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2013年5月

2013.05.29

帰省のたびに行きたい大原美術館

5月18日(土) 大原美術館

オオハラ コンテンポラリー」と「名品たちの現代(コンテンポラリー)

 母のところへは4時半くらいに行けばいいから、倉敷に4時まではいられるな、ゆっくり大原美術館で過ごそう・・・と思って、家を出たのに、山手線が目黒駅で止まっちゃったよ! 今年になって2回目。
 前は渋谷だったから、まだよかった・・・だって目黒なんて全然利用しないんですもん。乗換案内を見たにもかかわらず(泉岳寺から品川へ行け、とあった)、乗り場を間違えたから、もういいや、と思って、また新横浜から乗ったのでした。ゼーゼー。

 大原美術館の企画展のうち、「オオハラ コンテンポラリー」(分館ほかにて)は、同館が21世紀になってから収蔵した現代アートを展示。会田誠とか、山口晃、鴻池朋子などなど。
 毎年、ゴールデンウィークの頃、大原美術館と倉敷川を挟んだ向かいにある有隣荘(大原家の別邸)で、若い美術家の個展が開かれてるけど(有隣荘はふだんは非公開)、そういう作家たちの作品がメインなのかな。

 知らなかった作家のうち、特に気に入ったのが、松井えり菜の迫力の自画像? 小林よしのりの絵みたいなのw それと佐藤翠「Reflections of a closet」↓ 

Closet(小山登美夫ギャラリー)

 本館では「名品たちの現代」展。これは、名画の数々を単純に制作年代順に並べたもの。これが意外に面白かったな。洋の東西も問わず、油絵とか彫塑とかも問わず。

 高村光太郎のブロンズ「腕」なんて、こういう時でもないと、こんなにまじまじとは見てないと思う。

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2013.05.28

大人の遠足:結城ツアー

5月25日(土)

午前9時・人形町出発 →(首都高→東北道・佐野藤岡IC)→結城→人形町到着・午後7時

 時々、話題にしていた人形町の衣裳らくや(銀座から移転)主催の、結城ツアーに行って来た。マイクロバスに乗り10人ほどでノンビリと。

 銀座時代から店主が企画していた、国産の繭を使って糸を作り、染め、織るというのがやっと形になってきて、今回はその「染め」「織り」の工房見学がメイン。
 (繭は群馬県高崎市倉渕町で、桑園&養蚕を行なっている。その地名を取って「倉渕紬」として売るらしい)

 当日の見学については、衣裳らくやのブログを(→ココ)。

Yuki ←倉渕産の繭。黄色いのは「野蚕」

 結城に行く、ということは家でも言ってた。夫は「結城紬」という名前は知っていたらしく、「バスでどーんと乗り付けて、あおられて、買わされるんじゃない?」などと。
 いやいや。結城紬がどんだけ高いか知らないでしょう! その心配はありませんわよ。

 染め屋さんで、ものすごく高価な結城紬(桐箱入り)を見せてもらったけどね。なんか、糸をどれだけ細く引くか、どれだけ精緻に織るか、という方向に行って、着る人のことを忘れたのかもな、なんて思った。

 もちろん何も買わず・・・イエ、1個90円の「ゆで饅頭」を2個、そして見学に寄った蔵元で、日本酒(「武勇」)720mlと300mlを。甘辛両方でいいでしょう 

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歌舞伎座第3部、再見

5月27日(月)

 もともと3部のみ2回見るつもりで、26日の3階チケットを持ってたんだけど、文楽をここへ入れたため売り払い、さて、どうしよう・・・。
 発売当時は予定の立たなかった27日が大丈夫になった、うーーむ、と思っていたところへ、「今、松竹webにいっぱい戻ってるよ!」というありがたいメールを貰って見にいくと、きゃー1階3列のセンターが。あぁぁ、松竹にむしりとられておる、と思いながらもポチッ。

 12日に見た時は4列15だったから、さほど違わないのに、少し中央寄りになるだけで大分見え方が違う気がした。いつも、席への出入りを優先して、あえて通路際を取ったりしてたけど、ちょっと考えた方がいいかな・・・。

 私の左右、つまり私も入れて18~20は一人客でひっそり(めったやたら拍手もしないし)。周囲の賑やかさの中で別の空間を作ってましたわ。というか、後ろのオバチャン2人がうるさかっただけかな(二人道成寺で、いちいち「わぁ綺麗」「すごいすごい」と言い続けてた。他に語彙がないんかい

 それはともかく。今回も上機嫌な吉右衛門を堪能、という感じかな。もちろん一人だけがよかったわけじゃなくて、それぞれに人を得て、盤石。

 二人道成寺は・・・前回、菊ちゃん健闘、と思って見たのに比べると、いっや~玉三郎サマに圧倒されたわ、という一言。あの、観客の視線全てを引き寄せるような目は、この世のものではない、とすら言いたい。
 「恋の手習い」のところ、後ろのおばちゃんコンビも、最初に綺麗と言っただけで、ずーっと黙って見てたしね。

 「ただ頼め」は偶数日が菊ちゃん、奇数日は玉さま、というのを教えられて、偶然とはいえ両方見られてよかったな、と。このあたりになると、ああもう終わっちゃうよぉ、なんてのも思ってしまう。

 所化さんの舞づくし担当は、萬太郎くん。かわいいですねー。いや、かわいいといえば梅丸くんかな。前回も「とんと知らぬ拍子」と言ってたっけ。

 手ぬぐいも飛んできて、(19~20の間くらいの)椅子の下に落ちたのを戴いちゃいました。

 一晩寝て起きた今も、まだ夢からは覚めてない気分だな~。

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2013.05.27

5月は文楽の季節@東京

5月17日(金) 「文楽五月公演 第一部」11:00~
5月26日(日) 「文楽五月公演 第二部」16:00~

第一部:「一谷嫰軍記 熊谷桜の段」三輪大夫/喜一朗 「熊谷陣屋の段」呂勢大夫/清治、英大夫/團七
 紋壽(相模)、和生(藤の局)、玉也(弥陀六)、玉女(熊谷)、清十郎(義経)ほか
曾根崎心中 生玉社前の段」松香大夫/清友 「天満屋の段」源大夫/藤蔵 「天神森の段」津駒大夫・咲甫大夫ほか/寛治ほか 
 勘十郎(徳兵衛)、簑助(お初=天満屋・天神森)ほか

第二部:「寿式三番叟」住大夫・文字久大夫ほか/錦糸ほか
 勘彌(千歳)、和生(翁)、文昇(三番叟)、幸助(三番叟)
心中天網島 北新地河庄の段」千歳大夫/清介、嶋大夫/富助  「天満紙屋内より大和屋の段」始大夫/清志郎、咲大夫/燕三 「道行名残りの橋づくし」文字久大夫、睦大夫ほか/宗助ほか
 勘十郎(小春)、玉女(紙屋治兵衛)、文雀(おさん)ほか

 今月は第一部、二部ともに完売状態のよう。17日も平日なのに「満員御礼」が出ていた。26日は当然、よね。人間国宝の皆様も、全員ご出演で、何はともあれめでたいですわ。

 とはいえ、紋壽さんは私が見た少し前に倒れられた(?)と聞いた。それを知ってると出演されてても、ちょっと気になった(実際、肩で息されてたし、2列目だったので、左か足遣いの方と言葉を交わしてるのも見えた)。病み上がりの住大夫さんはじめ、高齢の方も多いのを改めて実感。だけども、まさに余人を以て代え難し、なんだよね。

 曾根崎心中。H市長(共同代表)が文楽見てケチつけたのは、この演目でしたっけ? 天神森の段だけ出遣いだったけど、天満屋の段も出遣いにしてほしい。そういうのは、何で(どうやって)決めるのか知りたい。

 第一部、呂勢大夫さんがやっぱりよかったなー。2月はなんか(見た目が)「どす黒い」気がしたけど、今回はスッキリ。あーよかった。2列の床近くからだったから源大夫さんの声は「やさしい感じ」くらいだったけど、遠いとやっぱり迫力がない、とか思ってしまうだろうな。

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2013.05.24

母の日(台北旅行、番外編)

Taipei05←真ん中に、起子、と書いてある

 今頃なタイトルでごめんなさい。行ったのがGWだったから、台北でもデパートなどで「母親節」の文字を見ました。やはり第2日曜なのね・・・って、母の日の起源は何だっけ。

 画像は、九份で5分ほどで描いてもらった団扇。描いて欲しい名前をメモで渡せば(名字とか何でもOK)、無地の団扇があっという間にこんなふうに。蝶々もおりますよん。

 先日、岡山に行った際、無事に渡してきました。今回、私が買った物の中では一番の「高額商品」400元でした

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2013.05.22

「田舎の家」問題

Sessyu ←雪舟もなか

 先週末、岡山に行ってきた。実家の土地やら家やらをどうするか、という件で(もちろん母親の顔を見に、というのもね)。どうするか、といっても、売れるような価値のある物ではないの。
 私はもちろん遠くに住んでるけれど、姉だって車で1時間半くらいはかかる所だから、今後、その維持・管理が負担になっていくことは間違いない。

 地方の、それもチョー田舎に実家とか親戚がある人はわかると思うけど、家・田畑・山林を持っててもほぼ何も生み出さない。突然、高速道路が計画されるとか、温泉とか石油(爆)を掘り当てる、なんてことも望めないもんね。古い家は、今ですら(ほぼ人が住んでないから)漏水などに悩んでる。いずれ取り壊すにしても、それには費用がかなりかかるでしょう・・・。

 というわけで、姉妹で、遠慮してるというよりは「押しつけ合ってる」。「私は遠いから何もいらない!」と言うのは簡単でも、それじゃあ「面倒は全部そちらへ」みたいだしね。
 ま、押しつけ合ってる第一は「家」でして、義兄が言うように、東京で地震や2年前の原発避難のような状況が起きた時、行くアテがあるのは心強い・・・のか?

 きょうだいが揉めるのは、介護と相続の時、と言われる。それは義父母の時にも思ったけど、まあどれも無事にやり過ごしてきたし、今回もうまく着地できるとは思う。
 今まで見送った親は3人とも、見事にお金は残さなかったのでそこで揉めようがないのはよかったかも(「お金がなくて土地だけある」というのが揉める第一だそうですが、それは価値のある土地に限るよね)。

 しか~し、そろそろ自分の生活(人生)の収束に向けて、考えるような時期なんだろうか。なんとか遊べればそれでいいや、で生き抜ければ一番いいし、そうなるよう心から願ってる。

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2013.05.18

新・歌舞伎座、初の3階Bから

5月15日(水) 「杮葺落五月大歌舞伎」第2部 14:40~

伽羅先代萩 御殿 床下」藤十郎(政岡)、時蔵(沖の井)、松島(扇雀)、秀太郎(栄御前)、梅玉(八汐)、幸四郎(仁木弾正)、吉右衛門(男之助)ほか 「吉田屋」仁左衛門(伊左衛門)、秀太郎(吉田屋女房おさき)、彌十郎(吉田屋喜左衛門)、玉三郎(夕霧)ほか

 4月はついフンパツして、3階Aにしちゃったので、今月はとりあえず音羽屋が出てない第2部は3階B(7列)から。7列は通路のすぐ後ろだから、気楽に見られた。

 でも、やっぱり舞台までは距離があるからなのか、なんかサクサクすーっと見ちゃった感じ。時間の関係もあるでしょうけど、先代萩、あっさりしてた? みょうに仁左衛門の八汐が印象に残っていて(怖かったのよぉ!)、いつのことか調べてみたら5年前の松竹であった。もちろん同じく藤十郎の政岡。

 吉右衛門・男之助が「ざんねんだぁー」と言った時、(それまでも思い出してはいたけど)はっきり富十郎と思っちゃった。毎月、こんなことがある。そして仁木弾正は、いくら3階から花道が見えるようになったといっても知れてるから、「影」を楽しんだ。うまくできてるね。

 「吉田屋」は2月に見た文楽を思い出しながら。餅つきの滑稽さ(浮かれてる)なんかは、文楽よかったなー。でも、伊左衛門のキャラクターは、歌舞伎なりゃこそ(というより、仁左衛門なりゃこそ、か)。
 ところが、玉三郎が登場して、はぁぁ綺麗 だったのに、なんかそれだけだったな。ま、それだけで充分、ともいえるけど。

 両方に出演してる秀太郎、どちらもよかったよ~。

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2013.05.17

役者・市馬一門

 (市馬落語集にて)

 もっか市馬師匠はテレビドラマの収録中。早朝5時くらいからの撮影があったりするらしい(「落語家は早朝寄席ったって10時ですから」とのこと)。
 何のドラマかというと、NHKのBSで、談志の生涯を描いたものだそう。そして市馬師匠の役は「先代小さん」! 頭の形が気に入られて、ですって。
 放映日はまだ未定みたい。まあね、もっか「絶賛撮影中」だもんね。ちなみに、主役の談志役は、小出恵介→中山秀征→田中泯と聞いた。小出恵介ってほんとですか? 弟子入りしたのが16とかなら、ちょっと年いきすぎ、って気もするけど。

 そして三番弟子で二つ目になったばかりの市弥くんは、来月、「さよならさくら荘」に出演するとのこと(6/18~23日。下北沢「劇」小劇場)。

 ここに来て、また新たな展開、ですかしら。

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2013.05.16

皐月恒例、落語集2夜

5月15日(水)、16日(木) 「市馬落語集 上巻・下巻」 18:45~ 於・日本橋劇場

15日【上巻】 市助・狸の恩返し、市馬・金明竹、ゲスト(大津美子「東京アンナ」)--仲入り--市楽・芝居の喧嘩、市馬・試し酒
16日【下巻】 市弥・悋気の独楽、市馬・小言幸兵衛、ゲスト(コロムビア・ローズ「どうせ拾った恋だもの」「東京のバスガール」)--仲入り--市江・しの字嫌い、市馬・宿屋の仇討
(歌の案内役・林家たけ平)

 15日は歌舞伎座第2部から移動してゆっくり、16日は仕事のあとであせってかけつけ・・・という対照的な2日間。
 15日、受付で旧知のスタッフに、「名古屋から来てるよ!」と言われてビックリ。Mちゃんが思い立って久しぶりに上京してた。あらまあ、ということで、1階の指定席じゃなくて2階の自由席に移って、最前列で並んで聞いてた。私はいつだったか、たしか「通好み」で2階自由席の自由さが気に入っていらい、混んでる会でなければ2階で聞きたいくらいなので。

 16日は到着したときには、すでに市馬師匠の「小言幸兵衛」はかなりいいトコまで進んでた(仕立て屋が家族構成を言うあたり)。鉄砲鍛冶が出てくるサゲは初めて聞いた気がする。

 噺じたいは、15日の方が好きかな。市馬師匠の初高座は、「(いろいろあって)金明竹なんです」とのことで。いろいろ、というのは何か知らないけど、柳家だと「道灌」から、というのが決まりみたいになってるのに、あえてそれではなかったから、なのでしょう。
 というか、私はてっきり「道灌」だと思ってたよ。
 で、いま、落語協会HPを見ても、初高座「道灌」になってるし。私の空耳だったんでしょうか。うーむ、謎だ。

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2013.05.13

夢のような「二人道成寺」

5月12日(日) 「杮葺落五月大歌舞伎」第3部 18:00~

梶原平三誉石切」吉右衛門(梶原)、芝雀(梢)、又五郎(俣野)、歌六(六郎太夫)、菊五郎(大庭) 「京鹿子娘二人道成寺」玉三郎、菊之助、團蔵、権十郎ほか

 今月の歌舞伎はコレ!「二人道成寺」、ということで、1等をフンパツ。友人2人の分は音羽会にお願いして、自分の分はweb松竹で(音羽会に3枚も頼んで、取ってもらえるのか不安だったので)。結果的には、自分で取った席の方がよかったよぉ。(私は4列から見た)

 6時開演だから、その前に銀座松屋に入ってるお蕎麦屋さんでビールとつまみとせいろ。白えびの唐揚げがとても美味しかった。歌舞伎座の30分の幕間には、食べたりしないで、内部を探検しなくちゃね。

 「石切梶原」は、今までこんな前の方の席で見たことはなかった気がする。最後に向かうにつれ、ほんとーに吉右衛門が気持ちよさそうに悠々と。そして、菊パパが大庭なものだから、ものすごく注目してしまった。なんか胆のわからない手強そうな人に見えた。歌六、芝雀の親子は、いつも好きなんだな~。

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2013.05.12

まったり観劇には最適かも

5月11日(土) 「うかうか三十、ちょろちょろ四十」 13:30~ 於・紀伊國屋サザンシアター

 こまつ座 第99回公演
作/井上ひさし 演出/鵜山仁 出演/藤井隆(とのさま)、福田沙紀(ちか/れい)、鈴木裕樹(権ず←ごんず)、田代隆秀(ご家来)、小林勝也(お侍医)ほか

 井上ひさし24歳の時の「幻のデビュー作」。今回、初めて上演される。少し気にはなってたけど、それだけで終わる感じだった。それが、かなり安くなってたので、ついふらふらと・・・。上演時間75分ほどで、雨の休日にはちょうどいい感じ。もちろん席は最後列に近い右サイドだけど、承知の上。意外と見やすいし。

 ただし、これ正価だと6500円。やっぱりちょっと高いな~。せめて5000円以内にしてほしい。いろいろ大変だとは思うけれど。

 さて、大人の出演者は上の5人。あとはWキャストの子役(れいの幼少時代)のみ。東北の田舎、満開の桜の木のそばにある家に一人で住む「ちか」を、とのさまが見初めたところから物語は始まる。ちかもとのさまも、ちょっと浮世離れしたような、おっとりした感じで、東北弁とともにのどかな雰囲気。

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2013.05.11

「おのれナポレオン」で観劇熱が一気にあがる

5月10日(金) 「おのれナポレオン」 19:00~ 於・東京芸術劇場プレイハウス

作・演出/三谷幸喜 出演/野田秀樹(ナポレオン・ボナパルト)、宮沢りえ(アルヴィーヌ・モントロン)、山本耕史(シャルル・モントロン)、浅利陽介(マルシャン)、今井朋彦(アントンマルキ)、内野聖陽(ハドソン・ロウ)//演奏・高良久美子、芳垣安洋

 いやはや。12日が千穐楽、なんですのよ、という10日の観劇は、しかし予想もしない展開の末でした。天海祐希さん急病につき8日と9日は休演、宮沢りえさんが代役に立っての初日。よくまあこんな日のチケットだったもんだ。普通なら8日を取ってるよ、きっと。

 でも、私の周囲(ネットメインじゃなくてリアルに)で、休演に当たった人2人、10日と11日を持ってた人が各1人。明暗が分かれてる。休演になっちゃったうちの1人は、なんと土曜の朝9時から当日券に並んで、マチネを立ち見して来たそうで。
 ほんとに頭が下がります。というか、私にはとてもそこまでのエネルギーはないな、と思うと、尻尾巻いて逃げたい気分にもなってしまう。
 そして、そこまでして(だって並んでる時間のほうが上演時間よりはるかに長いよ)、きっと「見られてよかった!」と思ったに違いなく、そういう舞台を作り上げた皆さんは、すごいと思う。アクシデントがなくてもね。

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2013.05.10

台北旅行、その5(お金編)

(実はまだ続いておりました)

Coin ←下段が台湾の貨幣。左から10、5、1×2

 現在1元(NT$=New Taiwan dollar)は3.2円くらいかな。ガイドブックは2.75円ほどになってたけど。空港で1万円両替して、2900元。これで3泊4日、食事以外は現金払いとすると、ずいぶん余っちゃった。
 再両替ってのも、というわけで、(いつもだけど)最後は空港内で買い物ゲーム。ドロップ45元か、とか計算しながら買っていたら、使い残しは17元。

 財布に日本円と分けて入れてたはずなのに、コンビニでうっかり500円玉のつもりで10元を出してしまい、すぐ見破られましたです←いや、わざとじゃありませんってば。

 いま写真を撮るので初めてまじまじとコインの表裏を見たんだけど、どれも蒋介石の肖像なんだ。

 前に写真を載せたかき氷=160元(もっと安いのもある)
 地下鉄の初乗り=20元、一日乗車券=150元
 故宮博物館入館料=160元

 やっぱり博物館入館料は安い

 食事も日本の感覚からいくとかなり安かったけど、あんまり覚えてない。覚えてるのはハズレだった料理店で、ワインのボトル680元くらい

 ウーロン茶の趣味があれば、凍頂烏龍茶1箱1500元ほどなら、ずいぶん高級品なのでは。

 昔なら定点観測ふうにマクドナルドへ行ったと思うんだけど、なんかあまり気乗りせず。スタバに入ればよかったかな。

*乗り物編、食べ物編ときたんだから、買い物編というタイトルにすべきだった?と思うけど、特に書き残すような買い物してないもんで。・・・そういえば、我が家は全員、買い物があまり好きじゃないかも。私だけは「物を買う」ことは嫌いじゃないけど、その結果、物が増える、荷物が重くなる、ことの方がイヤなので。

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タンゴちゃんを思う5月

 今日、GWの間に亡くなった、夫の前の職場の同僚(同窓生というか同じ研究室でもある)のお通夜でした。夫より1つか2つ、年下なのかな。

 今は職場が違うので、今日少し詳しい状況がわかった。2月ごろに病気(がん)が見つかって、あっという間だったとのこと。原発の病巣もどこか不明らしい。

 それって、私の友人(仕事上の先輩)と全く同じじゃないの! このブログには「タンゴ」としてコメントを寄せて下さってた彼女も、5月に亡くなったんだけど、病気発覚は1月末だった。もう6年前、ということは、ことし七回忌になるんだ。

 月日の経つのはほんとにあっという間だと実感する。
 彼女とは付き合いの長さとか深さということではなくて、ものの見方や取り組み方について、気が付けば大きな影響を受けてた、という感じ。最近でも、お好きだった文楽のこととか、美術展など、彼女だったらどう言ったかな、と思うことがしばしばだった。

 私も悔いのない人生を・・・と一瞬思ったけど、私の場合はやっぱりこんなふうにとっちらかったまま、なんじゃないかなぁ。とっちらかり方に悔いはない、のかもしれないが。

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2013.05.09

わからないなりについていく、長塚圭史

5月8日(水) 「あかいくらやみ 天狗党幻譚」19:00~ 於・シアターコクーン

シアターコクーン・オンレパートリー2013+阿佐ヶ谷スパイダース
原作/山田風太郎「魔群の通過」 作・演出/長塚圭史 出演/小栗旬、小日向文世、白石加代子、原田夏希、小松和重、古舘寛治、大鷹明良、小野武彦ほか

 まずこのチケットを買っていて、後からチーム申の朗読劇を同じ日に入れたのでした。この2つなら、つらくはないだろう、同じ渋谷だし、と。それは正解ではあったと思う(というより、そうしなければ朗読劇は見られなかった)。

 チケットぴあの発券をしておらず、渋谷でぴあかサンクスを探したら、ヒカリエ4階に。でも、なんかわかりにくい所だったよ(建物の外側、って感じ)。で、A席(中2階の左側)というのはわかってたのに、鞄に入ってたオペラグラスを置いて来てしまい、失敗した! 誰が誰やら、すぐにはわからないんだもん。

 ちょっと前にここで見た「木の上の軍隊」は、無駄に最前列だったな~と思うと、逆ならよかったとも思う。そして、天狗党といいながら、主役の小栗旬くんは終戦直後の日本軍の兵隊さんだから、藤原竜也くんと同じなんだよね。よけいに不思議な感慨。

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朗読で宮部みゆきの世界を堪能

5月8日(水) 「朗読劇『お文の影・野槌の墓』」 15:00~ 於・渋谷区文化総合センター大和田 さくらホール

Team申 番外公演Ⅲ ~今、僕らに出来ること~
原作/宮部みゆき(「ばんば憑き」より) 構成・演出/長部聡介 出演/佐々木蔵之介、市川猿之助、佐藤隆太

 前回公演はパルコ劇場だったので、あやうくそっちへ行きそうでした。これ、イープラスで普通に取ったんだけど7列11などというとても見やすい席で、ちょっとイープラスを見直した(席が良くない、という刷り込みが)。

 午前中〆切の急ぎ仕事をギリギリまであせってやったりしていて、ちょっと虚脱状態。大丈夫かな?・・・いやいや、杞憂でした。
 開演15分くらい前に到着したら、あら? ちょうど何かが始まっている・・・Tシャツにラフなパンツスタイルの3人が、ステージの上に。今回の「怪談」にちなんで募集した「体験談」を、1人が1編ずつ読んでるのでした。前説代わり、かしら。

 一度、袖に引っ込んで(5分くらい)、さて開演。上手から、猿之助、蔵之介、佐藤隆太。大きな横長の台に腰掛けて(2つめの「野槌~」では胡座で)。背後にシンプルな画像が。朗読の時は、3人とも白いシャツと黒のパンツでした。(ここからは休憩なし)

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2013.05.08

歌舞伎座の3階でノンビリ

5月7日(火) 「杮葺落五月大歌舞伎」第一部 11:00~ 於・歌舞伎座

鶴亀」梅玉、錦之助、松江、翫雀 「寺子屋」幸四郎(松王丸)、三津五郎(武部源蔵)、福助(戸浪)、亀寿(涎くり)、東蔵(園生の前)、彦三郎(春藤玄蕃)、魁春(千代)ほか 「三人吉三」菊五郎(お嬢吉三)、仁左衛門(お坊吉三)、梅枝(おとせ)、幸四郎(和尚吉三)

 実は旅行から帰った4日、着時間指定で仕事が届いてまして、これがたいそう急ぎなの(しかも内容がトホホなので徒労感いっぱい)。もちろんそうであっても、予定している歌舞伎には行きますとも、だけど、やや疲労気味。

 そんな時は、3階から暢気に見るのでよかったかも。てっきり3階Bを取ったつもりで3階まで上がって、よくよく見たら1列だった。ということは第2部が3階Bだったかな~。とにかく、毎月、1階から見るのは一度だけ、と自分に言い聞かせてます。

 「鶴亀」はまあぼんやりと見てました。白塗りの橋之助がなかなか素敵、などと思いつつ。

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2013.05.05

台北旅行、その4(乗り物編)

*帰りの飛行機では、「愛、アムール」を見始めたものの挫折。懐かしの「アニー・ホール」にしてみた。なぜ昔、こういうのを見て粋がってたんだろう、と思ってるうちに 人生の終末も、若い時代の恋も、今は無縁ってことにする。

 さて、台北で実際に乗ったのは地下鉄と地元旅行社の送迎ワゴン車だけ。ずいぶんな車社会のようで、広い道路をビュンビュン。わりと夜遅くでもバスがいっぱい走ってるし、別に駅前でもないのに、バス停にも人がたくさん待ってる。そしてバイク(スクーター)が、私の目からは暴走してるみたいに見える。迫力!
 日本のような感覚でいると、車は右!というのにギョッとしてしまう。えっ、こう曲がってくるんだ、みたいにね。
 あと、歩行者用の信号は、青信号のとき必ず「残り時間」がデジタル表示される。これ、岡山でも見たことはあるけど(大阪も?)、普及はしてないよね。広い道路で(ホテルの前)、ヨーイドンで渡り始めてもギリギリだったり。なかなかスリリングでした。

Metro01_2 Metro02_2

 ↑左は、地下鉄の案内パンフ(日本語版)と、一日乗車券&切符(トークン)。初乗り運賃は20元、一日乗車券は150元。
 トークンは自動改札のマークのところに当ててピッとやればOKで、出るときはコイン穴のようなところに放り込む。これ、何回も使うんだよね、便利! でも、見た目は子ども銀行のオモチャのコインそのもの。

 右は地下鉄内で撮った、マナー広告というか携帯マナー。「手機通話禮儀」と書いてある。ふーむ、携帯って「手機」なのね。これを読むと、車内での通話は別に禁止されてるわけじゃないらしい。
 むしろ、窓ガラスに貼ってあった「飲食、吸煙禁止」の方が重要なのかも。私は1回、ペットボトルのお水を飲んじゃいました。ごめんなさい。・・・車内で化粧とか、ありえん!のでしょうか。

 そういえば、いっぱい走ってるバスはほぼラッピングバスで、その中で「日本岡山」というのを2回見た。桃の絵やなんかが描いてあった(たぶん桃太郎とかも)。2回ともピューッと走ってるところを見ただけなので、写真が撮れなかったのは残念。

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台北旅行、その3(食べ物編)

 買ってくると決めてたお土産は「竹炭花生」。真っ黒いピーナッツね。漢方薬店などが並ぶ通りで買ったんだけど、すんごい緑の「緑茶ナントカ花生」も一緒に買った。ひらがなで「わさび」とあった。ま、オツマミですね。
 甘い物が大好きなお国柄らしく・・・ホテルの朝食にも甘いパンがズラリ。でも、私は「竹炭パン」「タロイモパン」だよ これは写真を撮るのを忘れてしまった。

 果物が豊富なのが嬉しい。毎朝、スイカやパイナップルをたっぷり食べました。

Food01 Food02

 左はホテルの朝食(もちろんブッフェ)2皿め。実は台湾といえばバナナなのに食べ忘れてしまったのですわ。 手前のグリーンはサラダのところにあった「石蓮花」。葉っぱじゃなくてガクですかね。それと「日本水菜」。
 右は台北松山空港内のラウンジで食べたスイカ。とにかく果物はどれも甘くて美味しかったです。

 ホテルのそばの普通の果物屋さんやカルフールに、巨大なスイカ(まん丸でも楕円形でもない)があって、すごい迫力でした。

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台北旅行、その2(会社編)

 備忘録なので、思い出したことを適宜。

 羽田出発18時25分というのは、ちょうど沈む太陽を追っかけていくのかな。夕焼けの縁取りという感じでとても美しい。そして夜の松山空港に着陸する前、わりと長い間、低空で飛ぶからなのか町のあかりがキラキラ 月並みだけど宝石のようとしか言えない。この時間帯は離着陸どちらも素敵

 さて、台湾の親しみやすさの理由はいろいろあるけど、漢字の国だからというのも大きいね。「大創 39元均一」おおダイソーの100均、とか、「麥富労」これでマクドナルドか、とか。カルフール・家樂福は現地の人が「カラフル」と言ったので、最初何かと思ったけど。
 簡体字の中国と正字の台湾。

 夜、台北駅そばの三越にも行ってみた(リサーチ不足で、近くにここという食べ物屋さんが見つからず、足は疲れるし三越内ならとりあえず安心かと。選んだ店は高いわりにあまり美味しくなかった)。だからといって駅前ビルにある「和民」じゃないよね・・・。

 下は観光地・九份で見かけたクロネコ。海の見える展望台の前にトラックをずっと停めて、この車までは小さいリヤカーみたいなので往復のよう。あたりは坂道や階段だから、これが便利なんでしょう。しか~し、景色を撮らずにこんなんばっかり撮ってる私。(画像はクリックすると拡大します)

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 そういえば、前エントリーのカルフールの写真に、エアコンPRの幟が写ってるけど、「冷気特攻隊」というキャッチフレーズなんだよね。いいのか? 電気製品は「日立」の広告が目立ってた。

 韓国だと必ず「日帝時代」? 中正紀念堂で見た説明文は「日治時代」。植民地政策としては同じだったんじゃないかと思うけど、その後の分かれ道についてちょっと考える。

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台北旅行、その1

 5月1日(水)18:25羽田発→5月4日(土)15:30台北松山発

 ゴールデンウィークに旅行するのは珍しい。というより、ここ何年か、実家の親たちのことがあって、あんまり遠出をしていない(その前は義母ね)。旅先は常に岡山だったような。
 今、母は落ち着いた生活をしているものの、やはり複数の病気持ちで86歳だし(いや、その年齢で持病の2つ3つは当たり前か)、ここで出かけないとまたどこへも行けなくなるかも、と。今回はあまり休みが取れず、3泊4日くらいで行ける所、ということで台北を行先に選んだのだった。
 友人には日月譚がよかった!と言われてた。でも、まるまる観光に使えるのは2日だけだから、欲張らず、とにかくノンビリするのが第一。台北だけで充分ですわ。

 私は2日間、故宮だけでもいい、というくらいだったけども、そういうわけにも・・・というか、現実にはウヒャ~な「おのぼり旅」。九份観光とか、鼎泰豊、問屋街、台北駅周辺などなど、食べて歩いて足が棒。
 翌日、故宮博物院と、地下鉄でその先(突端)の淡水へ。どちらもすごく楽しくて気分上々。

 最後の日は、ホテル近くの中正紀念堂へ。前日の故宮から、いきなり近現代史の世界、だったけど、意外と面白かったな。

 行きたいと思いながらも行けなかった所も多々(国立歴史博物館、孔子廟ほか)、まあ無理はせず。
 街を歩いていても、地下鉄に乗っても、ほとんど緊張しないですむのはいいな~。

 ↓左は泊まってたホテル。大きな交差点の角でした。ネオンがブルーの時と紫の時があった。
 (右)対角線の向こうにカルフール(家楽福)があって24時間営業。ニトリの名前も見える。

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2013.05.03

台北におります

5月3日(金)

 1日の夜から台北に来ています。旅の目的は、故宮博物院がメインで、あとは適当・・・。地下鉄であちこちしてますが、とても気楽ですねー。

 町の中に、セブンイレブンがものすごく目立つとか(ファミリーマートもあるけど)、いろいろおもしろいです。というような話とコメントのお返事は、明日の夜、帰ってから!

*そうそう、来る時に機内で「レ・ミゼラブル」を見たんだけど、ラストのいいところで途切れてしまい、ちぇっ、なのでした。帰りはもうちょっと短いのを見るぞ。(マイ・フェア・レディにしようと思ってたのに、もっと長いからな~)

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2013.05.01

連休前半は映画で〆る

4月30日(火) 「桐島、部活やめるってよ」 於・三軒茶屋シネマ

原作/朝井リョウ 監督/吉田大八 脚本/喜安浩平、吉田大八 出演/神木隆之介、橋本愛、東出昌大、山本美月、大後寿々花、岩井秀人ほか

 去年の映画ですが・・・やっと今、三軒茶屋にて捕捉! う~む、朝井リョウくん原作なのでね。原作本は文庫になったから買ってはいるんだけど、まだあまり進んでいない。

 高校かぁ。もはや息子の高校時代でさえも遠い。
 でも、部活っていろいろあるね。映画に出てくるのは、スーパースター桐島が所属してたバレー部、バドミントン部、野球部、吹奏楽部、映画部、そして帰宅部、くらいかな。

 なんでもできる子って、いるんだよね。運動も勉強もできて、その上美形で、お似合いの彼女(彼氏)がいて。もちろん学校中の誰でも知ってる。桐島もそんなヤツらしい。その桐島が部活をやめたらしい、という噂がかけめぐった金曜日から物語はスタートする。スクリーンに「金曜日」と出る。同じ金曜日が何回も。時を行きつ戻りつして、あっ、つながった。不思議な手法。

 片思いの子とか、頑張ってもできない鬱屈を抱えた子、見るからに冴えない子・・・一人のスターの陰にいろんな生徒がいて、でも皆それぞれ「学校における位置」はわかってる。自分にも他人にも。
 それが桐島が部活をやめる(そして学校にも来ない、電話やメールも返ってこない)ことで、微妙にきしんでいく。

 最後の大波乱に向かって行く感じとか、当の桐島本人は出て来ないところなど、直木賞の「何者」にも通じてると思う。

 「あまちゃん」に出演してる橋本愛(ユイちゃん)、東出昌大(若かりし頃の大吉さん)が主要な役なのも楽しいし、吹奏楽部の部長(大後寿々花)がよかったなぁ。ラストの重要シーンにこの吹奏楽部の演奏がBGMで重なって、迫力だった。

 クレジットの間に流れる主題歌「陽はまた昇る」(高橋優)が、これまたピッタリ!

 25日から始まった私の連休、前半はここまで。よくあちこちしましたワ。後半、明日からちょこっと旅行に行ってきます。

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