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2013.02.12

♪ミラクルボーイとミラクルガールで…

2月11日(月・祝) 「サロメvsヨカナーン」 14:00~ 於・東京芸術劇場 シアターイースト

(FUKAIPRODUCE 羽衣 第15回公演)
プロデュース/深井順子 脚色・演出・音楽・美術/糸井幸之介 原案/ワイルド作:福田恆存 出演/深井順子(サロメ1)、西田夏奈子(サロメ2)、岡本陽介(ヨカナーン1)、日高啓介(ヨカナーン2)、枡野浩一(ワイルド系な男)ほか

 FUKAIPURODUCE羽衣(以下、羽衣)って、聞いたことはあったけど見るのは全く初めて。なんか面白そう!?という気配が漂ってきて、千穐楽に間に合ったのでした。たぶん口コミ(というよりネットなど)で広まったのか、満員だったもよう。

 出演者の枡野浩一さんって、歌人の枡野さんだよね・・・。お芝居もするの?というくらいで、何も知りませんでした。役名は「ワイルド系な男」だけれど、ぜっんぜんそんな役ではない。

 顔と名前が一致する人は一人もいない。上にちょっとだけ挙げたけれど、出演者は女性が7人=サロメ1~7、男性が9人=ヨカナーン1~7とワイルド系な男、タクシー運転手エロド。
 こんな役名なものだから、今ここで歌ってるのは誰なんだ?というのがさっぱりわからず。(千穐楽ゆえラストにメンバー紹介があったけど)

 そもそも羽衣って、糸井氏の作る「妙ージカル」とやら?? 実際にオリジナルな歌と踊りと・・・。アメノウズメみたく、エロでもありまする。男女、なんだけど。オバサンそれで困っちゃったのよね

 オープニングの前。舞台がまず美しい。天井から下がるのは・・・チュッパチャップス3000個ですと 降る雨のごとく、幾重にも重なるカーテンの如く。・・・って、実際に舞台は「雨」の想定で、傘の花が。飴が降ってるんですけどね。

 何組もの、私はサロメ、あなたはヨカナーン。ふと気が付くと、援助交際ですか、なサロメから老境まで。提示されるのは「むきだしの愛」。

 私自身は、やっぱり古いヒトなので、あからさまな性的表現(言葉も動作も)には、ちょっとつらいものがある。けれども、そこを突き抜けると、トランス状態、みたいな。歌と構成が並々ならぬ、というところかな。それと、最後にやっと、深井順子って彼女なのね、とわかったんだけど、その深井さんのキュートな魅力も、忘れがたい。

 ・・・というサロメ-ヨカナーンの物語とは別の次元に、タクシー運転手とワイルド系の男がいて、そのガラスでできた透明なタクシー(外からも見られてしまう)の存在が、トゲのようだったなぁ。

 クライマックスで、これでラスト?と肩すかしをくっちゃった歌とか、タイトルに挙げたミラクルボーイと・・・の歌とか、いやに耳に残る歌もあって、いやはや摩訶不思議な羽衣体験なのでした。

*たまたま千秋楽だったから、最後に食べられるチュッパチャップスをもらいました。役者さんが客席に配って歩いたの。それがもらえなかった人は、実際に舞台に使用されたチュッパチャップスを←ボンドを使ってるから食べないで!とのことでした。
 でも、この「飴が降ってる」舞台は美しかったよ。

 

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