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2013年9月

2013.09.29

「私はかもめ。いいえそうじゃない」

9月11日(水)18:30~/9月27日(金)13:00~ 「かもめ」 於・シアターコクーン

作/アントン・チェーホフ 上演台本・ 演出/ケラリーノ・サンドロヴィッチ 美術/島次郎 出演/生田斗真(トレープレフ)、蒼井優(ニーナ)、山崎一(ソーリン)、梅沢昌代(ポリーナ)、西尾まり(マーシャ)、中山祐一朗(メドヴェジェンコ)、浅野和之(ドールン)、小野武彦(シャムラーエフ)、野村萬斎(トリゴーリン)、大竹しのぶ(アルカジーナ)ほか

 萬斎さん出演の「かもめ」。これは絶対に見なくては・・・だったんだけど、万作の会の先行はないし、シスカンパニー+J事務所だから、先行でのチケット取りが大変でした。申込み電話に17分くらいかかった記憶がある。で、蓋をあけてみるとそんなに苦労することもなかったのでは、という話もあり。
 とりあえず2回確保できたのは、どちらもA席で、1階の左後ろ(Q列/R列の5番)。どうせ2回見るなら違う角度からがいいけど、まあ仕方ない。

 「かもめ」は大きな劇場(ACTシアター:「かもめ」には大きすぎたか)でも、小さなカンパニーでも(あうるすぽっと、シアターイワトなど)見てるけど、料理法はいろいろあるんだな、という感じを持っていた。

 以下、2回見ての感想。

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あまちゃん&半沢直樹

 感想をアップさせてない舞台が3つほどあるんだけど、ちょっと休憩(いつも休憩してるみたいではある・・・)。

 「あまちゃん」最終回。朝日新聞、東京新聞ともに、夕刊の1面に載っていた。いやはや。週刊誌なども、このネタでずいぶんページを使ってたよね。

 私も、最初のうちは週に1回は見逃してて、まぁいいや、くらいに暢気にみてたのに、ラスト1ヶ月は用心して録画してしまった。いっちばん最初に大まかなストーリーを聞いた時には、えー?海女? で、アイドルを目指す?? なにそれ、てなものでしたが、こんな風になるとは。

 単純に楽しめるし、「分かる人だけ」がニヤリなネタもちりばめられてて、それこそ幅広いファンを獲得したんでしょう。週刊文春の最新号には、「あまちゃん」特集の中に「用語辞典」があって、そうだったのか、というのもチラホラ(昔のテレビドラマがネタ元なのは、ほとんどわかってない)。
 でも、そういうのはともかく、あんまり深読みはしたくないな、という気持ちもある。ストレートに「そうだよね」とか、「考えたことなかった」とか、そのくらいで。個人的には、「地方の人」から見た都会との距離感が、すごくリアルだったな、と思う。人生の中で、もはや東京に暮らしてる年月の方が長くなったけど、永遠に地方出身者、なので。

 いっぽう、視聴率上では「半沢直樹」。これ最初は全く見てなくて、途中から1回につき5分前後見てたくらい・・・なのに、最終回を前に少しずつ視聴時間が延びて、最後は全部見ちゃいました!

 これは、トーハクの階段だの、学士会館の部屋だのが使われてる、というのがわかって、まあそれを見るか、だった。原作、漫画かと思ったよ。

 なんかラストには異論があるみたいだけど(でも原作と同じらしいね)、ちょっとしか見てない分、思い入れ(?)もないからか、「そうくると思った!」でした。というか、めでたしめでたしだったら、ぐったりしそうだもん。ひねくれ過ぎ?
 とはいえ、ちょっと思い出しただけでお腹いっぱい。高橋洋くんが出演したらしいのに、その回を見逃したのは残念。

 ついでに。「踊る大捜査線」の映画版、真矢みきが管理官になって出演したのを、テレビでちょこっと見た(放映は過去にもあったから、前に見てる)。この偉そうな「女上司」の描き方がとことん不愉快で、今日は「同じことを男でやれ!」とテレビに向かって言ってしまった。返事を求めたわけじゃないけど、夫は「フジテレビだから」と、思わず「そうだね」と返しそうなことを言ってましたわ。

 

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2013.09.28

秋はやっぱり、お能の気分

9月27日(金) 「代々木果迢会」 18:30~ 於・代々木能舞台

小謡「田村」浅見真高
籠太鼓シテ浅見真州、ワキ森常好、アイ野村扇丞//大鼓・佃良勝、小鼓・観世新九郎、笛・藤田貴寛
狂言「月見座頭シテ野村万蔵、アド野村萬

 このところ、国立能楽堂へも全然行ってなくて、久しぶりにお能を見た。来月もこの代々木能舞台には来るし、「ござる乃座」もあるから、やっぱり秋の到来とともにお能も見たくなる? ま、屋敷内舞台であるこちらは、春・秋にしか会が開かれてないから必然的にそうなるのではあるが(去年も9月の会に来ていた)。

 やはり、この舞台の近さはこたえられません! 早めに着いて3列目に陣取った。座布団に座るけど、足はなんとか大丈夫。危惧していたも逃れ、虫の声が聞こえる中でのあっという間の2時間弱。集中を妨げるものがないのよ。見所なども。

 「田村」を謡われた真高さんは、父と同い年だからなー、と前と全く同じことを思いながら聞いていた。橋掛かりを歩いてこられるのからして時間がかかるけど、老親が身近にいると、「あらゆる局面でひとり」ということの重大さを感じちゃうなぁ。

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2013.09.27

花形歌舞伎を振り返る

9月13日(金) 「九月花形歌舞伎 昼の部」

新薄雪物語」花見、詮議、広間、合腹
吉原雀
 いやはや。大仰なタイトルですが、中身はありません 単に昼の部の感想を書いてなかったなー、と思っただけ。しかももはや忘却の彼方だし。

 新薄雪物語は、今まで機会がなくて見てなかったから、初めてで通して見られる、というのはいいチャンスだった。ま、3階からだけどね。こうして2週間もたってから思い返すと、やはり広間、合腹の場の印象が強い。詮議の場ではちょっとでして(今月は歌舞伎のみならず、けっこう途中でとなったのは、夏の疲れかしらん)。

「三人笑」、口火を切るのでもあり、菊之助が特によかった。染・松・菊の3人で、というところに、すごく今後への思いも強くしたのだった。が、ちょうど菊之助・梅の方がこれから笑う、というタイミングで、携帯電話が それほど大きな音ではなかったけど、狙っても難しそうな瞬間、なんで今でした。
 
 演目的には、「吉原雀」でふーっと気持ちが軽くなって帰れる、というのは一番いいな、と思うけど、踊りそのものは、見てる時からまさにボンヤリと。たぶん来月あたりには見たことすら忘れてるような、そんな感じ。

 今日のタイトルを昼夜込みの花形としたのは、松緑くんの動向がちょっと気になる月だったから。9月開幕の直前だったか、NHKニュース内で花形歌舞伎が出たとき、松緑の名前が抜けてた、というのがちょっとした話題になり、それについては後日、松緑がブログにて自分の希望、と書いてた。
 18日にはBSプレミアムで染五郎を追ったドキュメンタリーを見たけど、その時も舞台に存在しないかのようだったんだよね。

 私はほとんど役者さんのホームページとかブログ、ツイッターを見ていないのに、例外がなぜか松緑。読むたびに「オバちゃん、ハラハラ」とか「そうだったのか」とか、何かしらあって、読み飛ばせないの。彼に比べれば、菊之助なんて真綿にくるまれて日傘さしかけられて・・・みたいなものかな、とか(それはそれで大変だろうけど)。いろいろ来し方なども思っちゃうよ。

 9月、花形で勤めた歌舞伎座は、昼夜の演目も含めて今後を見すえた大事な月だったように今では思っている。
 時間が取れなくて(ついストレートプレイに走ったので)、演舞場に行けなかったのが残念。馬盗人、見たかったな。

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2013.09.25

R&Jの感想を書くのにふさわしい日

9月8日(日) 「ミュージカル ロミオとジュリエット」 17:30~ 於・東急シアターオーブ

潤色・演出/小池修一郎 出演/城田優(ロミオ)、フランク莉奈(ジュリエット)、尾上松也(ベンヴォーリオ)、加藤和樹(ティボルト)、東山光明(マーキューシオ)、大貫勇輔(死)ほか

 ずーっと放置していた「ロミオとジュリエット」の感想。書くなら今、でしょう・・・松也くんの(というより前田敦子の)熱愛がスポーツ紙を賑わせたんだものね。今日は仕事だったから、会社で、日刊スポーツとスポニチを見比べちゃったよ。
 噂が本当なのか、宣伝がらみなのか、?だけど、ウフフと見守っておきましょうか。

 さて、このミュージカルは、松也くんが出演しなければ見には行ってない。だからもちろん、ダブルキャストの、彼の出演日をめざしてた。それに加えて、どうせなら城田優くんのロミオで見たいな・・・目的はほぼこの2つ。日程もそれだけで決めた。

 初演を見た友人から、スマホなどが出てくるらしいことは、なんとなーく聞いてた。ほんとだ!! あっ、ミュージカル版はそもそもフランスで上演されて、その後、宝塚を経て、小池氏が日本オリジナル・バージョンで上演とのことだから、もちろん小池演出のゆえ、なのよね。スマホを使い、フェイスブックなどが出て来て、でも物語世界はヴェローナ(いつの時代の?)だから、うーーん。それらを否定するつもりはないけど、見てる方が無駄に疲労しちゃうよ。

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2013.09.22

しばし三好十郎の世界を生きる

9月21日(土) 「冒した者」 13:00~ 於・吉祥寺シアター

(葛河思潮社 第3回公演)
作/三好十郎 演出/長塚圭史 出演/田中哲司(私)、松田龍平(須永)、長塚圭史(舟木)、桑原裕子(織子)、尾上寛之(省三)、中村まこと(若宮)、江口のりこ(房代)、松雪泰子(柳子)、吉見一豊(浮山)、木下あかり(モモちゃん)

 「浮標」の感動もまだ記憶に新しい葛河思潮社の三好作品。今回は(「浮標」初演と同じく)吉祥寺シアターという小さい空間なのが嬉しい。たまたま・・・(?)「あまちゃん」ミズタクで人気の松田龍平出演で、少しチケットがとりにくかったように思う。
 最近、追加席が発売になったので、もう1回確保してるけどね。

 あえてあまり情報を入れずに、劇場に向かった。1階の受付から2階の客席へ上がる階段にズラリとお花が並んでいる。東京公演2日目だから、お花もまだまだ元気。能年玲奈ちゃんから松田龍平さんへのお花が目立ってたよ。その下の方に、熊谷真実さんからのもあったけど。

 ・・・が、始まってすぐに、ちょっとアララ~と思ってしまったのは、舞台装置が「浮標」と似ていたこと。砂はないけど。これについては、公演パンフレットに長塚さんが書いているのを、後から読んだ。

 「冒した者」も、舞台の上、左右に並べられた椅子に出演者達が座ったあと(ただしその椅子は外側に向いている)、私=田中哲司の長いモノローグから始まる。

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2013.09.21

いざ、与野本町へ

9月20日(金) 「ヴェニスの商人」 13:00~ 於・彩の国さいたま芸術劇場

作/W・シェイクスピア 翻訳/松岡和子 演出/蜷川幸雄 出演/市川猿之助(シャイロック)、中村倫也(ポーシャ)、横田栄司(バサーニオ)、大野拓朗(ジェシカ/シスター)、高橋克実(アントーニオ)ほか

 さい芸のシェイクスピア・シリーズは、見たり見なかったり。これがたとえばシアターコクーンなら、毎回見てるかも。
 今回は、生協でせっかく取れてた11日がダブルブッキングとなって売ったから(K列だったの・・・)、もう見なくていいかな、と思ってた。でも、評判いいし(買ってくれた友人からも絶賛メールが来た)、さい芸のチケットサイトを覗いたら、あらA席(LAというサイド席)が1つ残ってる。20日って、仕事用ににあけてたら暇になった日だし、行くしかない!

 与野本町まで、それほど遠くはないの。問題は駅から劇場までの道よね、と毎回思うよ。駅のあたりに建てられなかったのかなぁ。

 それはともかく。私の一番の収穫は、ポーシャ役の中村倫也くんかなぁ。美しさはもちろん、声がとてもいいし、明るいの。後半どんどん重くなっていくお芝居の中で、ホッとなる部分。彼は前は「友也」だった。「恋の骨折り損」でも女の子でしたが(6年半前だ)、この間の成長を思う。

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2013.09.19

ジャンヌ・ダルクなのに舞台の上はおじさんだらけ

9月18日(水) 「ジャンヌ」 13:00~ 於・世田谷パブリックシアター

(ポストトークあり)
作/バーナード・ショー 翻訳/中川龍一・小田島雄志 演出/鵜山仁 出演/笹本玲奈(ジャンヌ)、今井朋彦(ヴォリック=イギリスの伯爵)、伊礼彼方(デュノア=オルレアンの私生児)、浅野雅博(シャルル=フランス王太子のちの国王)、村井國夫(コーション=フランスの司教)ほか

「ジャンヌ」というタイトルには、「ノーベル賞作家が暴く 聖女ジャンヌ・ダルクの真実」という副題がついている。そして、そんな物語なのに、15人の出演者の中で笹本玲奈が紅一点。ちょっと地味に感じるかもしれないね。「おじさん」好きな私には、小林勝也、中嶋しゅう、といったお名前もうれしい・・・けど、見に行った最大の決め手は、やはり今井朋彦なのでした。(得チケの類も出てるから、ちょっと苦戦してるみたい。それもわかる)

 劇場で配られた配役表には、下半分に「場割」と、百年戦争の勢力図およびその解説が載っていた。これは親切だわね。ちなみに、場割を見ると、前半(第1場~4場)は1429年のオルレアンの戦い前後、後半の5~6場は1429年7月ランス大聖堂と31年の裁判、そしてエピローグが1456年、王となったシャルルの離宮。

 笹本玲奈さんはミュージカルでよくお名前を見てると思うけど、私は初めて。いや、なかなか難しい役だったと思われます。というのも、サブタイトルからもわかるように、フランスを救った乙女、といった単純な位置づけではないから。
 ちょっと「ややこしい」女なのですよ。それは若手が並んだポストトークで、馬場さんも伊礼さんも、「彼女にするには・・・」「連絡先とか交換したくないタイプ」なんて言ってたけど、私も見ながら「友だちにはなれないな」と思ったもん

 そして、実際にはおじさんだけじゃなくて若手のカッコイイ俳優さんも何人もいたのに、「おじさん」が光ってたんだなー。浅野さんの、気弱でわがままな王太子ぶりもよかった。

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2013.09.18

チケット取りにいそしむ

9月18日(水)

 今週はうってかわって暇なのです。つかの間の休息、という感じで。会社へも2日しか行かないし(ただし台風の16日が、そのうちの1日だった)、自宅仕事も急ぎのはナシ。

 こんな時こそ、衣類の入れ替えやら、部屋の模様替えやらすればいいのにな・・・と、ほぼ他人事のように思いつつ、今日は朝から、まとめてチケット取りをば。何回も言ってると思うけど、キャパ極小なので、忙しい時にはほぼチケ取りも頭から飛んでいて、暇になると「あ、そうだ!」となるのです。

 今日、取ったチケットは
*桂文之助襲名披露@渋谷さくらホール(11/20)
*OPUS *エドワード2世←いずれも新国立劇場
*冒した者(当日引換券)

 雀松改メ文之助さんは、「お米とお豆腐」でもおなじみ。上方落語の襲名披露って初めてだから、楽しみだなぁ。

 新国立劇場の2作品は、現在上演中のと次回作と。このくらいの時期にチケットを取れたら、それが一番いいな、という気がする。あんまり早くから取ってると、「しまった!」ということになりがちなんだもん。考えなしに取ってるからか。
 今月見た(見る)「失禁リア王」「ヴェニスの商人」も、公演が始まってから取ったしね。だんだんそうなるかも。

「冒した者」は、三好十郎作、長塚圭史演出という、大好きな組み合わせで、実はすでに前半日程のチケットは持ってる。発売の前後から「あまちゃん」のミズタク人気でなのか、なんか取りにくくなっちゃって、後半日程分が確保できなかったんだけど、今日から「当日引換券」が売り出されたので、つい。

 たぶん・・・これらを実際に見に行く時には、きゃ~お習字の課題が書けてない!とか、仕事の〆切が!とか言ってそう。こんなふうに、チケットまだ買えるかな、いつ行こう、なんて思ってる時が、一番幸せなのかも~。

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2013.09.17

第二部はちゃんと見たのだけれど

9月17日(火) 「九月文楽公演 第二部」 16:30~

「通し狂言 伊賀越道中双六
「藤川新関の段 引抜き 寿柱立万歳」「竹藪の段」「岡崎の段」「伏見北国屋の段」「伊賀上野敵討の段」

 15日の第一部に続いて、第二部を。どうせならあまり日にちをおかずに見たかったからね。
 紋壽さんが病気休演のため、奴助平を勘十郎さんが。勘十郎さんは第一部で平作、この第二部では助平と山田幸兵衛(岡崎の段に出てくる、政右衛門のかつての師)を遣ってらっしゃる。

 最初の「藤川新関の段」は、今後の展開の発端部分でありつつ、ちょっと愉快な場。奴助平が覗く遠眼鏡に三河万歳が見えて、そこから軽妙な「寿柱立万歳」に。そしてまた元の場面に戻る。
 第二部は、徹底的に志津馬&政右衛門の敵討道中で、そこに女性たちがからむ、といったところかな。

 関所破りとなる、雪の「竹藪の段」は、意外と緊迫感がなかった感じ(ここは太夫と三味線は床ではなくて、上の御簾内で演奏)。様式化されてるからかな。御用提灯を持って出てくるのも2人だし。

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女体シェイクスピアははずせない

9月13日(金) 「失禁リア王」 19:30~ 於・吉祥寺シアター

(柿喰う客 女体シェイクスピア 004)
原作/W・シェイクスピア 脚色・演出/中屋敷法仁 出演/深谷由梨香(リア)、内田亜希子(ゴネリル)、杉ありさ(リーガン)、北原沙弥香(コーディリア)、七味まゆ味(エドガー)、新良エツ子(道化)ほか

 今までの女体シェイクスピアは、3作どれも見てきた。それが今回は日程的にダメかも・・・と、ほとんど諦めてた。だけれども。・・・「ミュージカル ロミオとジュリエット」を見てから、やっぱり、様々に変容するシェイクスピアを見たくなって、急遽!無理して!ここに押し込んだ。

 無理して、というのは、まだ感想をアップしてないけど、同じ13日に歌舞伎座で昼の部を見たから。終演後、会社の、利用者があまりいない談話室のような場所で仕事して、吉祥寺へ。なんてったって、翌日の〆切を控えて、ほんとはお芝居なんか見ちゃいけなかったのよ(しかもハシゴで)。とことん馬鹿である。(だから、これらの日々を経て、文楽では当たり前なのよ)

 でもまあ、「失禁リア王」は90分というのはわかってたし、見れば元気になれそう、とも思ってた。プラス、吉祥寺というのも大きいね。

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2013.09.16

もうちょっと万全で見たかった文楽

9月15日(日) 「文楽九月公演 第1部」11:00~

竹本義太夫300回忌記念「通し狂言 伊賀越道中双六
和田行家屋敷の段、円覚寺の段、唐木政右衛門屋敷の段、誉田家大広間の段、沼津里の段、平作内の段、千本松原の段

 今月の文楽は、昼夜で「伊賀越道中双六」! へぇー。今まで「沼津」は何回か見てるけども(沼津里~千本松原)、それ以外は全く知らない。こういうのはチャンスだから見ないとね。・・・でも、配役などを見ても、これはどうしたって第1部にお客さんが集中するでしょ、と思ってしまう。

 住大夫さんや簑助さんが1部なのはわかる。今までもたいていそうだったし。でも、そういう時はほぼ必ず、咲大夫/燕三は2部だったよ。それがまぁ!
 三味線の人間国宝、寛治、清治のお二人も第1部。かろうじて文雀さんが2部だけれど。

 こんな貴重な機会だからと、とりあえずチケットはあぜくら会で2枚取っていた。結局、燕三ファンの友人と一緒にいくことに。
 でも、前日、急ぎの仕事を終えたところへ「陰陽師」+日本酒で遅くに帰宅(といっても日付が変わる前だったはず)、翌朝はやっと起き出したから・・・やはり、見てる途中で、時々意識が 

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2013.09.15

陰陽師、再見!

9月14日(土)

 もともと落語が縁で知り合った、わりと年下の友人と一緒に歌舞伎座へ。趣味の範囲が広くて(私の周りはそんな人ばかり)、あれこれ見ているようだけど、歌舞伎はそれほどでもないそうで。たまに見るなら「いい席」で、という「ごもっとも!」な希望と「陰陽師」が合致したのでした。・・・というわけで、1階5列の9から。

 一度、3階7列から見てたから、前回よくわからなかった所などじっくり見るぞ!と。冒頭の百鬼夜行は、近くから見ても、そんなにリアルにはわからないのね。舞台自体が暗いし、化け物たちも黒っぽいから。まぁ、リアルだと気持ち悪いかもね。かといって、カラフルにすると漫画っぽくなっちゃうのか。

 そうそう、その化け物たちが来るからと、呪をとなえて「結界」を作るんだけど、それは上から見るときれいな星形。後々、この形がまた出てくるから、どこからでも見えるような仕掛けになんないかしら。たいしたことじゃないけど、せっかくだから。

 でも1幕は、全体に舞台上が暗いのと、話がさかのぼったりして、ちょっと大変かも・・・と、若干の人を見ながら。(菊ちゃんが冒頭ちょこっと出ただけで、しばらく出ないのはわかってるしさー)
 晴明の屋敷の場面に蜜虫がいると、ちょっと明るくなるんじゃないかなぁ。

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2013.09.11

今月の観劇

 私の今月のスタートは7日なので、必然的になんだか慌ただしい。その上、来る仕事こばまずで(そらーそうでしょう、また稼がないと!)、やっとこ劇場に通ってます。

 というわけで、8日(日)「ミュージカル ロミオとジュリエット」、11日(水)「かもめ」の感想がいつ書けるか、というところ。

 ロミオとジュリエットで、正統派でも変化球でもやっぱりシェイクスピアを見よう、という気がむくむく起きて、いったん手放していた「ヴェニスの商人」を買い直し(A席が劇場サイトに残ってた)、女体シェイクスピア「失禁 リア王」も画策中。ただし、これは日程の都合上、行けても13日なんだな~。せっかく吉祥寺でやるんだから、ぜひ見たいけれど。

 新国立劇場「OPUS/作品」はどうする、とか、まあそんなことを考えつつ。でも、今月の楽しみは、葛河思潮社「冒した者」だったりするんだけどね。

 というわけで、仕事に戻ります。この後はしばし、歌舞伎と文楽なのですが。

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2013.09.09

「陰陽師」を歌舞伎で見るとは!

9月7日(土) 「九月花形歌舞伎 夜の部」 16:30~ 於・歌舞伎座

新作 陰陽師 滝夜叉姫」作/夢枕漠 脚本/今井豊茂 補綴・演出/齋藤雅文 出演/染五郎(安倍晴明)、海老蔵(平将門)、愛之助(興世王)、七之助(桔梗の前)、勘九郎(源博雅)、松緑(俵藤太)、菊之助(滝夜叉姫)ほか

 夢枕「陰陽師」は、何冊出てるのかなぁ。一時、勢いがついて読んだんだけど、読まなくなるとパタッ。それが最初で、岡野玲子の漫画を1冊(でも、ちょっと趣味に合わなかった)。それから、稲垣吾郎・杉本哲太のテレビ、萬斎・伊藤英明の映画(映画館では見ていない)ときて・・・ひゃ~、歌舞伎ですか!

 久しぶりに原作も読んでみた。うーむ、ちょっと気持ち悪いです。(歌舞伎)冒頭の百鬼夜行は、3階7列からでは、それぞれカタマリにしか見えなかったけど、文字で読むと、うっだし。そこからしてそうなのだから、推して知るべし、でしょう。

 読後感は、(晴明・博雅コンビや道満は自明のものとして)暴れ回る将門のインパクト大。ターミネーターとかの感じ?? それと、タイトルのわりに滝夜叉の出番はそれほどない、などなど。それが歌舞伎になると、うーん、よくできてる。
 こけら落としの花形そろい踏みにふさわしい役まわり。上下2巻から、ストーリーのエッセンスがうまく抽出されてると思う。

 映画だと、特撮の部分があまり好きじゃなくて、その点、舞台の「作り物」感の方が好みだなぁと思う。実は、テレビでも映画でも、晴明はいいんだけど、博雅が・・・との思いがぬぐえなかった。勘九郎も、正直ちょっと違う、とは思うけど、コンビとしてはとても良かった。

 今回は、小手調べで、本番の観劇は14日。花横あたりだから、とても楽しみ。なので、舞台の感想はその後で(というつもりですが、はたして)。

 ほんとは8日の貸切公演に行く権利を持っていて、都合が悪くて知人に譲ってしまった。これに、もし日本古代史(平安時代)を専門分野とする夫が行ってたら、歌舞伎なのに時代考証しちゃってストレスになってたかも(爆)。私ですらつい、「数えで3つ」とはなんだね?とか、「ついほし」って「追捕使」ですか、などと突っ込みを入れつつ見てましたわ。見慣れた演目だと、あらゆる飛躍を受け入れるのに、新作って可哀想

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2013.09.07

日曜日は教会へ

9月1日(日)

 午後からジヴェルニーを訪ねる前に・・・さて。ここはやっぱり、前日に船から見上げたノートル・ダム大聖堂かしらん。
 市内の移動はメトロで。カルネという10枚チケットを買っていた。パリに住んでいたこともある友人には、意外とバスも便利だよ、とは言われてたけど、いやいや難易度高いでしょ。メトロでさえも苦労してるんだから。

 バスティーユ広場を眺めてから、地図を見ながら向かう。このルート選択はちょっと間違いだったかも。日本でもそうなんだけど、地図のどこか一地点しか頭になくて周囲とのつながりが見えないんだよね。
 大聖堂へ近づいていくと、なんだか長蛇の列。えっ、行列してるよ、どうしよう、あきらめるか。そう思いながら正面へ回ると、あら、普通に入ってるじゃないの。フランス語が読めない悲しさ。行列は塔へ登るためのものでした(8.5ユーロ必要)。
 内部では、ミサの最中だけれども、観光客はその外周を普通に見て回れる。あちこちに、8.5ユーロ!の表示も。なので、あんまり「厳か」という気分ではなかった。

 そこからまたフラフラ歩いて、サン・ジェルマン・デ・プレ教会まで。こちらもミサをやっていて、でも見学できるんだけど、それほど観光地化されてない分、見せていただきます、という気分だったな。入り口の近くでは、サックス&キーボードの2人が、長い間、演奏をしていた。

 演奏といえば、メトロ内で、突然、演奏が始まったり、ダンスを披露したり(お金を入れる缶を持って車両内を歩いてた)。あと、日本人が多い駅(ルーブルとか凱旋門とかの最寄り)では、日本語で「スリに注意」とも言ってたな。iPhoneは、すぐ取られるそうで、私はiPhoneじゃないけど、メトロ内で携帯は自粛してました。

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2013.09.06

機内で見た映画

 何しろほぼ半日乗ってるわけだから、映画でも見なくてはねぇ。いちおうキンドルも持ってたけど(機内モードで読める)、あまり使わず。以下に今回見たものを挙げてみる。

行き:モネ・ゲーム舟を編む探偵はBARにいる2
帰り:(華麗なるギャツビー)、奇跡のリンゴ、ビデオ(NHKのダイオウイカの番組)

 絶対見るぞ、だったのは「舟を編む」。沿線のミニシアターで8月上旬に上映されてたけど、機内の上映リストにあることを知って、じゃあ飛行機で、と。なんか途中でちょっと 馬締役の松田龍平と、教授の加藤剛はいいのにねぇ・・・。
 この「舟を編む」と「探偵はBARにいる」は、小説も読んでいた。で、本としては舟~がとても好きなんだけど、映画は探偵~の方がうんと楽しめた。娯楽に徹してるからかなぁ。そうそう、松田龍平くんは、こっちの探偵~にも出演。

 華麗なるギャツビーは、ディカプリオが出てくる前にもはやで挫折。面白そうだったのに、これは疲れてたから、ということに。
 目が覚めてから、さて何を見よう・・・ボンヤリ見られるくらいのがいいかな、と阿部サダヲ&菅野美穂の「奇跡のリンゴ」を。これ、佳品って感じでよかった。どどーんと動員できるような話じゃないと思うけど。主演の2人と、山崎努も素敵、というか、うまい

 あとは、着陸まで1時間余り、ということで、短いのは何かな、などと探していてダイオウイカに。なぜかテレビで全く見てなかった。小さい画面じゃ迫力不足はいなめない。

 帰宅してからは、留守中の「あまちゃん」を、まとめて。テレビを見てもいないのに、ツイートされる感想の類をチラと読んだりしてたのよね。大吉さんっ

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2013.09.05

旅のテーマはモネ(図らずも)

9月5日(木)

Monet ←モネの庭

ただいま~。やっとパリ・オペラ座付近の地理が少しはわかるようになったか、という時にはもはや帰国なんである。帰りのフライトは11時間半くらいだし、眠ってたからそれほど疲れてはない(つもり)。

 今回、事前に、モネが暮らしたジベルニーと、モン・サン・ミシェルには行くことにしていて、それ以外の、パリ市内は行き当たりばったりだった。「楽園のカンヴァス」をとても面白く読んだ原田マハジヴェルニーの食卓」(連作短編集)も読んで、準備OK

 そうしたら、JALの機内で見られる映画に「モネ・ゲーム」が。そういえば、映画評かなにかでチラと見たような記憶はあったけど、ノーマークだった。90分と短いし、早速、見てみた。あら、コメディなのね。しかも、「英国王のスピーチ」のコリン・ファースが出てる。モネの贋作を仕立て上げてひともうけを目論む鑑定士だけど、どうもうまくいきそうにない感じだなぁ。ま、いっぱいお金を出すぞ、という日本人が出て来たりもして(もちろん、ああいうイメージですよ)、うむむ、ではある。

 ジベルニーへは、パリの日本語バスツアーで。午後2時出発で4時間くらいだから、午前中は市内の観光名所へ行って、ご飯食べて・・・まぁ、メリハリはつけられるか。気も抜けるしね。お天気にも恵まれ、睡蓮の池や、色とりどりの花が咲き乱れる庭、住居などを見学。壁には彼が収集した北斎の浮世絵がいっぱい。

 最終日、オランジュリー美術館から対岸のオルセー美術館と巡って、ほんとにモネをたくさん見たなぁ。小説とはいえ、「ジベルニーの食卓」で、オランジュリーに展示することになったいきさつなども書かれてたから、さらに想像がふくらんだのだった。 

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2013.09.02

パリのお上りさん

パリのお上りさん
8月31日(土)

前日は、へとへとになってパリまで来ただけなので、今日が観光1日め。
オペラ座界隈を散歩し(ホテルがこのあたり)、ルーブル美術館からエッフェル塔を見て、セーヌ川を船で観光する、という、典型的コースでしょうか。

しか〜し、1日めにして、地図を見ることを放棄。もうワケわかりません。
が、怪我の功名と言いますか、うなぎの野田岩を発見しました。
息子が幼稚園時代になついていた先生が、野田岩のお嬢さんだったのです。

小さな事件はいっぱい。中では、ルーブルからエッフェル塔に行く時、メトロを間違えて逆方向に乗ってしまい、次でおりたら、ホームで捕り物に遭遇!!
追っかけてたお巡りさん3人は、ローラースケートなんですけど……。連れてかれたのはティーンエイジャー5人。なんなのぉ?
駅も薄暗いし、真昼だけどぎょっとしちゃった。

お昼を食べたカフェでは、あまりのボリュームに目が点。
私が食べきれるはずもなく、大量に残したら、お持ち帰りにされちゃいました!! ふぇ〜ん。

てなわけで、歩きすぎの一日。
パタッと早寝しようっと。

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