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2012年5月

2012.05.31

5月はとことん宮沢賢治

5月30日(水) 「天使猫」 14:00~ 於・座・高円寺1

作・演出/渡辺えり 出演/手塚とおる、馬渕英俚可、谷川昭一朗、土屋良太、宇梶剛士、渡辺えり ほか

 渡辺えりの主宰する「オフィス3○○」が、5月17日~6月3日の日程で、「月にぬれた手」と「天使猫」の連続上演を行なっている。晩年の高村光太郎を主人公とする「月にぬれた手」(演出/鵜山仁)は、去年の震災直後に上演されたものの再演で、「天使猫」は全くの新作。どちらも東北(花巻)が舞台である。
 「月にぬれた手」も見たかったけど、日程的に無理だったので、宮沢賢治を描いた(らしい)「天使猫」を。平日マチネで、客の年齢層は高そうだけど(おじさん多し)、ほぼいっぱい。

 メインのキャストの中で、役が一つなのは「宮沢賢治」の土屋良太だけ。手塚とおるなんて「猫/保阪嘉内/きつね/生徒B/紳士」だし、宇梶剛士は2役だけど「清六/岩手山」。岩手山、ってまさに山、だよ

 まずは宮沢賢治といえば、というおなじみのマント着てトランクを持った賢治が登場する。・・・けれども、そこで妻を捜す「白猫」に出会って・・・場所も季節もかわってしまう。さっきまで蛍だったのに「あれは雪ですよ」」とか。 

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2012.05.30

仕事帰りに行く菊之助舞踊公演

5月29日(火) 「尾上菊之助 歌舞伎舞踊公演」 19:00~ 於・日経ホール

雨の五郎」右近 「藤娘」菊之助 「棒しばり」菊之助(次郎冠者)、右近(太郎冠者)、菊市郎(曽根松兵衛)

 15時~と19時~の2回公演。平日なので、いつも誘うメンバーには声をかけていなかったのに、みなさん別個に情報をキャッチして「行きた~い」とのこと。結局、音羽会に4枚お願いしたのでした。P列のセンターブロック、通路際から4枚・・・まぁ、踊りを見るにはいいですかしら? 私ともう一人は仕事の都合でギリギリkもしれず、通路際はとてもありがたい。

 幸いなことに予想より仕事が早く終わって、余裕で大手町へ。自宅から出てくる2人は、天気予報を逐一聞いていたばかりに、「出かけるのは危険では?」なんて思ったそうで。無事に公演が行なわれ、雨にもあわず、やれやれでした。開場のころ、外を見たらずいぶん風は強いようだったけど。

 えーっと、踊りに関しては、何か書けるほどの感想はナシ。綺麗てなくらいなので。
 最初は右近くんの素踊り。並んで見てた友人が「息子と同い年!!」と。

 「藤娘」はいつも、最初に真っ暗になったところでなんだかドキドキしてしまう。これはねぇ・・・やっぱりもうちょっと近くから見たかったな。ちょっと夢の世界のようなフワフワした感じで見てしまい、なんだかあっという間に終わってしまった感も(決して寝てたわけではありません)。

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なぜ私は新感線を見て、こんなに考えてるのか

5月28日(月) 「シレンとラギ」 18:00~ 於・青山劇場

(劇団☆新感線2012年春興行 いのうえ歌舞伎)
作/中島かずき 演出/いのうえひでのり 出演/藤原竜也(ラギ)、永作博美(シレン)、高橋克実(ゴダイ大師)、三宅弘城(ギセン将軍)、北村有起哉(シンデン)、石橋杏奈(ミサギ)、橋本じゅん(ダイナン)、高田聖子(モンレイ)、粟根まこと(モロナオ執権)、古田新太(キョウゴク)ほか

 月末の月曜ソワレならきっと大丈夫、と早くから確保していたチケット。が、5月24日~7月2日という長期間の公演なのに、どうしてこの日にしちゃったかなと思うことしばしば・・・。売るとか交換するにはあまりにもいい席すぎて、まあジタバタせずに行ってきました。楽しかったー。あまりにいい席というのは、前から3列目のセンター(少し左寄り)。藤原竜也くんとか、ちょっとドギマギするくらい近くで見たよ。

 いっちばん最初に、藤原竜也と古田新太(親子の役)が並んで立ったとき、えーっと思うくらい「竜也くん、顔ちっちゃ~!」 (笑)。
 永作博美の第一声が、少しがっかりで(早口で私がついていけなかっただけか)心配したけど、その後はOKでした。

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2012.05.28

中村座千穐楽のカーテンコール

 カーテンコールのことを思い出すままに。

 「髪結新三」では、それまで幕が開いたままの場面転換(新三内←→家主内)だったし、もう大団円、みたいなイメージがあるから、焰魔堂橋を前に幕が閉まったらば大拍手。さぁ、カーテンコールだ、みたいな雰囲気。
 他の劇場でもまあ、あらまだあるの?という感じはあるけど、ここまでではない。千穐楽ゆえ、余計に、だったのかなぁ。客電を落としてあればそんなことはなかった? 大詰めがいかにも「添え物」っぽくみえて残念だった。

 カーテンコールでは、最後まで残ってた役者さんたちが登場して、一言ずつ挨拶。上手から、橋之助、彌十郎、(真ん中の勘三郎は最後に)、亀蔵、菊十郎、勘九郎、橘太郎。だったように思う。

 彌十郎さんが中村座の7ヶ月を、紅葉や雪、桜、今は紫陽花というように、季節の花などで表現されたのが、とても印象に残った。そんなふうに言われると、ほんとに秋から初夏への、中村座の周りの風景とともに様々なことが思い出される。

 菊十郎さんは、身を縮めるようにして「尾上でございます」と。そのたたずまいが、いかにもで言うに言われぬ風情。勘三郎さんが「祖父の菊五郎の一番新しい弟子」「この方も国宝」と紹介された。それから、前エントリーで触れた勘九郎、橘太郎発言が。
 橘太郎さんは昼の部では「十種香」の白須賀六郎で、昼夜ともに「いつもの橘太郎」イメージとは違う姿を見せてくれた。
  
 勘三郎さんは、今日が本来の千穐楽で、明日は震災のチャリティーですから、とは言いながらしかし「日延べ(追加公演)は役者の勲章」とも。こんな率直さも素直にうなずける。そして一本締め。

 幕がしまって、でもまだ拍手。私はもうじゅうぶん、とは思ってたの(ここらあたりが中村屋千穐楽の初心者?) そうしたらもう一度、幕が開いた。最後の最後、菊十郎さんが舞台下手に残っていた書き割りの岩の陰に隠れたのが、めちゃ可愛かったなー。

 終わってから靴をはいて小屋から出て、ふっと気が付いたら私の真ん前を歩くのは好江夫人。後ろ姿だけでもわかる(意外と小柄なのね)存在感はさすがでしたわ~。

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平成中村座、千穐楽を見る

5月27日(日) 「平成中村座 五月大歌舞伎」夜の部 16:30~

毛抜」橋之助(粂寺弾正)、扇雀(巻絹)、錦之助(秦民部)、萬次郎(秀太郎)、彦三郎(小野春道)ほか 「志賀山三番叟上演口上」勘三郎、小山三 「志賀山三番叟」勘九郎(三番叟)、千歳(鶴松) 「髪結新三」勘三郎(新三)、勘九郎(勝奴)、亀蔵(善八)、梅玉(忠七)、橋之助(家主長兵衛)、彌十郎(弥太五郎源七)ほか

 昨年11月からロングランの平成中村座も今日が千穐楽・・・追加公演で明日の昼もあるけれども、夜の部はほんとにおしまい。私自身はそれほど中村座のいい観客ではなくて、11月と1月は見ていない。のだけれども、ついつい「千穐楽を見るか」という気になったのだ。そこが中村屋 桜席が取れず、梅・2階の右側。
 見終わった今なら、松か竹をフンパツしても、と思わなくはないけど、いやいや松・竹との差額で小劇場を見られますもん。ここは梅よ、やっぱり!(と自分に言い聞かせる) 冷房がすっごくよくきいてて、周りの人たちと一緒に震えながら見たのでした。

 「毛抜」はおおらかなのんびりした(ばかばかしいような?)雰囲気が、とても楽しかった。あの空間にも合ってたのでは。7月の国立劇場の配役をチェックしたばかりだったので、脳内で比較空想したりも。萬次郎の秀太郎は柔らかみが自然だし、彦三郎の存在感といい、初出演の役者さんたちがぴりっといい感じだった。

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2012.05.25

日本橋劇場 2日め

5月24日(木) 「皐月恒例 市馬落語集 三夜」 18:45~ 於・日本橋劇場

(市江)、市馬・淀五郎、ゲストコーナー(森サカエ「慕情」)--仲入--市馬・野ざらし

 今年の落語集のスケジュールを見た時に、水曜だけOK、という状況だった。けれども、落語先達の爺さまは、2日目だけ行きますとのことだし・・・私も仕事が終わってから行くか、と。
 到着した時にはもう市馬師匠は高座に上がってたけど、マクラで噺家の階級のこと、歌舞伎の世界のこと(「稲荷町」の謂われは2通りあるのか!)などなど。

 落語の「淀五郎」とは沢村淀五郎という名題下だった役者が、当時の座頭、市川団蔵(いじわる団蔵)に抜擢されて、忠臣蔵の判官を演じる噺。中村仲蔵も出てくる。メインはとうぜん「四段目」なので・・・ついつい、先月見たばかりの菊ちゃんの判官のことも思い出したよ。
 芝居の噺といえば「七段目」を聞く機会が多いけど、この「淀五郎」と「中村仲蔵」(五段目)は、役者が主人公だから面白さがまた違うんだなー。しか~し、判官が切腹してるのに、それがあまりに下手くそだからと、由良助が花道から判官のところへ来てくれないなんて 厳しすぎる愛の鞭。

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日本橋劇場 1日め

5月23日(水)「皐月恒例 市馬落語集 三夜」 18:45~ 於・日本橋劇場

市也・高砂や、市馬・付き馬、ゲストコーナー(曽根史朗:司会たけ平)--仲入--市馬・百川

 皐月恒例、とあるように・・・さてこの「三夜」は今年で何回目、だったかな。うまく予定が合わなくて、最初はこの1日めだけ、のつもりだった。が、ネタ出しされている噺を聞きたいことなんかもあって(そのことは2日めに)、とりあえず2日連続で行く、その初日。

 世田谷パブリックシアターの「宮沢賢治~」が1時間ほどなので、三軒茶屋から六本木へ出て、サントリー美術館。私はやっぱりこれくらいの規模の展示がゆっくり見られて好きだなぁ(←後日書きます)。
 日本橋劇場は「水天宮前」という頭があるから、さてラクチンに行くには青山一丁目で大江戸線を乗り換えて・・・なんて思ってたら、そうよ!人形町から行けるじゃないの、と思いついて、日比谷線にて。だいぶ、人形町界隈の地理がわかってきた、ことにしておこう。

 主催のミックス寄席さんは、私には(言ってあるので)後方の通路際の席を下さる。ここで、ノンビリゆったり楽しめる、というわけ。ほんと落語集のお客さんは、年齢層高め。いかにも仕事帰りのサラリーマン、という人たちとか、年配の二人連れとか。

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2012.05.24

朗読:読み手の違いも楽しむ

5月23日(水) 「朗読『宮沢賢治が伝えること』」 14:00~ 於・世田谷パブリックシアター

出演/宮沢りえ、松尾スズキ、鈴木浩介

 5月14日に見て、2回目。14日は小泉今日子、野村萬斎、段田安則であった。どうせなら全く違う顔ぶれがいいかな、という思いもあり(もちろんこちらの予定と合わなくてはダメだし)、この組み合わせにしてみた。

 2回目を見る前は、小泉今日子、宮沢りえ、という年齢的にも近いタイプよりも、片方は麻実れい、白石加代子あたりがよかったかも・・・なんて考えも少し頭をよぎった。

 しか~し。宮沢りえの読みが想像以上によかった。単に読むというより「なりきる」部分があって、それと地の文のやさしい読みとの落差も面白かった。ちゃんと「聞いてる人」に向けている余裕があった、という感じかな。
 それと、鈴木浩介の力強さ、松尾スズキのちょっと頼りない(あのイメージのままの)雰囲気がうまくかみ合っていたように思う。

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2012.05.22

世界の終わりを告げる雲

5月20日(日) 「燕のいる駅」 15:00~ 於・三鷹市芸術文化センター 星のホール

作・演出/土田英生 出演/酒井美紀、内田滋、千葉雅子、土屋裕一、尾方宣久、中島ひろ子、久ヶ沢徹

 三鷹市芸術文化センター、土田英生セレクションのvol.2。
 vol.1は「-初恋」で、今回も出演されてる千葉雅子さんの存在感が印象的だった。私が初めて土田作品に触れたのも、ここ三鷹だったし、やっぱり三鷹は大好きな劇場!(何よりも近くて気軽に行ける、というのがポイント高し。日曜日に出かけるのも苦痛じゃない)

 この「燕のいる駅」の初演は1997年。この時は「未来の戦争前夜」という設定だったけれど、1999年に劇団MONOで上演する際に、「終末」に変えたという。
 
 といっても、この芝居が深刻だったり暗いわけではない。どこかは知らないけれどローカル線の駅らしい所の駅員休憩室が舞台で、のんびりした雰囲気で話は始まる。

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2012.05.20

土曜日は落語のハシゴ

5月19日(土) 「柳家三三で北村薫。」夜の部 17:00~ 於・草月ホール

「朧夜の底」(前半)--仲入り--「朧夜の底」(後半)、落語「山崎屋」、トーク・北村薫×柳家三三

 今月から3ヶ月連続で、「柳家三三で北村薫。」がある。〈円紫さんと私〉シリーズから『夜の蝉』(創元推理文庫)収録の3編と、それに関係する落語を1席、という趣向。昼夜公演。

 この会に行くことは早くから決めていて、んじゃぁその前に国立演芸場に行くか、ということでハシゴにしてしまったのだった。ほんとは演芸場から草月ホールまで歩こうと思ってたんだけど、あまりの暑さにめげてタクシーに乗ってしまった。タクシーから降りたら知人にばったり。別の友人(三三ファン)も来てるはずだし、妙に知人率の高い会である。

 この企画、初回には行ったけど、前回は行ってなくて久しぶり、という感じ。「夜の蝉」はタイトルが印象的だし、本棚から引っ張り出して少し読み返したら、いろいろ思い出した。それにしても、この主人公「私」は、ちょっとお勉強に片寄った子ではある(笑)。たぶんファッションも全然いけてないでありましょう・・・。

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新真打ち誕生を寿ぐ

5月19日(土)「国立演芸場 5月中席 春風亭一之輔真打ち昇進披露」 13:00~

-- 柳朝・真田小僧、マギー隆司(マジック)、勢朝(漫談)、圓歌(漫談)--仲入り--口上(左から・柳朝、勢朝、一之輔・一朝・圓歌)、一朝・肥がめ、大瀬ゆめじ・うたじ(漫才)、一之輔・五人廻し

 21人抜きの真打ち昇進で話題になった一之輔さんの披露興行も、この中席で終わり。全50日間のうち49日目!(四十九日なのだ) 私も1回くらいは行きたいと思ってたんだけど、普通の寄席はなかなか行きづらく(混むかな、とか)、場所も顔ぶれも相当地味だけど、指定席が買える国立演芸場にしてみた(ネットで席を見たら、8列の右端があったので、遅れてもOKだな、と買っていたもの)。

 演芸場に着いた時には一人目の高座が終わるところで(3人の交代出演だから誰だったのか不明)、タイミング的にはよかった。というわけで、まずは新真打ちの兄弟子・柳朝から。わりと力の抜けた、とぼけた味の落語だと思うけど、そこから、マギー隆司、勢朝と、脱力系の人が続いて、正直あらあら、とも思った。

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2012.05.19

毎回「新鮮な気持ち」で芝居を見る(苦笑)

5月18日(金) 「THE BEE Japanese Version」 19:00~ 於・水天宮ピット

 4月末に続いて2回目。NODA MAP はチケットが取れれば複数回見ることが多いんだけど、これは1回でも良かったかな、とは思ってた。もちろんつまらなかったからではなくて、充分に満足したし、自分なりに消化できてるとも思ったので。・・・で、最近見ていないナイロン100℃の「百年の秘密」が、私の周りで評判よさそうだし、と急激に見たくなってたの。でも、この THE BEE を誰かに売って代わりにナイロン、というのも気乗りしないまま、けっきょく自分で見に行ったというわけ。

 今日の席はG列4番。実は初演・再演(日・英)で、初めて左ブロックから見た。そして、一番舞台から遠かったかもしれない(なんかたいてい1列目2列目で見てた。もちろん自分で選んだわけじゃなくて当たったもの)。見る場所の違いや、初日から20日以上過ぎてることで、また別の面白さを感じたのだった。

 そもそも、野田演じる井戸が、通路を通って舞台に上がるところを初めて見た。スーツ着て鞄持ってる普通のサラリーマン役だから、遅れてきたお客さんかと思ったよ

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2012.05.16

平成中村座も今月限り

5月16日(水) 「平成中村座 五月大歌舞伎」昼の部 11:00~

「本朝廿四孝 十種香」七之助(八重垣姫)、勘九郎(濡衣)、亀蔵(原小文治)、白須賀六郎(橘太郎)、彌十郎(長尾謙信)、扇雀(勝頼) 「四変化 弥生の花浅草祭」染五郎、勘九郎 「神明恵和合取組 め組の喧嘩」勘三郎(辰五郎)、橋之助(四ツ車大八)、扇雀(女房お仲)、梅玉(焚出し喜三郎)ほか

Nakamura ←初めての梅席。2階4列12から

 平成中村座、しょっぱなの11月と1月は行ってないから、全体の2/3見た(見る)ことになる。席のランクは、松竹梅桜ぜーんぶ。こっちは完璧(笑)。

 昼の部は、正面から見たくて梅にしてみた。後ろにもたれられるし、(前に席がなくて)足元ゆったり。ノンビリ見るにはよかったけど、「め組の喧嘩」ではちょっと遠いかな、とも。

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2012.05.15

朗読で癒しの時間

5月14日(月) 「朗読『宮沢賢治が伝えること』」 19:00~ 於・世田谷パブリックシアター

(シス・カンパニー公演)
演出/栗山民也 構成/岩下尚史 音楽・マリンバ演奏/中村友子 出演/小泉今日子、野村萬斎、段田安則

 ほんらい、しのぶちゃんと唐沢くんが出演するお芝居のはずだった、この期間のパブリックシアター。代替公演は総勢38人が出演する朗読(東日本大震災・鎮魂と復興協力への新たな誓い)、全42公演。
 役者さんは、一公演に3人しか出ないわけで、どの組み合わせの会を選ぶか、悩むところではあった。仕事など自分の都合も当然あるわけで。ま、芸術監督・萬斎さんは外せないでしょ、と(余談ですが、この日、萬斎さんは東京スカイツリーの開業記念式典で三番叟を舞われたんですよね)。

 せっかく大勢出演なので、もう1回、全く違う組み合わせでも見ます。

 今回は発券してみたらB列で、おやおや。2列目右ブロックの左通路際で、すごく見やすい場所だった。午前中、書道用品の買い出しなどで(前日の文楽の疲れも残っていて)、ちょっとだるかったんだけど、そんな疲れも吹き飛んだのでした。「雨ニモマケズ」の朗読なんて、萬斎さんがほぼ真正面でした・・・と、ミーハー心、全開。 

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日曜日の文楽・第2部は当然「満員御礼」

5月13日(日) 「国立劇場文楽公演」第2部 16:00~

「傾城反魂香 土佐将監閑居の段」「艶姿女舞衣 酒屋の段」「壇浦兜軍記 阿古屋琴責の段」

 前日12日から始まった5月の文楽公演。日曜の第2部限定でグループ全員の分、5枚もチケットを確保するのは、至難の業でした。どうして毎回毎回、一方に片寄って人間国宝総出演、なんでしょう。

 吃又は住大夫と文雀(おとく)、艶姿~は簑助(お園)、阿古屋には三味線の寛治、というわけで。おかげで、(1部、2部両方には行けなくて)最近は咲大夫&燕三をなかなか聞く機会がない。

 あぜくらの初日10時にログインして、なんと13列の右ブロックもかなり右端の方だったのよね(2枚のみここで取った)。ひぇぇぇ・・・。でもとにかく見られればいいや、と。一般発売では14列の同じく右だったから、みんな同じあたりから見られてよかったんだけども。
 そして実際に見始めると、このあたりも決して悪くない・・・どころか、阿古屋では舞台の上の人形と床を同時に見られるから、満足度MAXだったのよ。

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2012.05.14

昼の部は「女殺油地獄」!

5月12日(土) 「五月花形歌舞伎」昼の部 11:00~ 於・新橋演舞場

西郷と豚姫」翫雀(お玉)、松也(芸妓岸野)、獅童(西郷吉之助)ほか 「紅葉狩」福助(更科姫/戸隠山の鬼女)、愛之助(山神)、高麗蔵(局田毎)、獅童(平惟茂)ほか 「女殺油地獄」愛之助(河内屋与兵衛)、福助(お吉)、歌六(河内屋徳兵衛)、秀太郎(母おさわ)ほか

 これ、あんまり行く気になれなくてチケットを買ってなかったんだけど、ちょっとweb松竹をのぞいてみたら、3階右13、14が出ていて、んじゃぁということで14をポチッ。なのでほんとは休養日にしていた土曜日に出かける羽目になってしまった。
 隣の13は売れたけど来なかったのか、売れなかったのか知らないけど、ずーっと空席のままだったので、気楽にゆったり見られてラッキー。・・・でも、やっぱり同じ3階Bでも正面の40番台とは見え方が大違いなんだよね。

 あんまり見に行く気になってなかったのは、もちろん演目に引かれなかったから。でも、結果的には「油地獄」がすごくよくて、これを見逃さないで良かったな、というところ。 

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2012.05.12

マイブームは、ちょっぴり三島

5月11日(金) 「五月花形歌舞伎」夜の部 16:30~ 於・新橋演舞場

通し狂言 椿説弓張月上(伊豆)・中(讃岐・肥後・薩南海上)・下(琉球) 染五郎(源為朝)、七之助(白縫姫/寧王女)、愛之助(高間太郎)、獅童(陶松寿)、翫雀(阿公/崇徳上皇の霊)ほか

 三島由紀夫「豊饒の海」4部作は、2まで読んだ。近々、図書館で3を借りてくるつもり(文庫本なのに借りてる)。そんなにどっぷり三島の世界につかってるわけじゃないけど、まあタイミングよく歌舞伎でも三島、という巡り合わせ。
 なので、今月の演目を見たときには、昼の部よりも夜の部が楽しみだった。・・・のだけれども、なんかくたびれちゃったなー。

 上の巻は発端だからちょっと地味? 途中で意識が飛んじゃった(おかげでその後は、ばっちり覚醒してた)。全体に、舞台の仕掛けのあれこれは面白いんだけど、なんだかそれがうまくつながってないような感じで、私の中では盛り上がらず。

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真珠の首飾りvs.耳飾り

 フェルメールの話です。

 「真珠の耳飾りの少女」が見られる、東京都美術館マウリッツハイス美術館展(6/30~9/17)はよく見聞きしてたけど、同時期、国立西洋美術館には「真珠の首飾りの少女」が来るのか(ベルリン国立美術館展。6/13~9/17)。これは全然、知らなかった。前者が朝日新聞、後者は読売新聞だからだね~。

 なんだかんだで、日本にはフェルメールがしょっちゅう来てますが、実は私はあまり見に行ってません。混んでるのはイヤだ、とか、へそ曲がりとか、まあいろいろ理由をつけてる。とにかく、どうせならゆっくりボンヤリ見たいな、と。
 ほとんど負け惜しみ(?)で、「やっぱり現地で見ようよ」とも言うんだけれど、さて元気なうちにどこかへ見に行けるんでしょうか。でも、広~い空間でゆっくりしかもまとめて見たからこそ、レンブラントやベラスケスがいいなぁ、と初めて思えた記憶はいまだに鮮明。

 で、混んでるのはいやだ、という「中高年」向けなのか、マウリッツハイスの方にはプレミアム鑑賞券(日時指定の夜間鑑賞券に、学芸員のセミナー、ドリンクなどがついてる)があるのを発見。まだ買えるのかどうかは知らないけど。

 月日はあっというまに経つから、次に気が付いたらもう会期末だったりして

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2012.05.11

「吉備大臣入唐絵巻」を楽しむ

5月9日(水) 「ボストン美術館 日本美術の至宝」「平成24年 新指定国宝・重要文化財」 於・東京国立博物館

 もちろん目的はボストン美術館展だけれども、13日まで本館で「特集陳列」されている新指定国宝・重文を見てね、という名目の招待券(特別展も見ていいよと書いてある)があったので。
 期限内の平日となると、都合がいいのはこの日のみでした。6日には「日曜美術館」でもやってたし、絵巻をゆっくり見るには平日の方がいいもんね。いちおう、平安時代あたりが得意らしい夫にくっついていく。

 上野駅の公園口から、公園内をつっきらずに線路沿いの道を歩いて学士院の角を曲がる(初めてのルート)。まずはボストン美術館展から。

 「仏のかたち 神のすがた」のコーナーは、ふむふむってくらいで。あんまり仏像・仏画が得意じゃないので・・・つい手(指)は見ちゃうけども 

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2012.05.10

「読めない」本

水村美苗「母の遺産」(中央公論新社)

 今日の朝日新聞の広告に、「4刷」と出てましたが、私は先月後半に読み始めて、もっか断念中。広告でも引かれている、オビの言葉、「ママ、いったいいつになったら死んでくれるの?」は、やはり衝撃的。
 主人公が親の介護をしており、2人姉妹の妹、というのも、この本に引き寄せられた一因ではある。

 著者が「自身の体験を交えて描く」とあるように、小説とはいいながら細部の描写ひとつひとつにうなずいてしまう。冒頭がいきなり「有料老人ホーム」に入居時に支払った大金のうち、未償却で戻ってくる金額の計算だもん。うち(義母)は、小説のように立派なホームじゃなかったけど、5年償却の1年分が戻ってきたし(いちおう長生きすればするほどオトクではあるの。施設側からすれば入れ替わりが多いほうがいいでしょうが)。

 細部の描写とは、たとえば入院・手術の際の書類のことであったり、衣類のすべてに名前を書いたり、パジャマのズボンの胴回りを直したりすること・・・いちいち思い当たるんである。そんなことから、当時のあれこれを思い出したり今後を思ったりしてしまう。で、どうにも気分がすぐれず、動悸さえしそうで放置に至る、というわけ。

 小説だから、主人公の母親は自我が強くて猛烈。お金持ちに嫁いだ姉とか、ストーリーの本筋は私が思い入れをするような要素はなくて、読み進めたいんだけどねぇ。さて、いつになったら読めることやら。

 それともう一つ。当ブログの初期の読者で、よくコメントもくださっていた先輩のタンゴちゃんのことも思い出してしまう。彼女は5年前の5月に亡くなったんだけど、大変な読書家だった。彼女に確か水村美苗の「本格小説」を勧められたのではなかったかな。読む機会がないまま初めて手にした水村さんの小説が、「母の遺産」だった。折しも5月、というわけで・・・やっぱりこの本はしばらくこのままにしておくでしょう。

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2012.05.09

5月7日(月) 「團菊祭五月大歌舞伎 夜の部」 16:00~ 於・大阪松竹座

絵本太功記 尼ケ崎閑居の場」團十郎(武智光秀)、時蔵(操)、菊之助(十次郎)、海老蔵(佐藤正清)、梅枝(初菊)、東蔵(皐月)、菊五郎(真柴久吉)ほか 「高坏」海老蔵(次郎冠者)、亀寿(太郎冠者)、市蔵(大名)、松緑(高足売) 「ゆうれい貸屋」三津五郎(弥六)、團蔵(家主平作)、梅枝(娘の幽霊お千代)、市蔵(屑屋の幽霊 又蔵)、時蔵(芸者の幽霊 染次)ほか

 連休後半を岡山で過ごして、7日の昼過ぎの新幹線で大阪へ。今回はたまたま「歌舞伎を見よう!」ということで途中下車したけれど、そういうことがなくても、「実家のあれこれ」と「東京のがちゃがちゃ」の間にワンクッションおくのがいいなぁ、と思ったのだった。今後も事情が許せば、「ぶらり途中下車の旅」でも考えようかしら。観光じゃなくて、ホテルでノンビリする、ってだけでいい気がするよ。

 今回は大阪の落語友・Sさんと一緒に観劇。文楽でもおなじみの太十と、あとは肩のこらない演目なので、綺麗な女形の菊ちゃんが見られなくてもがまん

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2012.05.08

松竹座・昼の部を見て、ただいま~!

5月8日(火) 「團菊祭五月大歌舞伎 昼の部」 11:00~ 於・松竹座

寺子屋」松緑(松王丸)、海老蔵(武部源蔵)、梅枝(戸浪)、亀寿(涎くり)、亀三郎(春藤玄蕃)、菊之助(千代)ほか 「身替座禅」菊五郎、團十郎、巳之助、右近、権十郎 「封印切」藤十郎(忠兵衛)、菊之助(梅川)、三津五郎(八右衛門)、東蔵(おえん)、左團次(槌屋治右衛門)ほか

 しばらくご無沙汰してしまいました。田舎で平穏(?)な生活をしていると、ブログを更新する意欲が低下しちゃうんですねー。スマホでの入力が疲れて長文を書きづらい、というのもあるんだけど。

 そんなわけで復活第一弾は、本日見たばかりの團菊祭。昨日は夜の部を見たんだけど、事前の予想通り、昼の部の方がおおいに気に入ったのでした。まあね~、それは菊之助メインで見に行ってるんだから、当然といえば当然だけれども。でも、「身替座禅」の菊五郎-團十郎もすごくよかったし、どれも満足!だったので。これ、東京でやってたら何回も通っちゃいそう。

 そうそう、松竹座の入り口付近からして華やか、と思ったら、「祇園御連中様」との札があって、総見の日だったんでした。以前、南座でも遭遇したけれど、1階の左右の席にズラリ。幸い(?)本日の私の席は3列センターブロックで、舞妓さんたちは目に入らない場所だったから、お芝居の間は集中できました

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2012.05.04

桑の実のジャム

桑の実のジャム
今回、実家へのお土産にしたのがこの桑の実のジャム。見た感じはブルーベリー。
えーっと、コンフィチュールとかいうんですか?(それはジャムとイコール?)あんまり煮詰めてなくて、実の形状もよくわかる。

母親の思い出ばなしに、時々、桑のことが出てきてた。近所で養蚕をしていた子ども時代(昭和10年ころか)、桑の実は持ち主にわざわざ断らなくても、食べ放題だったそうで。

大変喜んで、朝、パンにつけて食べてます。病院にも持って行くそう。←低血糖になりやすいので、手軽な甘味補給に。

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