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2012.12.04

お寺で文楽を見る

12月2日(日) 「文楽ワークショップと鑑賞会2012」 18:30~ 於・池上實相寺

二人三番叟」、鼎談(勘十郎、津國大夫、燕三)--休憩--「花競四季寿(春、秋、冬)」

 實相寺は「寺は文化の発信源」という理念で、寺子屋として様々なイベントを行なっている。私も今まで、落語会は行ったことがあった。でも、文楽は今年で10回目というのにこれが初めて。そして、今回をもって一区切り、なのだそう。
 興味は充分あったけど、いかんせん遠いからね・・・。それでも、一緒にあちこちする仲間は勘十郎ファンだから、と打診してみたら、みんな「行く行く」とのことで。
 5時に渋谷駅に集合。とりあえず五反田駅でどういうルートで行くか決めよう!と山手線に乗って・・・逆方向に進んでたり、結局、五反田から川崎行きのバスで「本門寺裏」で降りたまではよかったけど、ここでも逆に歩いたり、おばちゃん珍道中、でありました。

 それでも6時15分くらいには着いたからヨシヨシ、と思ったら、会場はすでにほぼ満員。でもまあ、最後列の椅子席に座れたから結果オーライ。最後列ったって、お寺の大広間ですもん。落語会の時と違って、庭に背を向けるように客席が作ってあった(つまり、縦横が逆で、横長のステージ。そりゃそうだわね、太夫2人、三味線3人の床と、人形スペースだから)。

 二人三番叟は途中、人形の滑稽な動作(汗をぬぐったり)で、笑いがストレートに起きたり、とてもアットホームな雰囲気。それでも、ほんとに激しい動きだから、その後すぐの鼎談では、勘十郎さんは特にお疲れ様、というところ。

 その鼎談。司会はこの企画のプロデューサー氏。あんまり伝統芸能っぽくない雰囲気ですが・・・。第1回は観客60人とか65人とか。で、去年が200で今年は230だったそう。
 アルジェリア公演の話なんかも出た。どうやら燕三さんはとても車好きのよう。みなさん、そんなに能弁じゃないけど、気さくで楽しかった。

 ニュースとしては、来年、竹本義太夫没後300年なんだけど、文楽の人たちで管理している義太夫初め9基のお墓の改修が必要で、(住大夫さんが倒れられた時にお墓も倒れたんだったっけな)、その費用捻出のために「勧進公演」が行なわれるんですって。
 大阪は4月5日、東京は5月10日、6時半~だったかな。オールスターキャスト。その上「天地会」もあるんですってよ どんだけ争奪戦になるんだ、って話ですが。

 あと、やはり大入りだった11月の「仮名手本忠臣蔵」公演のことも。勘十郎さんは「私が平右衛門を遣う時は、必ず病人が出るんで、やめてほしいと思ってたんだけど平右衛門になってしまいまして。初日から4人、休演で」などと。
 加古川本蔵、平右衛門のほかに、左遣いなどもなさって(とこれはプロデューサー氏が)、ほんと出ずっぱりだったそう。

 「四季寿」の鷺娘は、もともと(他のパートも)楳茂都流だったんだけど、勘十郎さんのお父さんがご存命だった頃、「あれは地味だから、おまえ、派手なのをやれ。引き抜きなんかがあるようなのを」と言われて、藤間流へ習いに行ったとのこと。「浴衣着て、恥ずかしいんですよ、皆さん、踊れると思ってらっしゃるかもしれませんけど、素人なんですから」、だそうです。

 今回は夏の「海女」は装置が大変だからか、割愛されて、のこりの季節を。そういえば、鼎談の時、津國大夫三、燕三さんが、はからずも「関寺小町」は手も足も出なかったという初演の頃のことをおっしゃってました。

 遠かったけど、(帰りには雨も降ってた)ここまで足を伸ばしてよかった。ほんと大満足。そして帰りは、渋谷で恒例の飲み会に突入して、一足早い忘年会となったんでした。

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