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2013.04.30

新緑の都立府中の森公園にて

4月28日(日) 「かわいい江戸絵画」展 於・府中市美術館 5月6日まで

 毎年、府中市美術館は3月~5月の桜・新緑の時期に、面白い展覧会をやってる。この「かわいい江戸絵画」も3月9日から。前・後期、完全入れ替えだったのに、後期しか見られなかったのがとても残念。

 「かわいい」という語は、今やとても便利に使われている。なんだか自分でもしょっちゅう言ってるような気もする。が、「かわいい」はいろんな感情を広く含むものでもある。

 かわいそう、けなげ、いつくしみ、可笑しさ、ちいさなもの、純真・無垢など、「かわいい」が表わす感情ごとに、絵が集められている。なるほど、実はとらえがたいものを、こんなふうにかたちで見せるわけね。

 私が初めて見たものの中から特に気に入った絵は・・・(どれも画像を載せたいくらいだけども)
狩野探信「猿鶴図」(2幅1対)のうちの猿。いや~、高い木の幹から、猿がじゅずつなぎ状態でぶらさがって、川面に映る月を取ろうとしているらしい。太い幹にも根元あたりにも、猿がわらわら。(100匹描かれているんだそう。そしてもう一つの鶴も100羽いるんだって。でも、猿のインパクトが強すぎて、鶴は忘却の彼方。

中村芳中「托鉢図」。大勢の僧侶がずらりっと描かれてるんだけど、構図が面白いの。2、3人が1列で、ちょうどS字形に並んでる。衣が黒だから迫力あって、だけど一人一人の表情は漫画チックというか、にこにこしてる。芳中のちょっととぼけた感じは、最近気になってる。

伊藤若冲「河豚と蛙の相撲図」。これって、展覧会直前に、出品が決まったんだって。ほんと漫画だよ。河豚は尾ヒレで立って蛙と四つに組んでる・・・ように見える(腹ビレでね)。展示室のいちばん最後を飾ってたのがこれ、でした。

 ちなみにここに挙げた3点は、いずれも「個人蔵」。出品目録を見ても7割くらい個人所有のよう。いいなあ(爆)。

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文化・芸術」カテゴリの記事

コメント

やっぱりいらっしゃいましたのね。
きびだんご様がご覧にならないわけない、と思っていました。私がこれに気づいたのは昨日で、大いに関心を刺激されたものの、日程的にちょっとムリ。

最近の女子の価値判断の基準は「かわいい」に尽きると思っていました。私も女子のハシクレ、ついつい「かわいい」を使ってしまいます。そんな話を先日娘にしたら、フランスでも「かわいい」はよく使われるそうです(もっとも発音は「カウァイイ」ってな感じらしい。うまく表記できない…)。そのうち世界基準になったりして?

投稿: SwingingFujisan | 2013.05.03 17:25

SwingingFujisan さま
府中は意外に面白い展示をするんですが、いかんせん不便ですよね。私みたいに沿線の人間でも、なかなか でも公園の中にあって、地域に開かれてるのが、すごくいいなと思ってます。子ども向けプログラムとかも。
フランスでも、カワイイ 素敵です。クールジャパン(おカミ主導)よりも、嬉しいな。
話は違いますが、読み方のルビをつけるのは、難しいですよね、というか所詮、正確には無理ですもん。あ、中国語もむずかし~い。

投稿: きびだんご | 2013.05.04 20:15

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