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2012.07.15

リンダリンダ~♪と歌ったよ

7月14日(土) 「リンダリンダ」 13:30~ 於・紀伊國屋サザンシアター

作・演出/鴻上尚史 出演/松岡充、伊礼彼方、星野真里、高橋由美子、佃井皆美ほか

 8年前に初演された、全編ブルーハーツの曲!の音楽劇の再演。とはいえ大震災を受け、ストーリー的にはずいぶん変わったもよう。ブルーハーツにはほとんど無縁の私が行ってもいいのかしら、と思いつつ、でもそういうノリは嫌いじゃないので(笑)。

 なかなか芽の出ないロックバンド、クール・パルチザンはヴォーカルが大手に引き抜かれ、解散の危機に!(しかも、ドラムもここで見切りをつけて田舎に帰ってしまう)。リーダーのケン(伊礼)、ベースのマサオ(松岡)と、マネージャーのミキ(星野)は、バンドの存続のために模索するのだが・・・。
 田舎に帰ったドラムくんの実家は、原発から20キロ圏内の警戒区域で、彼から、そこに取り残された牛たちのことを聞いたリーダーは、とんでもないことを思いつく。
 ロックが大人や体制への反抗であるなら、2012年の今、戦うべき相手は原発が象徴するものなのかもしれない。

 ・・・といっても、舞台はテンポよくコミカルに、歌とともにすすんでいく。さすがに松岡くん、伊礼くん、2人とも歌がうまいし、聞かせ方(見せ方)を心得てるから、ほんとにカッコイイのよ!!彼らを見て聞けただけでも、じゅうぶんでございます、と言いたいくらい。
 その上、星野真里のマネージャーの一途さ、リーダーのケンの7年越しの恋人・高橋由美子の現実感が、すごく安定感のあるお芝居にしてる、という気がした。

 そういえば、伊礼、高橋コンビは「リタルダンド」に出てたわね。2人ともコミカルさも発揮して好演。私はかなり後ろで見てたので、伊礼くんが谷原章介とダブってしまった。声が似てるのかもしてない。

 前に鴻上さんの作品を見たのは、中村雅俊主演の「僕たちの好きだった革命」。あれは、学生紛争の時代、タタカイでケガをして30年間、眠り続けていた「元高校生」が現在に戻ってきた話だった。今回も、過激派くずれの人物が登場し、ヘルメットに鉄パイプが出てきた。

 曲目に「風船爆弾」があるわけで・・・誰も傷つけずに「牛さんを救いたい」とリーダーは突っ走る。その動機があまりにも単純でそれでいいんですか?という思いがぬぐえない。ま、そこを細かく描くような話じゃないんだけどもね。そう思っちゃうのも、いい大人が「牛さん」じゃないだろう、という個人的な感情から発してるかもしれない。大まじめに熱く語ってて「牛さん」だからね!

 客席は、主演の人たちのファンらしき若い子と、ブルーハーツ好きでした?な年上組が混じってる雰囲気。カーテンコールでは、お約束の、らしい、みんな立ち上がっての「リンダリンダ」大合唱。その後もまだ続いてたんだけど、キリがないから逃走してしまいましたとさ。(中村雅俊の時もカーテンコールがしつこくて、「おまえら、もう帰れ!」なんて言われてたよ)

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演劇」カテゴリの記事

コメント

こんばんは。
このお芝居は見るつもりはなかったのですが、星野真理が好きだからそこだけ関心があった、なんて言ったら怒られちゃいそうですね(誰に怒られるのやら)。
きびだんご様のレポで星野真理の一途さを思い浮かべています。
松岡・伊礼2人のカッコいい歌、聞きたかったな。
♪リンダリンダ♪ 懐かしいです。

投稿: SwingingFujisan | 2012.07.21 23:50

SwingingFujisanさま
おはようございます。昨夜つい帰宅が遅くなり、こんな時間にお返事してます。
星野真里(里ね)、完全にノーマークでしたが、もっと見て見たい、と思わされる存在感でした。声もよく通るし。
松岡&伊礼くんも、カッコイイ俺様ではなくて、迷いもし、マヌケでもあるんだけど、素敵なんですよ。役者さんそれぞれに対して、思い入れがない分、気楽に楽しめたのかもしれません。
脚本に引っかかる・・・のだけれど、それすらも作家の掌の上かも、などと思ったりして。

投稿: きびだんご | 2012.07.22 10:15

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