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2012.10.19

珍しくちょっと予習してお芝居を見た

10月17日(水) 「リチャード三世」 13:00~ 於・新国立劇場 小劇場

作/ウィリアム・シェイクスピア 翻訳/小田島雄志 演出/鵜山仁 出演/出演/今井朋彦、前田一世、岡本健一、浦井健治、木下浩之、勝部演之、那須佐代子、中嶋朋子、倉野章子、森万紀ほか

 10月3日~21日の公演だから、もはや千秋楽も近くなってからやっと見るという・・・。うまく予定が組めなかったこともあるし、「シェイクスピア友」の田園調布夫人(爆。でもホントなの)とご一緒するという事情のせいもあった。
 ボックスオフィスに電話した時、この日は高校生の団体が入ってる、と言われてギョッとしたものの、またオバサマに電話して相談するのも面倒なので、かまわず決行。高校生は客席でも休憩時間のロビーでも、とっても静かにしていて、えっ、団体いたの? というくらい。
 鑑賞教室でもない普通の公演に行けるなんて羨ましいなあ。(ただし静かにしてたというのと楽しんでたというのは全く別の話)

 私の席は、前から2列目の左ブロック。ちょうど役者さんがけっこう出入りするあたりでして、後半、浦井リッチモンド伯をガン見できる場所でした(カーテンコールも含めて)。ふふふ

 「リチャード三世」はシェイクスピア作品の中でも、しばしば上演されるものの一つ。でもそのたびに、人間関係にコンランしてしまうので、今回は少し予習。・・・といっても、小田島先生のお話を聞いた時の「相関図」「系図」を引っ張り出してきただけ。いろいろ見たけど(今回のパンフにも載ってる)、一番わかりやすいのがこれなので。
 だいぶ頭に入った、とは思うけど、またすぐ忘れるかなー。女性の名前も、マーガレットとエリザベスが多すぎるでしょっ

 もしかしたら舞台との距離が影響したのかもしれないけど、岡本リチャードには、「悪党宣言」に見るような迫力あるワルのイメージよりも、どこか可愛げすら感じた。生まれついてのゆがんだ身体同様、ゆがんだ心の部分が前面に出ていた、ということかもしれない。

 そういうイメージの違いとか・・・もあって、第1幕はちょっとくたびれた(実際に長かったんだけど)。それを第2幕では盛り返したとも言えるか。
 圧巻はやっぱりリチャードとリッチモンド、それぞれの夢の場面に亡霊たちが出てくるところ。あのシーンはよかったなあ。ま、そのあたりからラストまでは一気呵成だったわけですが。

 それと今までになく女性たちの存在感が強かった。ほとんど魔女のような(予言するんだから魔女?)マーガレット中嶋朋子はもちろん、あまり存在を意識してなかったヨーク公夫人(=リチャードの母)倉野章子も。うわ~、この母と息子と。

 ほかの役者さんでは特にバッキンガム公の木下浩之さんに注目しつつ見ていた。でも、なんかもっとリチャードに圧倒的な存在感がほしかったな。

 千秋楽には、2階の最後列から見る予定なので、いろいろ別の風景が見えそうでまた楽しみ。 

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コメント

1幕目、2時間の長丁場の上に膨大な量の台詞、しかもストーリーもドロドロしていて、頭も身体疲れたな~という感じだったのですが、2幕目に浦井王子登場でチョット気分を盛り返しました
まるで別世界から舞い降りて来たかのようで、黒く澱んだ空気が一気に浄化されたかのように感じました
浦井君だけ宝塚のベルばらっていう気がしなくもなかったけれど

俳優さん達の熱演に心動かされるものはあったけれど、心の暗黒面を突きつけられる作品はやはり好きになれない。
人間の持つ醜さ、狡さ、愚かさ、悲しさ等は現実の世界で充分過ぎる位に味わっているのに、それらを観るために何故わざわざ劇場に足を運ぶのか・・という疑問が湧いてきてしまうのです。
今日も帰り道にそんなことを考えていました。

投稿: 尚花 | 2012.10.21 21:30

尚花さま
お、お疲れさまでした 私は2度目のリチャード三世を、2階席から満喫しましたよ・・・とはいえ、やっぱり1幕は長かったです。2時間+1時間20分前後かしら。でも、実は今日は2幕になってから、浦井王子の登場が待ち遠しかったです。
なるほど宝塚ベルばら風。言われてみればそうですね。徹頭徹尾カッコイイ、立派な人だしねー。

人の世の醜さ狡さ。私は何百年たとうが人は変わらない、なんて思ったりして見ることが多いかも。というか、それはそれ、と自分が共感できる部分を見出しているのかな。ちゃんと考えたことないけど。
ま、シェイクスピアの登場人物はみんなよく喋ることだけは確か もうすぐ「没後400年!」だから、何かやりそうですね。

投稿: きびだんご | 2012.10.21 22:34

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