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2013.06.12

大震災後を描いたミュージカル

6月12日(水) 「アトミック☆ストーム」 14:00~ 於・座・高円寺1

脚本/佃典彦 演出/中屋敷法仁 音楽/斎藤ネコ 振付/北村真実 企画/流山児祥 出演/阿萬由美(舟虫)、塩野谷正幸(上条教授=原子力安全基準委員長)、伊藤弘子(石原都知事)、野口和彦(かぐや)ほか

 何を見に行ってからかわからないけど、流山児事務所から公演のお知らせが来る。これは演出が中屋敷さんだし、見に行けたら・・・というくらいの感じでいた。ちょうど仕事も1本キリがついたし、カンフェティで「当日引換券」を少し安く買えたので、行って来た。内容は東日本大震災後の「近未来」の話で、ミュージカル、というのはわかっていた。でも、劇場は座・高円寺だよ、小さいよねー、と思いつつ。(役者さんは39人も出る!!)

 座・高円寺へ行ってみたら、客席がコの字形に三方に作ってあって、私は上手のサイド席だった(サイドは2列)。んでもって、真ん中の舞台は、ちょっとリングのような感じかなぁ。役者さんは下からも出入りできるし、客席の通路も使う。
 舞台にはちょっと(島のように)高くなってる場所があるけど、それだけ。生の演奏と歌と、ほんとにシンプルで、それだけにどれだけ自分でイメージできるかにかかるのかもしれない。

 大勢の出演者が全員そろって歌ったりする場面もあるけど、基本的には
・3月11日の震災以来、地下で暮らしている(地上の人は全滅したと思っている)小学校2年3組の担任と児童
・原発立国を目指し、現在99基の原発がある日本で、それを推進していく人たち
・核廃棄物は月に捨てられており、そこに管理センターがある
 この3つのグループ。そして、ずーっとボロ船(津波で打ち上げられた)で、流された息子を待ち続ける老女がいる。

 この老女役・阿萬さんの歌から始まる。声も歌も、落ち着いてるんだけど澄んでて。とても素敵!
 いかにも怪しい石原都知事(演歌歌手ですか、な赤いドレス)や、癒着してるっぽい上条教授とか、ダークな世界だけど、「ありそうな話」だったりするのが怖いよ。記念すべき100基めの原発は、お台場に作るんですって。

 廃炉への工程表はあるけれども、それはなかなか進まず、しかし増え続ける地球上の核のゴミは月へ。ここの管理センターにいる3人(ロシア人らしい)が、ちょっとチェーホフ「三人姉妹」でして、「地球へ帰りたい!」のですわ。

 元・東京中央電力社員の沢田という男が、核燃料棒を盗んで上条を脅迫したり、畸形で生まれて研究材料にされちゃう兄弟とか、ほんともりだくさん。小学生たちのシーンがちょっと冗長な感じもした。

 寺島しのぶさんが出演したお芝居(スズナリ)で知った、青蛾館の野口和彦さんは、月に住む不思議なモノの役。不気味さ迫力がすごかったな~。あと柿喰う客の葉丸あすかさんとか、やはり名前を知ってる人が舞台にいると、ついそちらばかり見たりして。

 斎藤ネコさんの音楽は久しぶりだけど、やっぱり好き! 今年はまだまだ聞く機会がありそうなので、楽しみ。

 

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