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2012.05.12

マイブームは、ちょっぴり三島

5月11日(金) 「五月花形歌舞伎」夜の部 16:30~ 於・新橋演舞場

通し狂言 椿説弓張月上(伊豆)・中(讃岐・肥後・薩南海上)・下(琉球) 染五郎(源為朝)、七之助(白縫姫/寧王女)、愛之助(高間太郎)、獅童(陶松寿)、翫雀(阿公/崇徳上皇の霊)ほか

 三島由紀夫「豊饒の海」4部作は、2まで読んだ。近々、図書館で3を借りてくるつもり(文庫本なのに借りてる)。そんなにどっぷり三島の世界につかってるわけじゃないけど、まあタイミングよく歌舞伎でも三島、という巡り合わせ。
 なので、今月の演目を見たときには、昼の部よりも夜の部が楽しみだった。・・・のだけれども、なんかくたびれちゃったなー。

 上の巻は発端だからちょっと地味? 途中で意識が飛んじゃった(おかげでその後は、ばっちり覚醒してた)。全体に、舞台の仕掛けのあれこれは面白いんだけど、なんだかそれがうまくつながってないような感じで、私の中では盛り上がらず。

 中の巻「海上」では、竹本の演奏による荒れ狂う海が迫力だった。のだけれども、それはそれとして、もっと(時間的に)濃縮されててもいいんでは?なんて思っちゃった。なんかね~、全体的に冗長に思えたのは、うまく物語世界に入れなかったからかな。

 下の巻、夫婦宿の場は面白かった。でもそれは染五郎とは関係ないところだからなぁ・・・。というわけで、感想もあんまり書けませんです。
 いたぶられて殺されるだけに登場してた薪車って、ちょっと気の毒(というか、いかにも三島好みのシーンなのかな)。

 いわて銀河プラザでお弁当調達。500円くらいの小さい鳥めしが、けっこうおいしかった。レジに置いてあった「黄金(くがね)の夢」という平泉町のお菓子も、つい買ってしまったんだわ~。

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コメント

私も、意外に盛り上がれませんでした、夜の部。期待してたんですけど…それに、どこがどうイケないってはっきりしたところは…思い出せないんですが(爆)
あのゴーモンシーンは、三島好みでもあり、薪車の師匠好みとも思え…つい、誰が抜擢したんですか?と(笑)
腰元が女方だからまだしも、女優だったらかなりアングラな雰囲気になりそうで、そうなると中の巻であのシーンだけ浮きそうですよね。私は、あのシーンで、七之助がもうちょっとゴーモンに絡んでくれると良かった気がしているんですが、なんだか演奏でいっぱいいっぱいだったし…
でも今月の花形、これをはずしたらダメかと思ってたんですが、油地獄が意外なほどいい…と、珍しくよそ様に宣伝したいくらい、いいです。

投稿: 猫並 | 2012.05.13 09:54

猫並さま
今月の演舞場、とりあえず夜の部だけチケットを取ってたんです。ゴージャスに3階A(Bの正面はもうなかった頃に)。後から昼の部、3階右14などという席を取って(昨日見てきました!)、同じく「油地獄」がとてもよくて、逆にしておけばよかった、と後悔しました。ほんと「油地獄」(だけ)は、もう1回見たくなるくらい。

拷問シーン、裸にしちゃう、ってのがまたねぇ(ムキムキタイプじゃないと三島じゃないですよね)。そうそう、七之助の琴と唄には耳ダンボでしたが、確かにもっと絡んでくれないと、「演奏しました」だけで終わってしまう。染五郎にしても七之助にしても、なんか意外なくらい印象に残らないな、ってのが印象的でした(笑)。

投稿: きびだんご | 2012.05.13 11:04

<豊饒の海>昔読みましたが、今はその根気があるかどうか・・
きびだんごさん、尊敬します

昨夜観てきました。
期待ハズレとの噂にハードルを下げて観たせいか、そんなにガッカリでもなかったですが、お金を掛けた派手な学芸会を観ているような気持ちに・・
人物造形が薄っぺらな感じで魅力的には思えなかったです。
これが三島作品なの

昼の部、取ります

投稿: 尚花 | 2012.05.14 11:53

尚花さま
三島、ずーっと読んでなくて(2、3冊は読んだと思うけど)、今頃やっと、ですから、全然自慢にならないですよ。いま読んでると、環境などから来る「文化の素養」の厚みを感じてしまいます。私なんかそういう年代に、山の中を駆け回ってたのか?ってなもんで
で、夜の部。なまじ「わかっている」人が作ると、あれもこれも、となっちゃうんでしょうかね。「人物造形が薄っぺらな感じ」とは、なるほど。やっている人も、表面的に演じるだけで精一杯なのかも。
昼の部、あまり期待させちゃうのも・・・ですが、よかったです

投稿: きびだんご | 2012.05.14 15:49

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