« 襲名口上に異議あり(東スポ風) | トップページ | 萬斎さんの新たな側面 »

2012.06.14

ブリヂストン美術館は見応えあり!

6月13日(水) 「あなたに見せたい絵があります。」 於・ブリヂストン美術館(6月24日まで)

 演舞場の終演は2時半を少し回ったあたりだから、余力充分。こういう時にブリヂストン美術館へ行かずにいつ行くんだ! ・・・実は「東京駅周辺美術館共通券」を買っていて、期限が6月末なの 暑くもなく寒くもなく、てくてく歩くのにもちょうどよかった。そして、共通券がなければ「行きたい」だけで終わってたこの展覧会に行けて、ほんとによかった。

 ブリヂストン美術館って、なんとなく存在感がなくて(私には、です。もちろん)、ずっとスルーしてきたような気がする。今回の展覧会は「開館60周年記念」展で、同館と石橋美術館の収蔵品、すなわち「石橋財団」コレクションの選りすぐり、ということだけど、いや~、圧巻でした。

 作品リストを見ると、計109点。現代美術で1点入れ替えはあるけど、それらが11のテーマ(8室)で並んでいる。順に、自画像肖像画ヌードモデルと、まずは人物画が並ぶ。レンブラント マネ、セザンヌ、ピカソ、ルノワール。藤島武二、岸田劉生、藤田嗣治、エトセトラ。

 そので印象に残った全く知らない画(有名なのもかなりあるので)は、古賀春江の「自画像」。これ、ハガキいっぱいに水彩で描いたもので、後に奥さんとなった恋人に宛てたもの。こんなふうに自分を描いて送るなんて、なんかロマンチック。

 レジャーでは、サーカスやオーケストラなどが題材。レジャーとはもともと「労働からの解放」を意味する言葉で、産業革命以後、レジャーという概念も広まったらしい。物語は東西の神話や歴史などに材をとったもの。そして、静物現代美術

 サントリー美術館の山水長巻に続いて、ここで雪舟「四季山水図」春夏秋冬を。作品保護のためにずいぶん照明が暗かったけど、まあそれは仕方ないね。

 図録は買ってないから、いま展示品のリストを見ながら書いてるんだけど、たくさん見たわりには覚えていて(私にしては)、ほんと楽しかったなー、という感じ。ゴッホ「モンマルトルの風車」がちょっと3Dっぽくておかしかったり、佐伯祐三「テラスの広告」のモダンさに目を奪われたり。

 一点一点につけられた解説もとても丁寧。作者のことなど、ありがたい情報なんだけど、画そのものに関してはやや饒舌すぎる気もした。

 ミュージアムショップでは、館蔵作品の絵はがきが1枚50円! 今どきこれは安いでしょう。併設のカフェも、世話好きというかなんというか、そういう意味で、首尾一貫してる「親切な」美術館だなぁと思った。入館料もたしか800円。

|

« 襲名口上に異議あり(東スポ風) | トップページ | 萬斎さんの新たな側面 »

文化・芸術」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 襲名口上に異議あり(東スポ風) | トップページ | 萬斎さんの新たな側面 »