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2012.07.10

タイミングよく「日本橋」展へ

7月10日(火) 「江戸東京博物館

Edo

 行きたい美術展の会期があれもこれも終了まぎわ。エルミタージュ@国立新美術館へ、と思ってたら、あそこは火曜日が休みなのでした。で、そうだ! 両国に行かなくては、と。・・・行かなくては、の理由の一つは、先月入手した山口晃「日本橋 改」(木版画)にあって、ゆかりの展覧会を見もしないってことはダメだものね。

 さて特別展の「日本橋 描かれたランドマークの400年」は、4章に分かれている。
1:都市・江戸の橋
2:日本橋を描く~江戸城、富士山、魚河岸と~
3:文明開化と日本橋
4:石で造られた日本橋

 特に2章が楽しかった。
・高札場のある風景
・魚河岸のある風景
・日本橋風景さまざま
・日本橋周辺の町々
 と来れば、やはり「藪原検校」! 杉の市がたどりついたあの賑やかな日本橋ですよ。(それにしても、舞台では賑やかな様子をほとんど役者さんの声だけで表わしてた。あれはすごかったなー。熊谷真実さんなんか「時の鐘」だもんね)

 広重や北斎、渓斎英泉らの浮世絵が多い。魚河岸あたりの賑わいと遠くに見える江戸城と富士、とかね。あるいは駿河町越後屋の大きな構えと通りの混雑。そこにあるのはやはりエネルギッシュな日本橋。

 そういえば3章も(舞台の記憶からは離れるけど)、楽しんだのだった。明治時代、おもに前期の様子が描かれている。1枚の絵の中に、いろんな種類の「車」が見えるのも楽しかった。
 「開化皿」は、ちょうど鉄道が通ったころの絵付けがされた大皿だけど、「横浜」「新橋」「汐留」という横書きの文字が、左から右へ、というのが不思議な感じ。

 わりと小さい物が多かったかな。浮世絵にしても。私自身は「藪原検校」と結びつけて面白く見たけど、それがなかったらワクワク度が少なかったかも。

 けれども、その分、常設展や企画展(発掘された日本列島2012)を見るエネルギーは充分残ってた。何しろ、毎月のように、「お手軽時代小説」の仕事をしていて、お金の計算をちゃんとしてよね、7分なんて金額はないんだからねってな事態に遭遇するもので、そんな作者を連れて来たいくらいだった。

 すっかり楽しんだけど、でも博物館のあの造り(特別展と常設展が離れすぎ)は、やっぱりどうかと思うなぁ。江戸東京博物館も、東京芸術劇場も、巨大なエスカレーターが設計のメインにあって、今やそれが邪魔になってるんでは、と勘ぐってしまうぞ。

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