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2013.05.09

わからないなりについていく、長塚圭史

5月8日(水) 「あかいくらやみ 天狗党幻譚」19:00~ 於・シアターコクーン

シアターコクーン・オンレパートリー2013+阿佐ヶ谷スパイダース
原作/山田風太郎「魔群の通過」 作・演出/長塚圭史 出演/小栗旬、小日向文世、白石加代子、原田夏希、小松和重、古舘寛治、大鷹明良、小野武彦ほか

 まずこのチケットを買っていて、後からチーム申の朗読劇を同じ日に入れたのでした。この2つなら、つらくはないだろう、同じ渋谷だし、と。それは正解ではあったと思う(というより、そうしなければ朗読劇は見られなかった)。

 チケットぴあの発券をしておらず、渋谷でぴあかサンクスを探したら、ヒカリエ4階に。でも、なんかわかりにくい所だったよ(建物の外側、って感じ)。で、A席(中2階の左側)というのはわかってたのに、鞄に入ってたオペラグラスを置いて来てしまい、失敗した! 誰が誰やら、すぐにはわからないんだもん。

 ちょっと前にここで見た「木の上の軍隊」は、無駄に最前列だったな~と思うと、逆ならよかったとも思う。そして、天狗党といいながら、主役の小栗旬くんは終戦直後の日本軍の兵隊さんだから、藤原竜也くんと同じなんだよね。よけいに不思議な感慨。

 戦後すぐの時期、旬&原田夏希がひなびた温泉宿に行く(この時点で夫婦じゃない)。そこは白石加代子がやっていて、先客の作家(葛河梨池!)と編集者がいる。この旅館が変なところで、どこまで行っても部屋に戻れないとか、迷うとか・・・しているうちに、時空が変わる。幕末の、血の抗争の時代に。

 そこはそれ、山田風太郎の作がもとになってるだけあって、伝奇的というか、何回も死んじゃったり、いろいろあるわけ(めちゃ乱暴な言い方ですが)。でも、うーん、これはなんなの?とか、あまり考える暇もなく、時の壁をやすやすと突き破ったりするのですよ。

 どこが、ということではなくて、台詞が長塚さんだな、と思ったり。私は白石加代子はそれほど得意じゃないけど、こういう作品だと、はまるというのか、大丈夫なんだなー。
 遠いわ舞台の上が暗いわで、役者さんが誰なのかがすぐにはわからなかったり。でも、だいたいのところはわかったと思う。顔がよくわからなくても、伊達さんは声ですぐわかるし。

 次に旬くんが舞台に出る時は、もうちょっといい席で見よう、と誓うのでありました。

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演劇」カテゴリの記事

コメント

すれ違いで、同じで、逆です!
私もA席中2階、右側の一番舞台寄りでした。なぜAにしたのかは覚えてないんですが、舞台寄りを選んだのは小栗旬は近くから見たいと思ったから!でも、かなり見切れる位置だし、近くてもやっぱり暗いし、メガネもあるから、もっと遠い位置の方が良かったかと思ってたところでしたー
ずいぶん前に、長塚圭史作品で、白石加代子と大竹しのぶって芝居を見た時も、白石加代子のハマり方はすごかった記憶があるのですが、この組み合わせはいい感じですよね。

投稿: 猫並 | 2013.05.10 06:02

猫並さま
まあぁ ただの一日違い、というのではなくて、素晴らしいすれ違い。今思い出すと、一般発売の初日、コクーンでなぜか取れなくて(システム上。決済できない)ぴあにしたんじゃなかったかな。でSはもういい席がなくて、んじゃAでいいや、とかなんとか思った気がします。だから左サイドの後方はやむなく、ではあったのです。
そうか、近くても暗いっちゃ暗いんですよね。よしあし、だなぁ。

私は白石加代子と大竹しのぶは、組み合わせだけで恐れをなして(爆)見てないんですが、評判もよかったですよね。次に長塚さんの舞台に出られたら怖がらずに見なくっちゃ。蜷川シェイクスピアとかよりはずっといい感じ。

投稿: きびだんご | 2013.05.10 10:02

久々のコメントです。
春から、また少しずつ観劇に戻っています。

11日(土)、A席の最後列の真ん中で観てきました。個々の俳優の顔はよく見えないけれど、全体がよく見えて、これはこれで良かったです。

長塚さんは、常に「戦争」を気にしてるんだなあと思ったことでした。

投稿: ポンジュース | 2013.05.13 00:43

ポンジュースさま
観劇復活とは嬉しいかぎりです。息抜きにうまく組み入れてね!
「長塚さんは、常に『戦争』を気にしてる」という見方は私にはありませんでした。言われてみると! これからも彼の作は見続けると思うので、意識の隅に置いておこうっと。
次回、葛河思潮社の公演は、ぜったいいらっしゃいますよね。楽しみ 

投稿: きびだんご | 2013.05.13 09:41

きびだんごさま
何だかよくわからない部分も多く、舞台も暗く(笑)、
自分でも消化しきれたとはいい難いのですが、
不思議な魅力があって、今となってはもう1回観たいな
という気持ちになっています(笑)。
7月のWOWOWオンエアを楽しみに待ちたいと思います。

白石加代子さん、合っていましたね。
若いころのおゆんを演じた女優さんとイメージが重なって
「はは~ん、おゆんがこの老婆か」と結構早い段階で
わかったのが、唯一長塚さんに食いつけた点でしょうか(爆)。

投稿: スキップ | 2013.06.07 08:47

スキップさま
私も、もう一回見たい誘惑にかられました。今までそういうのは野田秀樹だったんですが、長塚さんが加わった、というのか、もしかしたら入れ替わるのかもしれません(わかりたいために見る、という意味で)。
いろいろ自分でも説明できないんですけどねー。
WOWOWで放映するんですね! 今から友人に録画を頼んでおきます。

白石加代子さん、あの世界にぴったりはまってました。いやはや
やはり原作を読まないと。

投稿: きびだんご | 2013.06.07 22:25

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