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2013.01.08

年の初めは明るい芝居で

1月8日(火) 「国立劇場初春歌舞伎公演」 12:00~ 於・国立劇場 大劇場

西行が猫/頼豪が鼠 夢市男達競(ゆめのいち おとこだてくらべ)」菊五郎(夢の市郎兵衛)、左團次(頼豪の亡霊/頼朝)、菊之助(明石志賀之助/胡蝶)、松緑(木曾義仲/仁王仁太夫/大江広元)、時蔵(女房おすま/弁財天/傾城薄雲)ほか

 いろいろ感想を書かなきゃ、というのがたまってきてるんだけど、とりあえず今日見たのから。音羽屋なのに8日になってやっと見る、というのはねぇ・・・(実家に行くかもと松の内は避けてたので)。結果的に仕事も終わってスッキリ気分のところだから、ちょうどよかったと思うことに。

 あぜくら会で買ったチケットで、珍しく1階の花外(2等A)。座席を確認せずに行ったら、4列の一番右、ほんと花道(スッポン)の側でした。ここって、松緑さんの仁太夫が刀を振り回すと怖いくらいの場所だったよ。ちなみに、最後の手ぬぐい撒きの時、一番下手にいた菊ちゃんが、こっちにも2回投げてた。

 序幕、鶴ヶ岡八幡宮の場では、梅枝&萬太郎の兄弟が登場。後の所作事・七福神では、恵比寿(梅枝)と大黒天(萬太郎)で、成長著しいなぁと思いつつ見ていた。いろいろ吸収する時期なんでしょうね。

 鎌倉幕府に仕える北條vs.大江の代理戦争、じゃないけど、相撲の勝負、北條方・仁太夫、大江方・志賀之助。噂には聞いてたけど、相撲取りの拵えがとっても似合ってる美しい菊ちゃんでした。
 ちなみに松緑くんは3役だけど、私は台所での立ち回り、義仲の姿カタチが妙に気に入ってしまった。なんとなく今風のゲームにでも出てきそうな感じ。(ただし正面から見てるわけじゃないから、次回が楽しみ)
 その立ち回りのあと、大団円、鎌倉御所の場では、松緑くんは大江広元となって登場するんだけど、うーん、他の人の方がスッキリするんじゃないかなぁ。今まで義仲だったでしょ!と思っちゃうんで。

 菊五郎は江戸のかっこいい侠客、ですね。幡随長兵衛みたいな。「夢」と楷書で大きく書かれた着物が、なんともはや、ではありましたが。あ、自宅の腰障子にも「夢」と書いてあるんだった。で、女房が時蔵さん、息子が大河くん。大河くん、かわいいよぉ(と言いつつ、菊パパも自分の孫と共演したかろう、などと思ってしまった)。

 相撲取りだったかと思うと、5幕では三浦屋の新造・胡蝶で登場する菊之助。しかも猫の化身なんだ! しぐさがかわいい。そして、猫の姿になっての鼠たちとの立ち回りが楽しかったぁ。台所ってのが意表を突きましたわ。大根と人参も紅白でめでたいし。

 めでたいと言えば、七福神! 声を聞くまで、福禄寿、寿老人が、亀寿・亀三郎とは思わなかったよん(声を聞いても、えーっと、これはお兄さん?とか)。亀蔵の布袋、時蔵・弁財天、松緑・毘沙門天(木曾義仲)。

 そういえば、スギちゃんが出てきたり、去年5月にできた「空の木」とか、相変わらずのお遊びも、アハハ~、なのでした。

 もう一度、今度は正面から見るので、またそれも楽しみだなー。

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コメント

私は最初から、萬太郎はどんなこしらえをしてもすぐに萬太郎って判るなー、元の顔立ちがそんなに独特ってわけでもないのになー、などと思いながら見ていて、七福神のときもそうだったんですが、その横で、この人は誰?とハテナがいっぱい飛んだのが布袋サンでした。声を聞くまで判らなかった!
田之助さんは、あの役、希望したのかな、それとも田之助用に作ったのかな、なんて、いろいろ想像しちゃいました。ちゃかちゃか歩けていたので、すごーく久しぶりに見た割りにはまだまだ元気らしいと安心しました。こけら落としのどこかに藤十郎の政岡がありましたが、あそこでまた栄御前に出てくるか?と思ってみたり。

投稿: 猫並 | 2013.01.10 07:46

猫並さま
そうそう、萬太郎くんって、なんかわかりやすい(ちょっと不思議な)顔なんですよね。バランスの問題かしら んで、亀蔵さんの布袋、私も声でわかったクチです。けっこうみんな「化けて」たんだ。
田之助さんもほんとお元気でよかった。正座するのでなければ全く大丈夫ですよね。こけら落としでも期待していましょう

花道のそばだったから、相撲取りの菊ちゃんの、ものすごーく厚みのある下駄とか、いろいろ面白かったです。あんなのでよく歩けるなぁ。

投稿: きびだんご | 2013.01.10 22:42

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