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2012.12.03

花組芝居は楽しいなっ

11月30日(金) 「菅原伝授手習鑑 ~天神さまの来た道~」 18:30~ 於・あうるすぽっと

(花組芝居 25周年記念公演)
脚本/石川耕士 演出/加納幸和 出演/加納幸和、原川浩明、北沢洋、桂憲一、大井靖彦、八代進一、小林大介、美斉津恵友ほか

 花組芝居を見るようになったのは、わりと最近。気になりながらもなかなか行けないでいた。パブリックシアターの「忠臣蔵」はよく覚えてるけど、あれが20周年記念だったのね。その後、「牡丹灯籠」とか、他にも見てるとは思うものの、記憶に残るのはそういったもの。

 とにかく、普段歌舞伎などでは上演されないところもすべてやってくれるのが嬉しい。それがスピーディで楽しくて、でも見せるところはきっちり、なんだなー。

 会場があうるすぽっとか、と若干もりさがっていたら、(悪態をついてたからか)エレベーターがすぐ来たよ。B1にいて、エンエン待たされたりすると、全くな~と思ってしまうのですわ(帰りは階段をぐるぐる降りる・・・2階から1階へおりるだけなのにいやにぐるぐるするのよ)。カンフェティ席でB列4から(B列左は4、5しか席の設定がなかったみたい)。

 前方で見ていたから、衣裳なんかにも結構目を奪われた。大勢の登場人物だけど、そのあたり妥協してない感じ。ま、おちゃらけるところは徹底的におちゃらけて(だって、「腰元てぃんかーべる」なんているんですのよ)、桜丸の切腹や寺子屋なんかは、しっかりじっくり。花組芝居で泣いていいですか、いいですね 笑って泣いて、そういうメリハリが、重要な要素なんだろうな。

 ストーリー上で特に興味深かったのは、4段目、5段目(以下、パンフレットを見ながら)。
4段目口=筑紫配所の段(大宰府の菅丞相のもとへ白太夫が来ている。「東風吹かば 匂いおこせよ梅の花・・・」
4段目次=北嵯峨の段(園生の前が潜んでいる北嵯峨で、仕えていた八重が討ち死。園生の前は謎の山伏に助けられる)
4段目切=寺子屋の段
5段目=大内天変の段(都に雷鳴が轟き天変が続く。雷神となった菅丞相も現われ、時平一味は敗北。平和が訪れる)

 七十の賀を祝った白太夫は旅に出て、無事に菅丞相の所へ行ったのね。そして「飛び梅」の伝説はちゃんと出てくるじゃん。
 八重はここで死んじゃったのか、園生の前を助けた山伏は松王だから、寺子屋につながるんだ(いつも、園生の前が登場するのが「取って付けた」ように感じてたけども)。
 そして、なるほど!の結末。菅原伝授といえば、三つ子メインの話ばかり(底流に道真)になるんだけど、いやいや、「天神さま」の存在はすごいじゃん、と。

 そういえば、寺子屋の段で、源蔵が帰ってきて「皆で遊べ」と言った時、涎くりがテレビを見よう、と言って・・・スクリーンに映像が! これがたぶん日替わりで「25周年おめでとうコメント」なんだね。私が見た30日は村田雄浩さん。三津五郎丈や平幹二朗さんなどなどそうそうたるメンバー。私は3軒茶屋婦人会を見たかったなー。

 役者さんでは、桜丸の美斉津さんがすごくよかったし、加納さんの小太郎も可愛かったよ。

 

 

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