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2013.05.12

まったり観劇には最適かも

5月11日(土) 「うかうか三十、ちょろちょろ四十」 13:30~ 於・紀伊國屋サザンシアター

 こまつ座 第99回公演
作/井上ひさし 演出/鵜山仁 出演/藤井隆(とのさま)、福田沙紀(ちか/れい)、鈴木裕樹(権ず←ごんず)、田代隆秀(ご家来)、小林勝也(お侍医)ほか

 井上ひさし24歳の時の「幻のデビュー作」。今回、初めて上演される。少し気にはなってたけど、それだけで終わる感じだった。それが、かなり安くなってたので、ついふらふらと・・・。上演時間75分ほどで、雨の休日にはちょうどいい感じ。もちろん席は最後列に近い右サイドだけど、承知の上。意外と見やすいし。

 ただし、これ正価だと6500円。やっぱりちょっと高いな~。せめて5000円以内にしてほしい。いろいろ大変だとは思うけれど。

 さて、大人の出演者は上の5人。あとはWキャストの子役(れいの幼少時代)のみ。東北の田舎、満開の桜の木のそばにある家に一人で住む「ちか」を、とのさまが見初めたところから物語は始まる。ちかもとのさまも、ちょっと浮世離れしたような、おっとりした感じで、東北弁とともにのどかな雰囲気。

 ちかには権ずという許嫁がいるし、「こういう生活」で「こういう人生」と地に足がついてるから、とのさまはあえなく振られる。
 その後、舞台は幼い娘れいを抱えて苦労する親子3人、そしてそこからまた10年以上たって、ちょうどちかの年になったれい(一人暮らし)・・・それぞれの時に、とのさまとお侍医がそこを訪ねる。

 なんかメルヘンっぽい? あ、民話みたいなのか。桜だの東北弁だのがよけいそれをかきたてる。でも、それで安心してると足元をすくわれる。チラシには「井上流ブラックユーモア」とあるけれど、確かに苦いものが。

 藤井隆と小林勝也がほんとに役柄にピッタリで、よけいのどかな雰囲気をかもしだしてたように思う。佳品とでもいいたくなるような作で、だからこそ、もうちょっと安くして、年金世代(!)も見やすければなあ、などと思ってしまった。
 
 

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