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2012.12.10

今年2回目の4時間超観劇

12月10日(月) 「祈りと怪物 ~ウィルヴィルの三姉妹~ KERA version」 18:30~ 於・シアターコクーン

作・演出/ケラリーノ・サンドロヴィッチ 出演/生瀬勝久、小出恵介、丸山智己、安倍なつみ、大倉孝二、緒川たまき、大鷹明良、マギー、木野花、西岡徳馬ほか

 年明けには同じ脚本を、蜷川幸雄が演出するバージョンが控えてる。せっかくだから、両方見ることにしたんだなー。が、4時間超だったとは! 6時半開演(ちょうどに始まるそうです)、途中10分休憩が2回あって、終演10時40分ですもん。

 この情報は見に行く前に得ていたから、自宅から出かけるのをいいことに、早めの夕食を5時ごろ食べて、熱いほうじ茶の水筒とおやつを持参。10分休憩じゃあ、ろくに食べられないからね。

(以下、簡単に感想を。ネタばれ多少)

 なにぶん9日初日で、今日が2日目。内容にあまり触れちゃいけないかな、なんてつい思ってしまう・・・。

 まずこの白い衣裳の人たちはコロス? と思ったら、アキレス、オイディプス、王女メディアのことを。ふううむ。最後まで、語り手として重要な意味を持つが、主要な役の人たちもそこに入っている。

 チラシに作・演出家の言葉として、「大人のお伽噺」とある。ブラック・ファンタジーだの、マジック・リアリズムといった言葉も。確かに、いつの話かも、どこかもわからない、不気味な設定。そして「邪悪」風味たっぷり!

 1回目の休憩までは、まだまだ話がどう展開するのかさっぱりわからない。私の隣の人はここで帰っちゃったんだなー。乗れないとつらいのかもしれない。かといって、私が「わわわ」とおもしろがって見ていた、というのとも違うんだけれど。正体不明の、邪悪な、不気味な・・・というと、どうもスティーブン・キングを思い浮かべちゃう。受け取る印象はちょっとそんなところもあった。

 生瀬さんの圧倒的な存在感。やっぱりいいなと素直に思える緒川たまき、出番は短いながら存在感を示した夏帆、などなど、役者さんはみんな好かったな。というか贅沢すぎるキャストではある。

 ただ、同じ4時間の芝居だった「浮標」が、一つのいのちをどこまでも守ろうとする話だったのに対して、「祈りと怪物」にあるのは限りない暴力。強者のためだけに存在するいのち。あ、別に比べてるわけでは決してないんだけど、見ながらついそんなふうに思ってしまったので。
 そして、理不尽にいのちを奪われることに対して(芝居とは無関係に)ナーバスになってる今、舞台の上を見ながら実は見ていないような、ちょっと微妙な気持ちでもあった。

 しかし、まだまだ4時間観劇は大丈夫、と自信は持てたぞい。

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