外食)だったかと。土曜に医者通いってのはどちら様も、ですかね~。

投稿: きびだんご | 2012.04.29 19:31

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