« 雅印を作った | トップページ | 土曜日は初日、日曜は千穐楽を見る »

2012.06.30

初・ままごと

6月29日(金) 「朝がある」 19:30~ 於・三鷹市芸術文化センター 星のホール

(ままごと+三鷹市芸術文化センター presents 太宰治作品をモチーフにした演劇 第9回)
作・演出/柴幸男 出演/大石将弘

Mamagoto

↑一定期間内にチケットを購入した人には、この文庫本がもらえた。全136頁。「朝がある」と、モチーフとなった太宰の「女生徒」が入っている。すっごくちゃんとしたもの。「朝がある」じたいは、「群像」7月号に掲載されたとのこと。
 ついでにチケットの写真も。全席自由で整理番号順なんだけど、3番って相当すごいと思いません? ついフラフラっと買っちゃったのよ。しかも、劇場の会員でポイントが貯まってたからそれを使って、2000円くらいで観たのだと思う。

 柴幸男氏は「わが星」で2年前に岸田國士戯曲賞を受賞している。これは三鷹で上演されたのに見逃してしまった。今回は、太宰モチーフでもあるし、どんなのかなーと、初見参。

 なので、一人芝居、といっていいのか・・・一人しか出ないんだからやはりそうだよね・・・とは全く思わず。

 何もない平らな床と、周りは楕円形の壁(ブロックというかタイルというかモザイクというか、四角の集積)。ハシゴだけがあって、大石さんがメトロノームだけを持って登場する。

 あとは、ある女子高生のモノローグ、の繰り返し、のようなものが、微妙に内容をかえて約70分。重要なのは、音と光と、言葉、なのかな。分子とか原子とか、光の屈折角度とか、およそ舞台で聞くとは思いもしなかった単語たち。
 そして、2012年7月9日、月曜日の、東京から360キロ離れたA県のK町に住む女の子。

 独特の音節で区切ったような言葉に最初とまどいもしたけれど、不思議にその世界に引き込まれていった。この少女だけではなくて、なんだか地上のひとつひとつの生命が、とてもいとおしくなるような感覚。

 若い人たちはいろいろ面白いなぁ、というのが正直なところかな。少し前に見た中屋敷法仁、演出の谷賢一などなども。もちろん知らない人たちもいーっぱいるわけで、なんか新しい潮流を感じるんだなぁ。

 

 

|

« 雅印を作った | トップページ | 土曜日は初日、日曜は千穐楽を見る »

演劇」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 雅印を作った | トップページ | 土曜日は初日、日曜は千穐楽を見る »