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2012.09.04

何年ぶりかで立ち見した

9月3日(月) 「すうねるところ」 19:00~ 於・シアタートラム

脚本/木皿泉 演出/内藤裕敬 出演/薬師丸ひろ子、篠井英介、村井良大、萩原聖人

 会員先行をうっかり失念、その後、ヘマもして、もう見られないかな~と思ってた。でも・・・と、立ち見チケットを買ったのは、最近、篠井さんを見てないから、というのが大きい。何年か前に立ち見したのは、パブリックシアターで、市村正親&藤原竜也の二人芝居だったっけ。
 シアタートラムの左右、壁ぎわが立ち見スペースで(私は左側から)、壁にもたれて見ることができたから、まあよかった。80分ほどだし。

 テレビをあまり見ない私は、木皿泉という人(共同ペンネームというかユニット名)を、よく知らないけど、ドラマの脚本家としてとても人気があるんだよね。わりと最近、アエラの「現代の肖像」で読んだ記憶もある。

 で、このお芝居はなんでこんなにチケット取りにくかったのかな。14年ぶり出演という薬師丸ひろ子? 若手の人気者らしい村井良大? 木皿泉・初脚本?(篠井、萩原ではないよね・・・)

 さて、舞台はとある街のパン屋さん(の居間)。一見、夫婦と息子、おばあちゃん(篠井さん!)の4人暮らしのようだけれども、いえいえ。大きな問題(秘密)がありました。息子以外の3人は、吸血鬼だったのです!!

 とまあ、そんなことがおいおいわかってくる。もちろん、吸血鬼3人も「疑似家族」で、おばあちゃん=平安時代、パン屋主人(夏彦)=江戸時代・島原の乱のころ、お姉さん=大東亜戦争の頃、・・・の記憶を語る、「死なない」人たち。高校生の息子・マリオだけが人間で、2歳の時、大きな災害があった後の街で迷子になっていたところを、夏彦に拾われて、一緒に暮らすようになったらしい。吸血鬼だということを知らないのだけれど、ただいま「絶賛・反抗期」。

 吸血鬼3人が、それぞれに、なんか不器用で誠実でひたむきで、およそ吸血鬼らしくない(実際に誰かの血を吸ったりするわけじゃない)。その抜けた感じが、とても楽しい。というか、とても上手い! 薬師丸ひろ子も萩原聖人も、舞台はほとんど見たことがないけれど、とても魅力的だったなー。

 そして、結局この家から出て行こうとするマリオのナイーブな造形。

 設定は奇抜だけれど、描いていることの核は納得できる。だけれども、どこかざわざわする、大きな災厄(行方不明者)、突然の暴力、いじめなどの暗示。日光が苦手で、夜だけ開けているパン屋の、「明日、あります」という不思議な札。見ている間はけっこうアハハと笑ってるけど、断片断片が、妙に心に突き刺さってる、そんなお芝居だった。

 篠井さんは、金髪と長めのフレアースカートで、ほんとにキュートな吸血鬼ばあちゃん。とってもナチュラルなんですけど(笑)。サド侯爵夫人とか天守物語とかの雰囲気とは全く違う、こんな篠井さんもとても素敵

 立ち見するには「問題アリ」の靴をはいていて、見ている間に足が痛くなってしまったのが、唯一のマイナス。途中で、靴を脱いじゃおうかと思ったくらい・・・。

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