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2013.08.10

8月10日に思う

 8月10日は父の誕生日。生きていれば満88歳なんだけど、今年1月29日に他界したので、「数え89、満87で没」となった。めでたい88を外してるよ。
 去年、市から米寿のお祝いをいろいろ貰ってたっけね。

 折しも8月。広島・長崎の原爆の日、終戦記念日など、戦争にまつわることが多いので、よけいに父の若い日のことを思ったりする。
 出征したのは昭和20年の2月くらい(というのを、息子が小学校の自由研究で聞いたんだけど、その記録はどこかにしまわれてるらしい)。あと半年あれば、戦争に行かなくてすんだのに。そして行った満州から、シベリアに抑留されて、帰国したのは3年後・・・だったかな。よく覚えてなくてすんません、だね。

 小さい頃には、父の膝の上で、肩から抜けた銃弾の痕を見たり、シベリアに長くいた、というのは聞いていた。でも、だからつらかったとか、地獄だったとか、そんな話にはならなかった。なんだか、坦々といろんなことを受け入れていたように・・・今からみればそう思う。

 動けなくなる直前あたり、ものすごく食欲があって、なんだか妙に太ってた(それまでロマンスグレーのなかなかハンサムじいさんだったのです)。
 70代で「血液どろどろ」「血管年齢90」とか言われても、「今までじゅうぶん生きてきたんだから、今さら節制なんかしない」と言い切ってはいたけど・・・最後に、本能的に飢餓感にとらわれてた、のかもしれない。

 父は、脳梗塞とか心筋梗塞とかの比較的軽いのを患って、結局、長く苦しむことになったのは、皮肉だなぁと思う。「血管年齢90」と言われた頃に戻れるなら、私ももう少し目を光らせてうるさく言うのに。

 今年は新盆。命日は冬だけど、父といえば「夏」だな、きっと。

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