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2012.05.15

朗読で癒しの時間

5月14日(月) 「朗読『宮沢賢治が伝えること』」 19:00~ 於・世田谷パブリックシアター

(シス・カンパニー公演)
演出/栗山民也 構成/岩下尚史 音楽・マリンバ演奏/中村友子 出演/小泉今日子、野村萬斎、段田安則

 ほんらい、しのぶちゃんと唐沢くんが出演するお芝居のはずだった、この期間のパブリックシアター。代替公演は総勢38人が出演する朗読(東日本大震災・鎮魂と復興協力への新たな誓い)、全42公演。
 役者さんは、一公演に3人しか出ないわけで、どの組み合わせの会を選ぶか、悩むところではあった。仕事など自分の都合も当然あるわけで。ま、芸術監督・萬斎さんは外せないでしょ、と(余談ですが、この日、萬斎さんは東京スカイツリーの開業記念式典で三番叟を舞われたんですよね)。

 せっかく大勢出演なので、もう1回、全く違う組み合わせでも見ます。

 今回は発券してみたらB列で、おやおや。2列目右ブロックの左通路際で、すごく見やすい場所だった。午前中、書道用品の買い出しなどで(前日の文楽の疲れも残っていて)、ちょっとだるかったんだけど、そんな疲れも吹き飛んだのでした。「雨ニモマケズ」の朗読なんて、萬斎さんがほぼ真正面でした・・・と、ミーハー心、全開。 

 舞台の前方中央には、大きな(横長の)テーブル。正面の椅子に小泉今日子、右・萬斎、左・段田安則。テーブルのさらに手前には、賢治の様々な本が並べられて(積まれて?)おり、舞台後方はマリンバの演奏スペース。

 舞台上の照明はかなり暗く、マリンバの柔らかい音色もあいまって、心地よく眠ってるふうな人も。そんな穏やかな時間。

 縦長のスクリーンに、読まれる作品のタイトルや、明治三陸地震(この年。賢治誕生)、昭和三陸地震(この年、賢治、37歳で死去)のことなどの、文字情報が出されるけれど、最小限に、と言ってもいいと思う。

 読まれるのは、「春と修羅」「注文の多い料理店」「よだかの星」「永訣の朝」「雨ニモマケズ」のほか、短歌や「稲作挿話」なども。一人だけで立ち上がって読むスタイルのものもあるし、着席のまま、分担して読むものも(「注文の多い料理店」は小泉今日子が地の文を、あとの2人がそれぞれ紳士を。料理店の「注文」はスクリーンに映されてた)。

 静かな中で、じっくりと宮沢賢治の世界に浸れて、見ながら(聞きながら)癒された、という感じ。3人の声がほんと心地よかった。

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コメント

おはようございます。

レポ、ありがとうございましたm(_ _)m←最敬礼だと思ってください。

これ、パブリックシアターからご案内が来て、メンバーと日程とにらめっこして、時間も勘案して、そうすっとどうやっても駄目で。。。。でもでもすっごく行きたかったんです。中でも2日か3日もんのすごく行きたいのがあって。。。。。 ああ、ぐやじい。私も浸りたかった、癒されたかった。

実は賢治フリークでして。宮沢賢治学会イーハトーブセンターには1991年(設立直後)から所属しておりました。今は退会してしまいましたが、当時の会員証は大事にとってあります。花巻にも行きました。イーハトーブ館は当時交通の便も悪くって難儀しましたが行ってよかったと今でも思います。

文庫だけど全集もそろえちゃったからつぎでした。

投稿: か | 2012.05.16 08:10

からつぎさま
「か」は「からつぎ」の「か」
なんとまあ、からつぎさまは賢治フリークでしたか。宮沢賢治学会イーハトーブセンター
私もそれなりに読んだんですけど、みょ~に映画「銀河鉄道の夜」(猫アニメのです)にハマっちゃったんですよ。後にテレビで見たら、なんて暗い映画なんだ、と思ったけど。
鉄っちゃん息子と、花巻あたりの旅もしましたよ(エスペラントの駅名がついてたトコ)。息子が小さい時に、この映画を見せたら、効果音のようにしくしく泣いてあえなく退場、でした・・なーんて思い出しちゃった。

メンバーと日程、ほんと悩みのタネだったでしょ。私もウ~と思いつつ迷いつつ、でした。
ゆっくり自分で声に出して読んでみる、というのもいいかもしれませんよ。


投稿: きびだんご | 2012.05.16 23:09

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